■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ 3D

2012年04月10日 | ○ Weblog




 2D-3D変換について書きましたが、この最大のメリットって

 【 既存のソースだと立体に出来ますよ! 】


というコトですね。つまり、3Dテレビとかディスプレイで見る
場合において、その機材が用意している示唆調整機能よりも立
体感のあるソレにできるということです。

 流石に、トランスコード処理が一回入るので、元のソースそ
のままって訳ではないですが、3Dテレビやパネルなどが行う調
整機能よりも視差を大きく付けれるのでそのメリットはありま
す。

 例えば、こんな内容。自分が所有している自分しか見ないよ
うな映像ソースってありますよね。アレを3D化できます。

 例えば、アナログ時代って個人所有の録画番組とかってフ
ツーにコピーコントロールがかかっていない状態ですから、
それを販売だとかネットに流すと問題がありすぎるんだけど、
個人が見る分に関しては問題はありません。

 これは、その昔VTRが普及する前にソニーが


 【 著作権を侵害するものではなく、見逃したものを
   保存する機材なんだ 】


という内容で勝訴したのでこの利便性が今も存在している 
のですが、そうした時代のソースと言うのはPCでDVDにまと
めたり圧縮率が高いので容量を食わない


 ■ MPEG-4 AVC/H.264
 ■ VC1
 ■ WEB-M


とかにエンコード(アナログソースをデジタル化して符号
化するのがエンコードです。アナログ入力のモノがソレに
該当します。)するコトも可能(こっちのほうが物理的な
劣化はないからねぇ...。)だったりします。

 とりあえず、デジタル時代の定石として


 【 基本は磁気記録なので磁気が当たるとDATAは
   消去される 】


という特性があります。なので、物理的劣化はそれ程酷く
ないんですが、この事を理解していない状況だと露骨に消
えるので注意が必要です。

 この手のソースに関してはPCで取り込んだ場合、自由に
編集できるので、MPEG-2_PSのような汚らしいのに重たいヤ
ツから(というか、古いチューナーボードって非圧縮AVI
での記録や、IFRAMEのみで24Mbpsとかで記録できていまし
た。アレはSD解像度としては綺麗な部類ですね。)変換で
きるのですが、コレを3Dにして保存可能な感じです。

 当たり前のことなので書くまでもないのですが、2D-3D
変換とネイティブな3Dだと、前者はトランスコードが入っ
た映像で、後者は処理が入らない状態でのソレなのでモノ
が違います。

 なので、ネイティブな撮影や構築段階での3Dとコレは別
物です。ここはまったく違うところですね。

 個人が再生機材を使った場合に3Dの選択も可能で、アナ
ログソースや個人が所有するソースをソレとして利用でき
るという点では、2D-3Dは便利な感じです。

 とりあえず、アニメとかの2D-3D変換が比較的良くでき
ていたのでそこが凄いな~というのは感じました。

 ただ、当たりつけて描いたソレと比較しちゃうとやっ
ぱり違ったりするんですよね。w

 なので、3Dの製作工程が変わるって内容ではありませ
ん。また、こうした3D対応の編集がやりやすいのも最大
のメリットでしょうね。

 変な話、3Dメガネつけてステレオコピック編集が可能
になると、アナグリフ表示させてしまえば、奥行きの確
認はできるので、フツーに3Dカムとかが増えても問題は
出ないんじゃないかな?と思います。

 多分、4Kの場合だとマシンスペックと容量の壁が最初
にきちゃう(のですが、XEON構成のマシンだとできなく
もない感じです。というか、フォーマットの策定も必要
になるので初期のフルHD程じゃないけど、民生の撮影機
材という部分では3Dより結構先になるかもです。ただ、
今の3DCGツールだったり、平面のツールだと解像度の制
約は殆どないに近い状態で、ソレを処理するマシンスペ
ックの有無のレベルになっています。)ので、3Dのほう
が手軽に出来るし、先に使いやすくなる感じです。

 ただ、これは、個人が趣味で作る上のお話ですが。w
多分コンテンツの提供で考えるとポスプロとかは4kの作
品を率先して放ってくる(と思いますよ。と言うのも、
業務用の4Kカムってかなりニーズがあったようですから。
これも、4Kシネマへのシフトもあると思うし、メカニカ
ルに動くカメラを4Kにして4Kのフル解像度の映像を撮ろ
うとするヒトも居るはずですから。)ような感じですか
ら4Kと3Dは二本柱で同時に走ってくはずなんですよね。

 と言うのも、変な話ですが、3D普及させようと思った
場合、DVDを二枚組みにしてアナグリフで経験してもら
えばいいんですよね。

 その上で高解像度のソースを見てもらう。更に、タ
ブレット端末などに貼り付けなくてもするレンチキュ
ラーフィルムを搭載したサプライとかを合わせて、内
部処理で2D-3D変換かインターリーブ化してしまえば問
題はない訳ですから。

 とりあえず、3Dの普及が広がるだろうなと言う根拠
はコンテンツが映画の上映数に比例して増加していく
コトと、もう既に比較的低価格でソリューションが導
入できるようになってきている点にあるかなと。

 パッシブのパネルだと3万しないのもあるので、ソレ
とBD3D対応のプレイヤーを導入すると5万円程度でそれ
が揃う感じで、TUTAYAとかでBD3Dの作品借りてくれば、
フツーにソレが楽しめる感じです。

 また、RDT233WX-3Dとかのように2D-3D変換があるモ
ノだと、


 ■ D-sub
 ■ DVI-D
 ■ HDMI 1.4a


のどの入力でも2D-3D変換をしてくれます。(コレは
以前書いた通りです。)となると、レコーダーの平面
で録画した番組とかでもパッシブの3Dになる感じです。
 
 ステレオコピックになると編集ソフト選ぶんですが
Power Director 10 ultraとかVideoStudio X4以降だと
2D-3D変換があるので2Dソースの変換だと、個人でも実
は3D作れるので、


 【 深刻なコンテンツ不足 】


にはならないはずなんですよね。多分、タブレット端
末のように視点がぐりぐり変わるものだと、実は、視
差をある程度確保すると3Dって裸眼の場合だと何の問
題もなく利用できてしまう感じになるんですよね。

 多分、今の段階でディスプレイの製造に携わってる
ヒトの課題って


 【 平面みたいな視野角 】
 【 平面のような像の破綻のない3D 】


のはずなんですが、実はコレって研究されてます。

 この内容については、NHK技研がかなり前から研究
してるモノで、技研公開でも既に公開されている、


 【 インテグラル立体テレビ 】


と言うレンチキュラーレンズを使って撮影している
モノがソレに該当します。実は、この映像ですが、
スーパーハイビジョンと同じように

 【 放送を想定したもの 】


なんですよね。確か同時期だったように記憶してい
ますが、このロードマップがあるから、放送も高解
像度になりますし、インテグラル方式の裸眼立体視
の映像ソースの撮影自体に解像度が必要になるので
結果的に4K以上の解像度と高速な送信インフラ。

 そして、少なくともHDMI複数本のようなどこかの
大型イベントの会場みたいな状態にならないよにす
るどこのメーカーでも使える統一規格(HDMI拡張で
もいいですし、汎用性のアルケーブルでもいいでし
ょうね。ただ、スーパーハイビジョンはまだ先なの
で4Kと4Kの3Dが先かなと。)が必要になるのではな
いかなと。

 その上で、それが送信できる簡素化された家電で
対応できる送信方式と、その記録規格とかが必要に
なると思います。既存のMVCの拡張とかでもいいで
すし、ネットのように複数の企画があってもいいで
すが


【 見たいヒトが再生できる環境があること 】


と言う基本部分は重要でしょうね。

 ただ、4Kの解像度でも裸眼立体視やってしまう
と4Kの3Dにするにはアップスケーラーが必要にな
るので、結果的に、今のディスプレイの高解像度
の流れと言うのも結果的に裸眼立体視への布石と
も言えます。

 とりあえず、作れると言う選択肢の中にソレが
入ってきたと言うのはかなり大きな変化かなと思
います。

 ちなみに、2D-3D変換って、単に演算処理をPC
がやってるだけなのでフツーに処理もなにも必要
ないという...。

 ただ、視差のコントロールと言うのはアルゴリ
ズム解析だとカメラを二つ用意して撮影したよう
な(ステレオの場合)モノと比較するとやはり違
う感じです。

 映像っておかしな話で、ずっとモノラルソース
だけで進んでるんですよね。音で言うと、スタジ
オ録音のマスタリング用の録音ソースの音質は上
がってるんだけど、ステレオのミックスダウンさ
れてないと言う...。

 ある意味、2D-3D変換と言うのはドルビーやdts
のバーチャルサラウンドみたいなモノなんだけど
、やっとステレオ録音できるマイクとオーディオ
みたいなのが映像で出てきて普及価格帯に落ちて
きた感じなんだよね。

 裸眼立体視と言うのは、ステレオではなく、ア
レは、5つ以上視点があるから、音で言うとサラ
ウンド相当なんだけど、なんだか、デジタルシネ
マが出る前にスピーカー数が少ない状態があった
んだけど、ソレが変わりつつあり、その状況がオ
ーディオを中心にチャンネル数が増えていったの
と同じような状態かなと。

 AVアンプではdtsの11.1chが今は一番多く設置
できる代物なんですが、東芝の3Dレグザの裸眼立
体視もサラウンドみたいに視点が多いですから、
3Dと言うのは、


 ■ ステレオ映像 : メガネを使う立体視
 ■ サラウンド映像: 裸眼立体視


みたいな感じだと思えばわかりやすいかなと。

 ちなみに、チャンネル数が増えると志向性っ
てどうなのか?と言うと、マスタリング段階で
音は散らします。つまり、ステレオミックスダ
ウンで、パンとフェーダーで定位させますが、
アレに方向がついたのがソレだと言えます。

 なので、ステレオのパンの端まで行ったら、
通常は、左右のどちらかの片方から音が鳴るの
ですが、これが、その向こう側にあるもう一つ
のスピーカーに向かってく感じです。そして、

 その音量とリバーブの変化で、奥行きをソレ
ゾレのスピーカーが表現してると言うのがサラ
ウンドと言えます。

 ただ、レートがひきあがるんだったら高音質
ステレオソースと言うのも興味深い部分なんで
すけどね。(^~^)

 今は流石にレンチキュラーとかで見るような
映像を作ろうと思うと市販のソフトを買う感じ
になるのですが、コレって実はShade 12辺りで
もできたりします。

 このやり方とかも気が向いたら紹介しようか
なと思いますが、実は、二視点と多視点の双方
をShade 12ではサポートしているので、解像度
がフルHDまでだったら低価格なBASICでもソレ
が可能です。

 MVCを左右の映像でスプリットして出力できた
場合、2DCGツールに持ってそれぞれの絵のトコ
ロにオブジェクト配置させて立体視させながら
調整してサイドバイサイドで出力とかも可能な
んですが、今の段階だと、MVCのステレオコピッ
クとなると、少し高額なソフトとちょっとした
手間が必要になります。(多分に、コンポジッ
トを行うヒトだと、それができるツールを選ぶ
ほうが便利かもです。多分に動画編集はそのシ
ョットが揃ってからになるかなと。)


 やり方自体は変わらないんですが、ステレオ
映像を作りやすくなった部分が大きな変化かな
と。
 
 



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