いか、イカ、烏賊

週に1度しかない貴重な休みは、ぜ~んぶ船の上。いか、イカ、烏賊。10本足に嵌まってしまったサラリーマンのブログ…。

「昭和の日」の烏賊ちゃん狩り-後編

2007-05-01 08:15:59 | 烏賊族(マルイカ)
気持ちの良い日並みの中での第1投は、見事全員空振り。

続く第2投も、全員のアドレナリンが届かず、これまた見事に全員空振り。

桶に水が流れないのです。

久里浜沖の大船団は、マダイ船団は全く動かず(当たり前ですが・・・)、烏賊狩り船だけが何回も旋回を繰り返す。

また例の「好天」+「大入り」=「(釣果が)絶不調」の公式が、こんどは頭の中を回りはじめる。

みんなが焦りはじめた頃、待望の釣果第1号は、なんとHさんがオモリの下に付けたサバ餌に飛びついたトラギス。

今日の潮は、15時頃まで上げで悪くないはずなんだけど・・・。

中には他へ走る烏賊狩り船もではじめる。

最初にアタリがあったのは暫く旋回を繰り返した時、明らかにムギという比較的広いタナの指示がでて、その指示タナの上限までシャクリ上げた時だった。

一番下の焦げ茶スッテに、ムギちゃんが1杯しがみ付いている。

他にも何人かがこの流しでムギちゃんをゲットも、まだ大半が乗り無し。

船長もようやく諦めて「キントキを釣りに行こう!」と、何隻かと一緒に剣崎へ。


(剣崎沖へ向かう中、寂しく風に揺れるムギちゃん1枚)

しかし、ここでもキントキどころかマルちゃんも拝めず、何人かがムギちゃんを拝んだだけ。

お昼ご飯を食べながら、更に金谷沖へ向かう。

ここにも烏賊狩り船が終結するが、船団が大きくバラけていて、モチベーションがあがらない。

ただ、どうもポツポツながらマルちゃんがあがっているらしい。

朝の第1投と比べると明らかに鈍い動きで、みんなでシャカシャカとシェイクする。

やがて、ポツポツながら「乗った!」の声とともに待望のマルちゃんが。

ここまでオデコだった烏賊名人のSさんもマルちゃんを2杯ゲットし、これで船中オデコはなくなるが、まだ誰もツ抜けしない寂しい状態。

今度は、館山で「ムギの群れ有り」の情報で船を飛ばす。

ブランコ→直ブラ→ブランコ→直ブラと交換してきた仕掛けを、今度は11cm&スッテの直結に替える。(竿も電動も直結用にチェンジする)

久しぶりに気合を入れてシャクリ&シャクリするが、私を含めて何人かがムギちゃんを掛けただけ。

なんとこの時点でもツ抜け無しで、私もムギちゃん2杯という悲惨な状態。

船長もこうなると意地で、最後の砦の富浦猪瀬ヘ走る。

30~40mの浅タナなので、もう一回直ブラにチェンジ。

そして、3回ほど回った時、今日初めての重~い感触。

6本仕掛にマルちゃん2杯とムギちゃん1杯、そしてマルちゃんのゲソ1本。

これでようやくマルちゃんのオデコから脱出。(ムギ3杯にマル2杯で計5杯。ムギの沖漬けどころではないですね)

そして船中もトップ(いつも真っ黒顔の釣り好きTさん)がようやくツ抜け。

ここで1時間ほど粘るが、何杯かポツッと捕れただけでタイムアップ。(結局、私は5杯で、Tさんが13杯のトップでした)

他の船も悲惨だったらしく、ツ抜け無し、オデコ有りが何隻かあるという結果。

やはり、絶不調の公式は生きていたのでした。

結局、大漁はお客さんが沢山の船長一人という結果で、その船長が帰り際に「明日は多分捕れるよ(来ない?)!」だって。

次は6日だけど、実は家の日曜大工仕事が溜まっていて、釣り並みのアドレナリンを噴出さないと終わりそうも無いんです。