水瓶

ファンタジーや日々のこと

夜の遊園地

2016-05-15 20:12:14 | 横浜の町
少し前からコスモワールドは観覧車のネオン管のリニューアル工事をしていたんですが、
昨日行ったらそれも終わったらしく、点灯していました。四角い形とかも映せるようになったらしいです。

昨日は遊園地のド派手なイルミネーションがやけにきれいに見えて、
あと、ワールドポーター内にある、よく行くTHE LASTの店内も妙に面白く感じました。
しばらく古民家漬けだったせいかも。


ボリュームたっぷりのハンバーガーがおいしいTHE LASTの店内は、レトロアメリカンというかクラシックアメリカンといいますか。


昨日は席が埋まるくらいお客さんが入っていました。外人さんも多いです。


森のなかまは店員さんにすすめられたブルームーンというビールを注文。「うまい!」と言っていました。

小津安二郎初のカラー映画「彼岸花」で、長女の結婚式の前日、家族がいわゆる茶の間でお祝いをやるシーンがあって、
ネープルオレンジのジュースの瓶(プラッシー?)にぶどうなどフルーツが並んだ、
赤いチェックのテーブルクロスをかけた和風のちゃぶ台がすごくきれいで、
ああこれものすごく考えてテーブルの上に並べるものを選んだんだろうなあと。
「秋刀魚の味」では、布団がたくさん干してある団地の風景があって、その布団一枚一枚があまりないような色柄で、
それがまた全体を見た時にやっぱりきれいで。
なにげない平凡な物にも美しさを求めて、映画におさめようとする執念のようなものを感じました。
たぶんそういう部分がないとできない仕事なんだろなあ。映画の監督なんて。
まあ、こういうタイプの人が身近にいたら、めんどくさくてやだろうなあとも思いますが、なにぶん映画はすばらしいのだ。


よくよく見れば凝ってる内装。いわゆる「きれい」とか「美しい」っていうのとは少し違う気もするんだけど、
いいなあって思うこの感じ、私は「面白い」って言っちゃうんだけれど。




ご飯を食べたあと、みなとみらいの駅へ向かう途中にコスモワールド内を通ります。入園料がいらないのがいい所なんであります。
恒例森のなかまとワニワニパニック。私はどうしても120点いかないんですよ。。


安っぽくてけばけばしい、にぎやかな極彩色は、どこか寂しさを伴っているよう。




でも昨日はチケット売り場にも行列ができるくらい人がいっぱいで、寂しさはだいぶ緩和されていました。

そういえば先日BSで「剱岳 点の記」という映画をやってまして、わりと最近の映画(2009年)なんですが、
これもいちいちシーンが美しく、なんか小津映画とかの頃の邦画っぽいなあと思ったら、
黒沢映画でカメラマンをやっていたという有名なカメラマンの方が監督されていました。すごく細やかでていねいで。
あと、登山ものなのにやたら絶叫したり人が死んだりしないのもよかった。
滑落シーンはあったけど、なんかいい感じで。……いい感じっていうのもヘンだけれども。
「世界の中心で絶叫する!」みたいな映画はもういやじゃ。。。

最近のドラマも映画もほとんど見なくなっていて、俳優の名前とかよく知らないんですが、
とってもいい秋田犬みたいな顔した背の高い俳優が出て来て誰だろうと思ったら、松田優作のご子息松田龍平でした。かっこいいな!
ぜんぜん印象が違ったので気がつかなかったけど、「あまちゃん」のマネージャーやってた人ですね。
(「あまちゃん」は森のなかまが再放送にはまっていたので少し見ました。面白かったけど、私は連ドラを続けて見る根気がないのです。)
お父さんは名優としかいいようがないけど、何をやっても松田優作になっちゃうんだよね。
それとは違うタイプみたいで、いいじゃないですかあーーーうえへへへ。





日ものびてきて、休日も長く感じるお得な季節になりました。
これから梅雨、そして盛夏までが、外を歩いて一番気持ちいい時期ですね。