子どもたちや鳥たちのいる木の下で語らう男女。夫婦でしょうか、親子でしょうか?
「人生の木」というタイトルがついていました。
伝統的な衣装の人形ながら、現代の人が作った感じがしますね。
先週土曜日に行った横浜人形の家、「トルコの風景 ルトゥフィエ・バトゥカンの人形展」の写真です。
色鮮やかで小さいものから大きいものまで。伝統的な衣装がとても凝っていて見応えありました。
民族(民俗?)人形は色んな物事が凝縮された感があって面白いですね。

「スィリフケの男性」。wikiで調べてみたらスィリフケとはトルコの町の名前で、
「スィリフケのヨーグルト」とは、ヨーグルトを作る動作を踊る伝統舞踊のようです。
この人形を見ると、かきまぜるスプーンを器用に操りながら踊る感じでしょうか。
ヨーグルト祭りというのもあるそうです。腸元気!

「パンを作る女性」。ちゃぶ台みたいな台、着物の柄など、昔の日本にも通じるものが感じられますね。

「揺りかごと女性」。お母さんの顔はリアルだけど、赤ちゃんの顔はマンガみたい。

「大地の母」。なにげないようで、ちょっと不思議な人形です。大地母神?

「羊飼い」。遊牧民がルーツのトルコでは、今でも牧畜が盛んなんだそうです。
雨宿りもできそうな肩は、テント兼マント?

「まじない師の女」。こういう顔にこういう化粧や服の占い師の人って日本にもいそうですよね。妙にリアル。

修道者たち。くるくる回るスーフィーって言いましたっけ。

左から預言者ヌーフ(ノア)、預言者ヤヒヤ(ヨハネ)、預言者ヤークブ(ヤコブ)。
以下、騎馬像三体続きます。騎馬姿って三割ぐらい見栄え増しますよね。

「エヴリヤ・チュレビ」。オスマン帝国時代のトルコの旅行家だそうです。
昔のイスラムの人が書いた旅行記をちょっとだけ読んだことがあるんですけど、近代以前の旅行って、
生きて帰って来られるかどうかわからない、ほぼ冒険のような感じだったんでしょうね。
だから旅行の動機はとても強いものだったんじゃないかと思います。巡礼、交易、植民地探し。

「馬に乗るオウズハン(伝トルコ民族の父親)」。

「皇帝メフメト二世」。へええ、東ローマ帝国を滅ぼして、オスマン帝国を帝国たる内実にした皇帝とな。。
マクニールの「世界史」で読んだんですが、いつの時代か忘れたけれど、馬が大型化した時期があったんだそうです。
理由はシンプルなもので、ムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)を飼料にしたこと。
それまで小型で毛が長めだった馬が、大きくたくましく、短毛になったんだそう。
馬の大型化によって重い鎧をつけた重装兵を乗せることができるようになり、戦のあり方が大きく変わったそうです。
あのひょろひょろしたちっこいモヤシみたいなアルファルファが世界の歴史を変えたわけです。すごかね…!!
あ、そういえばサラブレッドの原種はたしかアラブ種ですね。ルーツはここら辺なのかも。
ふふふ、ご存知ですか?現在のサラブレッドの先祖を遡ると全て、ゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、
ダーレーアラビアンという三頭の馬にたどり着くのです。えっへん。
ついでに、タークってひょっとして…?と思って調べてみたら、一説によるとバイアリーターク(Byerley Turk)は、
イギリスのバイアリー大尉がオスマン帝国から奪った軍馬らしいと。
辞書を見たらターク(Turk)には、トルコ人の他にトルコ馬という意味があるそうです。
オスマントルコが版図を広げた大きな理由の一つが、馬だったのかも知れませんね。ヒッヒン!

「オスマン軍楽隊(メフテル)」。マーチングバンドの起源とされていて、ヨーロッパでおそれ憧れられていたそうです。
そうか、それでモーツァルトもベートーベンもトルコ行進曲を作ったのか…!

「皇后ヒュッレム(スレイマン大帝の后)」。スレイマン大帝はオスマン帝国を最盛期に導いた皇帝だそうです。
ヒュッレムはスレイマン大帝の寵愛を受けて、後宮の女奴隷であった身分から解放され、
正式な皇后と認められた異例の女性だそうです。

最後は穏やかでかわいらしい人形の写真を。こちらは「眠る娘」。

「鳥と少女」。

「ロバに乗る兄と妹」。同じ騎馬(騎ロバ?)でもこちらはずいぶんかわいいらしいですね。
その場で見て楽しみ、帰って来て調べてまた面白く、といい展示でした。
この人形展は7月20日までやっているそうです。屋内だから雨でも大丈夫。お近くの方はぜひ!
「人生の木」というタイトルがついていました。
伝統的な衣装の人形ながら、現代の人が作った感じがしますね。
先週土曜日に行った横浜人形の家、「トルコの風景 ルトゥフィエ・バトゥカンの人形展」の写真です。
色鮮やかで小さいものから大きいものまで。伝統的な衣装がとても凝っていて見応えありました。
民族(民俗?)人形は色んな物事が凝縮された感があって面白いですね。

「スィリフケの男性」。wikiで調べてみたらスィリフケとはトルコの町の名前で、
「スィリフケのヨーグルト」とは、ヨーグルトを作る動作を踊る伝統舞踊のようです。
この人形を見ると、かきまぜるスプーンを器用に操りながら踊る感じでしょうか。
ヨーグルト祭りというのもあるそうです。腸元気!

「パンを作る女性」。ちゃぶ台みたいな台、着物の柄など、昔の日本にも通じるものが感じられますね。

「揺りかごと女性」。お母さんの顔はリアルだけど、赤ちゃんの顔はマンガみたい。

「大地の母」。なにげないようで、ちょっと不思議な人形です。大地母神?

「羊飼い」。遊牧民がルーツのトルコでは、今でも牧畜が盛んなんだそうです。
雨宿りもできそうな肩は、テント兼マント?

「まじない師の女」。こういう顔にこういう化粧や服の占い師の人って日本にもいそうですよね。妙にリアル。

修道者たち。くるくる回るスーフィーって言いましたっけ。

左から預言者ヌーフ(ノア)、預言者ヤヒヤ(ヨハネ)、預言者ヤークブ(ヤコブ)。
以下、騎馬像三体続きます。騎馬姿って三割ぐらい見栄え増しますよね。

「エヴリヤ・チュレビ」。オスマン帝国時代のトルコの旅行家だそうです。
昔のイスラムの人が書いた旅行記をちょっとだけ読んだことがあるんですけど、近代以前の旅行って、
生きて帰って来られるかどうかわからない、ほぼ冒険のような感じだったんでしょうね。
だから旅行の動機はとても強いものだったんじゃないかと思います。巡礼、交易、植民地探し。

「馬に乗るオウズハン(伝トルコ民族の父親)」。

「皇帝メフメト二世」。へええ、東ローマ帝国を滅ぼして、オスマン帝国を帝国たる内実にした皇帝とな。。
マクニールの「世界史」で読んだんですが、いつの時代か忘れたけれど、馬が大型化した時期があったんだそうです。
理由はシンプルなもので、ムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)を飼料にしたこと。
それまで小型で毛が長めだった馬が、大きくたくましく、短毛になったんだそう。
馬の大型化によって重い鎧をつけた重装兵を乗せることができるようになり、戦のあり方が大きく変わったそうです。
あのひょろひょろしたちっこいモヤシみたいなアルファルファが世界の歴史を変えたわけです。すごかね…!!
あ、そういえばサラブレッドの原種はたしかアラブ種ですね。ルーツはここら辺なのかも。
ふふふ、ご存知ですか?現在のサラブレッドの先祖を遡ると全て、ゴドルフィンアラビアン、バイアリーターク、
ダーレーアラビアンという三頭の馬にたどり着くのです。えっへん。
ついでに、タークってひょっとして…?と思って調べてみたら、一説によるとバイアリーターク(Byerley Turk)は、
イギリスのバイアリー大尉がオスマン帝国から奪った軍馬らしいと。
辞書を見たらターク(Turk)には、トルコ人の他にトルコ馬という意味があるそうです。
オスマントルコが版図を広げた大きな理由の一つが、馬だったのかも知れませんね。ヒッヒン!


「オスマン軍楽隊(メフテル)」。マーチングバンドの起源とされていて、ヨーロッパでおそれ憧れられていたそうです。
そうか、それでモーツァルトもベートーベンもトルコ行進曲を作ったのか…!

「皇后ヒュッレム(スレイマン大帝の后)」。スレイマン大帝はオスマン帝国を最盛期に導いた皇帝だそうです。
ヒュッレムはスレイマン大帝の寵愛を受けて、後宮の女奴隷であった身分から解放され、
正式な皇后と認められた異例の女性だそうです。

最後は穏やかでかわいらしい人形の写真を。こちらは「眠る娘」。

「鳥と少女」。

「ロバに乗る兄と妹」。同じ騎馬(騎ロバ?)でもこちらはずいぶんかわいいらしいですね。
その場で見て楽しみ、帰って来て調べてまた面白く、といい展示でした。
この人形展は7月20日までやっているそうです。屋内だから雨でも大丈夫。お近くの方はぜひ!
