愚民党は、お客様、第一。塚原勝美の妄想もすごすぎ過激

われは在野の古代道教探究。山に草を踏み道つくる。

鈴木朝湖展

2005年11月06日 | 美術

個展案内をアパートの庭、コンクリートの上に生える植物生命体に置いて撮る。



すどう美術館
http://homepage3.nifty.com/sudouart/index.htm

鈴木朝湖の正体
http://www.h5.dion.ne.jp/~tomomi42/sub0.htm

現代美術・鈴木朝湖さんの個展を銀座のすどう美術館でみてきた。
版画という鈴木さんの新しい領域展開だった。

前回の紙と線の表現はすごかったという強烈な印象を思い出す。

その前は鉄線による作品だった。
その作品は舞踏や、パルテノン多摩での「100年気球メトロポリス」の
オープニングや、横浜桜木町ランドタワー下での舞踏でのオブジュとして
登場した。

その前の作品、コンクリート打ちの「雨の記録」シリーズのオブジュは
とりふね舞踏舎「さんげったん」で
天の岩戸で登場している。

自分がはじめて鈴木さんの作品に出会ったのは1992年である。
その後、自分が参加した遊行舎の演劇や
とりふね舞踏舎の作品形成に協力してもらい
ものすごくお世話になった。
感謝してもしくせないほど、お世話になった。

今回は銅版版画形態の作品である。
銅という古代からある金属板に時間が刻印され、
時間は版画として登場する。

美術とは生命潮流であるとあらためて実感した。
自分が住むアパートの南側の箱庭はコンクリートである。
そこに9年前、塗装外装の営業の仕事をしていたとき、出会った
お客様の旦那さんから鉢に入った植物をもらった。

サボテンという砂漠でも生きる植物であろうか。
コンクリートの上にすこしづつ増えていくのである。
葉が落ちればそこから芽が出て行く。強靭な生命力に感動した。

今回、鈴木朝湖展に行き
「表現者とは強靭な生命潮流である」と思いを新たにした。