■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ マシンスペックとストレージの寿命

2016年10月24日 | ■ 動画関連

 コンシューマのカメラも4K撮影の選択肢が増え、

個人が扱える動画も高解像度なものが使える時代に

なったわけですが、コンシューマの動画編集では、

今年に入り少し注意しべき内容が出てきました。

 

 まず、WINDOWS環境などに対してのQuickTimeの

サポートが終了し、QuickTimeの使える環境はMAC

のみになりました。そのため、Apple ProResやDNx

HDなどは、QuickTime準拠なので、中間ファイルと

してそれを使うことができなくなりました。

 

 これは実写映像の撮影においてのコンポジション

作業などで中間ファイルを出す時に影響が出る内容

になるのですが、セキュリティーの兼ね合いから、

QuickTime準拠のモノのが使えない状態になるという

ことも示しています。つまり、その内容によって以前

は使えていたが現在はムリになってるモノが複数存在

します。

 

 アニメーション関連だとどうしたものだろうか?と

思うモノの中に 【 ライブ2D 】 が存在しており

平面の絵を3D的に動かすソフトであるそれが使えなく

なっています。公式にもその内容はふれられており、

MAC環境に依存した状況になっている内容があります。

 

 とりあえず、業務用ソースだと、CInema DNGを別

のコーディックで書き出して、それを使うという流れ

になりそうですが、QuickTime VRなども含めてWIND

OWSでは安全性が担保できなくなっています。

 

 それと同時に、デコードオプションなどもなくなっ

ているようですから、ProRES 4444XQなどについて

はMAC Proだけの選択肢になりそうな状態です。

 

 Avidのコーディックオプションはダウンロードでき

ていたのですが、GoPro Studioで利用されているコー

ディックであるCineFon(VC-5)を使うことになりそ

うな気がします。

 

 こうした内容から、色差情報の間引きがコンシュー

マよりもひどくなく、コンポジションで使いやすいソー

スの選択というのが難しい時代になってしまったのです

が、基本的に、そうした対応方法があります。

 

 ちなみに、Blenderでは、RAWのシーケンシャルや、

リニアの色空間(つまり、sRGBではない)であるOp

en-EXRでの出力も可能なので、3DCGやサイレイスな

映像になるもののシーケンシャルの書き出しは可能な

んですが、映像の部分ではそうした選択は可能になっ

ています。

 

 個人が使う映像ソースとなると、コンシューマの

 

 ■ 8bit/4:2:0

 ■ ITU-R BT.709

 

になるのですが、業務用では、色空間の選択が可能な

ので、異なるモノを使える状態があるわけですが、コ

ンシューマの8bitカラー(RGBで24bitで単一色の快調

が2の8乗で256快調のそれ)がHDTV時代までの映像

コンテンツの規格になっています。

 

 この映像のマスターというのは、

 

 ■ 12bit/4:2:2

 ■ 12bit/4:4:4

 ■ 10bit/4:2:2

 

などの選択肢があるので、結果的に、色差情報が倍で、

色震度にしても1024階調以上のものになっています。

 

 ちなみに、フィルムの階調表現が2048快調で11bit

相当なので、階調表現だけでいうとCineonでのキネコ

での作業のような状態とは異なるのですが、結果的に

コンシューマと業務用の10bitソースでは階調表現にお

いて、4倍の差が存在することになります。

 

 4Kや8KはUHDになるのですが、この次世代の映像

ソースでは、配信や放送される間引かれた映像ソース

でも【 10bit/4:2:0 】になるので、結果的に、色差

情報は間引かれるモノの、諧調表現はHDTVの4倍にな

ります。

 

 そして、色空間もITU-R BT.2020になるので、これ

からAdobe RGBやDCI-P3よりも相当広い色空間を利用

する事になります。

 

 そして、それが4k放送やUltra HD Blu-Rayなどで利

用されることになります。その映像の内容ですが、今

年、マイクロソフトは4Kゲームの前に4Kの映像プレ

イヤーの牽引役として 【 X-Box One S 】 を発表

しました。これが、Ultra HD Blu-Ray対応の初のゲー

ム機になるのですが、あの仕様が今後の映像コンテン

ツのスタンダードになります。

 

 その中で、HDRなども存在していますが、この仕様

も含めて、映像は次のステージに向かっているといえ

ます。

 

 ここで注目してもらいたいのは、映像が業務用ソー

スと同じ階調に並び、今まで外部レコーダーなどで記

録していたソースと同じランクのモノになったという

ことでしょう。

 

 つまり、今後のUHDTVの制作においては、

 

 【 12bit制作とか担っていく公算が高い 】

 

ような気がします。つまりDNGで撮影して、ビット精

度の高いソースで、色空間の広さでビット精度が落ち

ないように気をつけながら映像を作る必要があります

が(そういう撮影機材が必要になる)そうしたソース

を12bit/4:4:4とかで書き出して、それをそのまま3DC

Gなどと合成するような流れになっていくのかなと思い

ます。

 

 つまり、256諧調の映像を作るのに1024諧調で色差

が倍のを使っているとなると、1024諧調の最終出力で

同じことをすると考えると、4096諧調に該当する12bit

になるのではないかなと。

 

 つまり、制作において業務用品質とかを求めた場合、

結構な環境と構成になってくるということがいえます。

 

 そのため、HDの時代もコンシューマのカメラと業務

用ソリューションは異なっていたわけですが、UHDに

なるとさらに強烈なことになるといえます。

 

 ちなみに、

 

 ■ 8bit => 256階調 : コンシューマのソース

 ■ 10bit => 1,024階調 : 外部レコーダー

 ■ 11bit => 2,048階調 : フィルム

 ■ 12bit => 4,096階調 : ProRES 4444XQ

 ■ 14bit => 16,384階調 : カメラのRAW

 ■ 16bit => 65,535階調 : DeepColor

 

ですから、階調をみても全く違うわけです。

 

 12bit記録となると、既に当たり前なシネマカメラしか

選択肢がなくなるので個人で買う金額ではなくなってしま

うのですが、基本的にスマホやタブレットの4Kやコンシ

ューマのカメラのそれは256諧調の8bit/4:2:0であるので

そうしたことをふまえて使う必要があります。

 

 ただし、こうした内容も少し様子が変わるようで、GH

4の後継機種のGH5では内部で10bit/4:2:2の2160/30pの

記録が可能で、8bitソースになりますが、2160/60pの撮影

が可能になるようです。

 

 そのため、外部レコーダーのコスト分が編集環境や周辺

の機材やレンズにかけれるようになるので、出てくると相

当魅力的な製品になりそうです。あと、Fz2000はGH4の

撮影機能をそのままデジカメにスライドさせた1型製品に

なるようで、10bitの外部記録のオプションがある製品に

なるようです。

 

 そのため、選択肢が相当広くなっていますが、映像制作

だとパナソニックの10bit撮影ソリューションという選択が

さらに増えそうな状態になっています。

 

 ハイアマチュアや個人で映像の自主制作をするという内

容だと、レコーダーの部分がかさばらない選択が出てくる

ようですから、相当魅力的な内容ですが、4Kの品質もUHD

TVの規格で出せるコンシューマのソースのソレが並びそう

です。

 

 コンシューマのソースだと、相変わらず8bitソースが多い

ので、UHDTV時代の映像ソースと比較すると劣る部分が出

てくるのですが、現状の映像の撮影方法だと、8bitでも綺麗

に撮影しようと思った場合、最低限押さえておいた方がいい

内容があります。

 

 まず、

 

【 カメラ 】

 

 ■ 撮像素子が大きいこと

 ■ 画像処理エンジンがまともなこと

 ■ 映像の選択が多いこと

 ■ 記録する動画のビットレートが高いこと

 ■ 動画を撮る機能がまともであること

 

【 レンズ 】

 

 ■ レンズが明るいこと

 ■ レンズの口径が大きいこと

 ■ フォーカスを使うときに動画にマッチしていること

 

になります。この条件から、現状の8bitソースでの撮影とな

ると

 

 ■ α6300+マウントキャップ

 ■ 単焦点レンズ(フルサイズ対応)

 

の構成が画質が見込める選択になっています。当然、ボディー

とレンズのバランスが悪くなりますが、GH4に巨大な大口径な

単焦点レンズをつける選択もあります。(この場合10bitの選

択があるので外部レコーダー出力だとGH4の品質が高くなる。)

 

 そのため、

 

 ■ APS-Cかフルサイズのボディーに大口径な

   単焦点レンズを装着して、最適な露出で撮る

 

というのがコンシューマでの画質が見込める選択かなと思い

ます。

 

 マイクロフォーSARSだと、ライカのF1.7あたりが値頃感

があるので、アレをつけてGH4や4K撮影製品で撮るといい

感じの描写になり、映像用となると、ライカのF1.4のが出

ていますが、あれをMF及びマニュアル露出で調整すると個

人の撮影だと結構満足いく画質になるのではないかなと思

います。

 

 画質と前玉の口径の相関関係というのがあって、口径が

大きいレンズのほうが解像度が高いモノが多く、レンズの

基本として、

 

 【 似たようなスペックだと設計が新しい方が

   画質は公賓委になる 】

 

ので、写真もそうなんですが、嘆賞店レンズを選ぶ場合、後

期型で設計が新しいモノを選んだ方がいいです。

 

 こうした条件で撮影すると、レンズ交換式の製品の場合、

品質が見込めるようになります。

 

 この内容から、1/2.3型の製品だとP900のように強烈な

大口径レンズでないと厳しいということになるのですが、

コンシューマの4Kビデオカメラが絵的に微妙になるのは、

レンズの口径も関係してるといえます。撮像素子が小さい

のは仕方ないにしても、そうした内容はあるわけです。

 

 実際の話、シネマカメラや業務用カメラのレンズは、コ

ンシューマの小型カメラのような小さな光学系ではなく、

巨大なもので高品位なモノになっていますが、その理由は、

画質を見込んだ場合、そうした製品の選択になるからです。

 

 そのため、撮影時に綺麗に動画を撮りたいと考えると、

写真同様に嘆賞店レンズを使うか、上位の明るい大口径な

ズームレンズを使うことになります。ただ、撒き餌レンズ

の低価格な嘆賞店レンズでもレンズキットの暗いレンズと

は異なる品質になるので、得れる映像品質は、レンズだけ

で相当違ってきます。

 

 こうした部分は写真も同じなんですが、4K撮影となると

レンズ性能がそのまま影響として出てくるので、レンズも

それ相応のモノを入れておいた方がいいということになり

ます。

 

 4K担って感じたことですが、撮影よりも編集において

懸念する内容として 【 SSDの寿命 】 というのが

あります。

 

 基本的に、今はメーカーがSSDの寿命を容量で記して

いますが、この容量については、書き込み可能な容量な

ので、データの書き込みが発生した場合にその容量の総

数がそれになると寿命がつきるという仕様になっていま

す。つまり、作業内容がテキストデータのみでストレー

ジの書き込み容量をほとんど消費しないようなユーザー

だと、たぶん、セキュリティーのアップデートファイル

やインストール作業手で容量を消費するわけですが、映

像の場合、見るだけでも、テンポラリーファイルをスト

レージ似用意して作業していますから、結構な容量のそ

れが書き込まれます。

 

 こうした内容は、作業時に巨大な一時ファイルが発生

するマルチメディアファイルの制作においては宿命のよ

うなものなんですが、結果的に、この容量が爆発的に多

いので単なる微細なデータの書き込みで終わっているだ

けのユーザーのそれと、制作においての消耗の仕方は別

物だといえます。

 

 そのため、キャッシュをセカンダリー以降のストレー

ジに逃がしておくとか、データの保存区画はプライマ

リードライブ以外にするなどの当たり前の措置をしてお

区必要があり、データのバックアップは寿命が10年く

らいあるBD-Rメディアとかに書き出しておいた方がいい

のですが、結果的に、SSDの寿命というのは、制作をす

ると相当短いモノになるということは、頭に入れておい

た方がいいです。というのも、簡素な作業を終えた状態

で不要なテンポラリーを削除しようと、削除用のソフト

を立ち上げてみると数GB~10GB超過のことがあるので、

4Kのソースや3DCGなどを行う場合もそうですし、画像

制作などもそうした書き込み容量のすさまじさから、消

耗が激しいといえます。

 

 そのため、まさかの時のSSD換装が可能な状態と、リ

カバリーできる環境の準備は必要な気がします。

 

 とりあえず、SSDでないと業務用ソースは処理不能な

のですが、寿命があるストレージでそうしたリスクを想

定して、業務用ソリューションがNASにデータ逃がして

るのと同じ考え方(これは作業時に情報共有する為に、

データの置き場所がネットワーク上にあるだけなんです

が)で保存先などを考えた方がいいと思います。つまり、

書き出すデータの保存先は外部にした方がいいというこ

とになります。

 

 このSSDの換装の内容ですが、WINDOWS 10では

 

 ■ プロセッサ

 ■ マザーボード

 ■ プライマリードライブのディスク

 

の換装が発生した場合、システム変更前のライセンスが

利用不能になるので、実質的に、プライマリードライブ

の変更と同時にOEMのWINDOWS 10を購入することに

なるという恐ろしいシステムになっています。

 

 そのため、そうした内容があることもふまえてスト

レージの寿命を考えて作業をすることになります。

 

 とりあえず、WINDOWS関連だと映像だと年の初めま

では大丈夫だったことが今はダメになっており、ライセ

ンスについても、そうした仕様になっているの巨大なテ

ンポラリーファイルができる作業の場合だと、その逃げ

場所をプライマリードライブから隔離して、HDDなどに

する問いいかなと思います。

 

 コンシューマのソースでも結構驚くようなことになっ

てたりしますから、作業内容で相当状況が変わってくる

わけですが、4Kだとそうした状態になります。

 

 業務用ソースの場合、SDIのボードやマスモニなどが

必要になるのとRAW現像のようにキャリブレーションが

必要になるので、キャリブレーターも用意することになる

ので、カメラも含めてファミリー層向けのカメラで撮った

のを編集するのとは全く違う状態になるのですが、映像の

部分でいうと、いよいよコンシューマにも単独で10bit記録

が可能なものだったり、2160/60p記録が可能な製品が降り

てくるので、扱える映像の種類が変わってくることになり

ます。

 

とりあえず、コンシューマの8bitソースの場合も業務用の

場合も、レンズは重要なのと、フルHDの撮影要理も解像

度の高いレンズを使うことになるので、4K撮影の場合だと

ボディーもそうなんですが、それ相応のレンズを使うほう

が画質が見込めます。

 

 とりあえず、WINDOWSアーキテクチャについては昨年

とは相当状況が変わっているのですが、そうした注意点が

あるので、実質的に、使うソフトとワークフローが変わっ

てる状態もありますが、ソフトtの設定やOSの設定で、

キャッシュや仮想メモリーの置き場所をプライマリー区画

とは違う場所にするなどの支所気設定をしておく必要があ

ります。

 

 PCが速くなっているので、こうしたソースの切り張りだ

と大抵のモノでできる時代にはなりましたが、いろいろと

注意点があるのは確かで、VRコンテンツのように4K以上の

ステッチが発生する可能性がある場合だと、ストレージの

寿命の問題は同様に発生するので、今後のコンテンツ制作

において、軽視できない内容であり、注意しておきたい内

容だといえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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