いか、イカ、烏賊

週に1度しかない貴重な休みは、ぜ~んぶ船の上。いか、イカ、烏賊。10本足に嵌まってしまったサラリーマンのブログ…。

私の直結の問題点-1

2007-07-31 08:15:08 | 烏賊族(スルメ&槍)
我がT丸の直結軍団長Aさんは、同じ烏賊狩り船O丸のK氏と並ぶ直結スルメちゃん狩り名人。

スルメちゃんだけでなく、槍ちゃん、マルちゃんのどれでも直結オンリーの筋金入り。

アリゲーター製のオーダー直結竿にダイワの750MT、仕掛けは濃い青の14cmピッカピカ・ズノ(T丸では何故かキラキラ・ヅノと呼ばれています)だけ20本を7、6、7の3段投入器一杯にセットしている。(このピッカピカ・ズノは生産量が少ないのか、どの店でもいつも品切れ状態。直結軍団の2人は、チェーン店のCに入荷すると箱買いするそうで、2人の近くの支店はいつも品切れなのです。)

以前15杯掛けをした時に、そのピッカピカ・ヅノのカンナが伸されてしまい仕掛けごと無くしてしまった苦い経験から、今は必ず14号ラインとカンナの部分を瞬間接着剤で固定し強化しているんだそうです。

このAさんのシャクリは、以前アップした我がT丸の船長仕込みながら、船長のシャクリとは明らかに違うように見えます。

船長のシャクリがどちらかというとリズミカルでパワフルでアップテンポな感じ(実際にハイスピードで巻き上げる)なのに、Aさんのシャクリは一見するとスローテンポで仕掛けを引き上げる感じなんです。(後日、照れ屋のAさんの動画アップにチャレンジしますが、実はこの前の船長動画の後方でシャクッているのが副軍団長のWさんで、Aさんに似ています。)

そういえば、AさんのライバルO丸のK氏のシャクリもこのタイプ。

表現は悪いですが、K氏のシャクリを遠くから見ると「ドジョウ掬い」に見えてしまうのです。

Aさん同様の大型リールをゆっくりと下から上へ、しかも手前から前方にシャクっていてローリングしているように見えるんです。

いずれにしろ、2人の共通点はゆっくりとしたペースのシャクリなこと、そして大型リールを使ってツノの数が多いことです。

そこで私との比較。

ツノの数と種類に関しては、種類はピッカピカ・ヅノと全く一緒で、数も15本なのでけっして少ない方ではないはず。

5本違うと8m程の差がありますが、極端な差と言うほどではないと思うのですが・・・?

そうすると、あとはシャクリの仕方か大型リールと中型リールの差ということになるんです。

そして、この答え(多分という前提のうえですが・・・)は、一昨日の帰路、AさんとWさんとの船上ミーティングにありました。

22日(日)の釣果

2007-07-30 08:06:52 | 烏賊族(スルメ&槍)
参議院選挙の日、「たぶん今日は空いている」などと思って来た烏賊狩り人が12人で、みんな「いつもより多いじゃない」。(夜8時までの投票時間に、サービス業者は感謝しなければ・・・)

21日(土)は、フルコース(富浦⇒館山⇒剣崎⇒金谷沖)でトップが24杯、「今日も多分フルコースだね。でも水も澄んでるし凪だし、釣りやすいよ」と船長。

まずは21日同様、富浦沖から開始。

私は好きな左舷ミヨシの2番手で、1番手は体力派でトップも良く取る鉄工所のTさん、直結軍団はいつものように右舷ミヨシの1番手&2番手。

この4人に仲乗りMさんの5人が直結で、他の7人がブランコ。

いきなり右舷大艫のベテランOさんが4杯掛けでスタートするが、他は1杯掛けが2人。

次の流しで、またもやOさんがブランコで6杯掛けをするが、あとは1~2杯が数名で、私はオデコのまま。

3回目の流しで直結軍団長が7杯掛け、隣のTさんも2杯掛け、しかし私は相変わらずオデコ。

私は14cmキラキラ・ヅノの15本仕掛けで、しかも直結軍団同様、濃い青が12本の勝負仕掛けなのに・・・。

まだ半数以上がオデコなので、僚船のいる剣崎沖へ走る。

剣崎沖では、直結軍団長の9杯掛けがあった以外に派手な乗りはなかったが、ポツッポツッと全体的に乗りがある。

釣り開始から2時間あまり、私にもようやく乗りがはじまる。

ただし、4杯掛けが1回で、他は1~2杯掛けばかりで釣果が伸びない。

先週の24杯よりは明らかにペースが悪い。

午後、僚船よりの連絡で金谷沖へ。

最後の移動に期待をするが、2杯掛けて終了。

結局は18杯で、トップの軍団長Aさんの47杯の3分の1。

お馴染みさんが10杯台だったので、けっして少ないわけではなかったが、副軍団長Wさんも35杯なので、私には何か問題がある。


PS:剣崎沖でのこと、船の周りをシイラちゃん(メス)が泳ぎまわっていて、掛けたスルメちゃんをパクリ。

Tさん、直結軍団の2人、それに私の4人の計4杯が犠牲に。

そこで船長が、スルメちゃんの肝を餌にシイラを狙う。

水面下約1m、まんまとシイラちゃんは罠にはまり御用となる。

取り込みまでの5分間、シイラ独特のジャンプを見せながらスルメちゃんを吐き出す。

みんな「あれが俺のだ!」と叫びながら、寸暇を楽しんだ。


(欲張ったシイラちゃん、あえなく船長の御用に・・・)





22日の釣果

2007-07-23 08:20:31 | 烏賊族(スルメ&槍)
台風で3連休、21日(土)は仕立てだったので、さぞや超満員か?と思っていたが、お客様8名に仲乗りMさんの総勢9名。

いつものメンバーなので、いつもの釣りの話をしながら洲の崎沖へ。

相棒は、我がT丸の船長と同じ虎キチのK丸。

何とタイガースの球団旗が船上になびいている。(T丸の船長は、車のMDが六甲颪と選手の応援歌、それに球団のシールが操舵室に貼ってある)

洲の崎の釣り場はこの虎キチの2隻だけで、あとの烏賊狩り船は富浦沖へ。

投入の合図で160~180mのタナへ。

ところが、誰も当たらず。

そして旋回中に僚船から無線で、富浦沖で当たっているとのこと。

洲の崎から富浦へ急遽Uターン。

遠目では船団ができており好調がうかがえていたが、近づくにつれて船団がバラケはじめる。

無線からは「終わったよ!」だって。

1時間ちょっと遅れで、ここから戦闘開始。

私はサバ欲しさの直ブラ仕掛け、他はブランコ2名に直結6名。

スルメちゃんはポツッポツッていう感じで、鈴なりがない。

しかも、スルメなのに巻き上げ中に外れる。

「今日の烏賊は掛かりが悪いですよ!(追い乗りさせるための)巻き上げでシャクリをいれると外れるのが多いんですよ。」と直結軍団長のAさん。

直ブラの私でも、巻き上げ途中のシャクリで何杯か外れたくらいだ。

型もムギ、ニセ、スルメとバラバラ。

そして、肝心のサバが掛からない。

他のブランコさんもゼロの状態が続く。

昼過ぎになりサバをあきらめ、直結に変更する。

やっぱり直結の取り込みの方が面白い。

しかし、スルメちゃんは相変わらずポツッポツッ。

最後のほうで4~5点掛けが1回あったきりだ。

結局、釣果は24杯。

トップはいつも通り直結軍団長と副団長の34杯。

来週は直結一本で行こう!




直ブラ

2007-07-21 08:24:14 | 烏賊族(スルメ&槍)
今日の釣果はどうだったんだろう?

今は、スルメちゃんもあるけどタチウオも好調のようで、深川のY丸のYさんがジギングで束近く釣ったとか。

ご隠居さんのブログもマルちゃんからタチウオに移りつつあるようで・・・。

私も台風前の8日(日)は、船長に「途中でタチウオを!」とおねだりをした。

「模様が良ければやってみよう!」・・・ということにはなったけど、それほどの模様でもなさそうということで、結果的にはパスになった。

明日(22日)も当然おねだりをするけど、どうなるんだろう?

烏賊命の船長なのであまり期待はできないが、とりあえずジギングと直ブラの用意をした。

つまり、ジギングと餌釣りの両方をやるつもりなんです。

そのためにはサバ調達用の直ブラも、ということに。

最初はブランコでとも思ったが、シャクルのが面倒で、結局は横着な直ブラに。

久しぶりの直ブラ作りは、最近は直結ばかりだったので結構新鮮で楽しい。

作っているうちに「28日の家内のテニス仲間がやるバーベキュー用のサバも・・・」なんて考えたりして、結局は15本仕掛けになってしまった。

いつもは迷惑なサバちゃんだけど、今回だけは歓迎ということで・・・。


PS:船長に今日の釣果と明日のタチウオの件を問い合わせをしたら、今日は烏賊仕立て(但し、半数以上が貸し竿)で釣果は内緒、明日は洲の崎直行なのでタチウオは無しということに・・・。残念。





地震

2007-07-16 15:50:19 | その他
新潟でまた地震。

しかも中越地震とほぼ同じ地域、柏崎市と長岡市だ。

同じような地域で2度も続くなんて・・・。

柏崎には、私の従兄弟の子(本家の家長の長男)が高校教師で赴任しており、本家に電話確認すると無事とのことで一安心。

私が小6のときに経験したのが、給食が終わった直後に起きた新潟地震。

4階建ての小学校の4階が6年生の教室で、大袈裟ではなく、教室の端から端まで机にしがみ付いたまま振り回された。

揺れが収まって校庭に全員が集合すると、こんどは屋上にいた先生が「津波が来るぞ!急いで屋上に上がれ!!」。

全員が4階と屋上に避難すると同時に、洪水が校舎の1~2階にまで上がってきた。

家には暗くなってから、消防団の船で帰った。(家が帰れる状態か調べているうちに夕方になっていたようだ)

高台にあった家は洪水の被害には遭わなかったものの、市内の大半の家屋が床上浸水していた。

海の近くにいた人によると、海水が50~70m近く引き、その海水が信濃川を逆流してきたとか。

大自然の怖さを知ったが、実は被災直後よりも暫くしてからの被害のほうが大きいことがわかった。

この洪水の中を歩いたのがもとで破傷風になり亡くなった同級生や、家屋が全壊状態になり失意で自殺した方など、様々な後遺症が残った。

災害の対応が、スピードだけではなく長期間に渡って必要なのが頷ける。

私にもできることは協力するつもりだ。


烏賊釣り小道具

2007-07-12 07:53:10 | 烏賊族(スルメ&槍)
仕事の途中で立ち寄った池袋のJ屋に、こんな指サックがあった。

値段は380円(?)くらいだったので、さっそく2個購入。

家に帰って来て、紙製の手形のPOPツールからサックを外そうとしたら、何と裏側の一部が取れてしまった。




「アレッ!?」って感じ。

もう一つの方は何ともなく外れた。

シリコンみたいで、ゴムサックに比べてとても軟らかく、使い心地は良さそうなのだが・・・。

万一、多点掛けの最中に「ペロッ」なんて取れてしまったら・・・。

たまたま不良品なのか、お客が引っ張ったり伸ばしたりして弱っていたのか、それとも????

使い良さそうだけに、何か勿体無い。

8日(日)の釣果

2007-07-10 08:05:38 | 烏賊族(スルメ&槍)
船長の動画を撮るミッションの8日。

釣り座は当然左舷の2番手か3番手。

幸いに艫志向の方が多く、運良く左舷2番手に。

左舷のミヨシは直結軍団のWさん、3番手は仲乗りMさん。

今回は乗船10名の内、直結5名にブランコ3名、それに手釣り2名という面白い組み合わせ。

久しぶりのバラエティー釣行だ。

いつものように金谷沖、と思ったら2~3回程探索して富浦沖へ。(直結軍団長のAさんはスッテの仕掛けから、あわててプラヅノの仕掛けに変更)

私は、撮影ともう一つの目的の当りスッテ探しのため、プラヅノではなく各種スッテの15本仕掛け。

上げは10時までなので、とりあえずは早い時間が勝負。(但し、ず~っと日曜日は貧果続きで・・・)

第1投目、ほぼ全員がスルメちゃんの顔を拝む。(最初は2杯で、再投入で1杯の計3杯)

濃青、黄&茶のガス巻き、それにピンクにショッキングピンクのウィリー糸。

このウィリースッテがオリジナルで嬉しい。

但し、ウィリー糸がもう解れている。(ひょっとすると泡つきが良くなるかも、の予感)

それからは、ポツッ、ポツッと乗るが、1杯掛けでしかも空振りの流しも多い。

スッテは、蛍光イエロー、ピンク、濃青と続く。

手釣り組も反応無く、旋回と仕掛けあげの合図が早く苦戦、数杯の状況だ。

剣崎沖に場所を変えても状況は変わらず、ほとんど掛からない。

結局、トップは直結軍団のA&Wコンビが25杯の同数で、私は半分の12杯、手釣り組は4杯の貧果。

12杯では当りスッテも何もないが、結局は何も巻かないスッテにほとんどが乗り、金ラメや補修糸は駄目そうということだけはわかった。

糸はそれ相当に細くなければ駄目みたい。

やっぱり泡のつき方が、細いほうがいいのかなぁ・・・。







8日の船長のシャクリ

2007-07-09 14:36:35 | 烏賊族(スルメ&槍)
8日(日)は「雨が激しく降らなければいいな」なんて思っていましたが、思いが通じたのか、雲はそれなりに残っていますが、「雨が激しく・・・」という天候ではありませんでした。

ふだんは、風はNG(釣り辛いから)、雨はOK(船長には申し訳ないが、お客さんが少ないので釣り易い)なのですが、雨が激しいと実現できないことがあったから気をもんでいました。

そう、ご隠居さんとのお約束、我がT丸の船長のシャクリの動画撮影があるからです。

船長には、事前に言うと「勘弁してよ!」という雰囲気になるのはミエミエなので(本当に照れ屋なんです)、船が出る直前にあえて皆の前で頼んだのです。

船長は、「(私がやっても)一緒じゃない!」とか、「Aさん(直結軍団長)に頼んでよ!」とか抵抗しましたが、皆の「いいんじゃない船長」という後押しで、結果OKということに。

事前に電話で頼まないという作戦勝ちです。

とは言っても、皆の釣りの邪魔になってもということで、潮止まりの時間帯に声を掛けることにしました。

そしてこれがその時のムービーですが、私の携帯のものなので画像の質はご勘弁です。

最初は、シャクリ上げるように入りますが、この前書いたように、シャクリ下ろす時に力を込めというか、下へ押し出すようにします。

そして、上げる時は、その反動と電動の巻上げを利用して竿を戻します。

ですから、動きがスムーズでリズミカルになるのです。

逆に、シャクリ上げる時に力を入れると、荷物の引き上げ動作になってしまい、ツノが踊らず単調な動きになるだけでなく、身体も疲れてしまいます。

このシャクリだと、四捨五入すると還暦になってしまう私でも、150号オモリ+中オモリ30号で一日中シャクれるわけです。

一見するとシャクリ上げているよう(荷物の引き上げ動作)に見えますが、以上のような動きなのです。

もう少し表現力があれば、もっともっとわかり易いのかもしれませんが、実際にやってみると意外と簡単にできます。

我がT丸の直結軍団長Aさん(スルメでは竿頭率90%です)や、O丸のKさん(この方もほぼ竿頭率100%です)など、楽そうに見える烏賊名人はこのシャクリです。

Aさんも船長に負けず劣らずの照れ屋さんですが、チャンスがあったら動画を頼んで見ます。


直結仕掛け

2007-07-05 08:43:36 | 烏賊族(スルメ&槍)
8日(日)は、1日に実験できなかった当りスッテ探しをする。

今までは12本だったが、今度は15本の仕掛けでやってみようと思う。

とりあえず試してみたいスッテを勢揃いさせることにした。

ガス巻き糸、ラメ、補修糸(太糸)、ウィリーなど、とりあえず身の回りにある物は全種類使ってみた。



一応、写真右手をオモリ側にしようと思っているが、まだ一部並び替えがあるかも・・・。

しかし、こうして見てもレッドヘッドを除いて、同じスッテなのに大きく見えたり小さく見えたり・・・。

スルメちゃんにはどう見えてるんだろう・・・?




直結のシャクリ

2007-07-04 08:15:20 | 烏賊族(スルメ&槍)
スッテやプラヅノには無頓着な船長だが、シャクリにはうるさい。

そして、直結初心者には必ずといっていいほど、ぶっきらぼうながらもレクチャーをする。

「シャクリ上げちゃ駄目だよ!送り込む(落とし込む)ようにするんだよ!」

こんな感じのレクチャーなのだ。

シャクリというくらいだから竿をシャクルのが当たり前、普通はこんな気がする。

また、シャクル姿を見ていると、ほとんどが竿を文字通りシャクリ上げているように見える。

でも、それだとツノがうまく踊らないというのが船長の持論。(この前のマルちゃんのTVのように、水中映像で見てみたいですね)

竿を送り込むというのは、一定の高さから竿(=仕掛け)を下へ落とす、そして電動で巻き上げながら元の高さに戻す、こんな感じなのだ。

力の配分でいうと、落とすほうが主で巻き上げるほうが従、こんな表現でいいんだろうか。

もうひとつ例えていうと、井戸水を汲み上げる動作に似ているような気がする。

ハンドルを押して(下げて)排水し、ハンドルを引いて(引き上げて)給水する、あの今は滅多に見ない汲み上げ井戸。

ハンドルを押しときは力が必要で、ハンドルを引き上げるときは軽い、あんな感じ。

実際は、竿を戻すときも電動を使っていても、重い仕掛けを引き上げるわけだから、それなりの重さを感じながらシャクッているように見える。

これはやってみないとわからない。

ただ、このシャクリを覚えると、リズミカルにしないとできないことがわかる。

シャクリ方を見ると、どちらのシャクリをやっているかが一目でわかるようになるのだ。

身体全体を使ってリズミカルにシャクッている人は船長推奨のシャクリ、グイーッと力強く引き上げている人は船長がNGを出すシャクリ。

他船でリズミカルなシャクリをしている人は、ネットの釣果を見ても竿頭というのが良くわかる。