今日のごはん、何?

日々のできごとと今日のごはんを徒然なるままに。

つけびの村

2020年03月18日 22時06分01秒 | 本と雑誌
少々旧聞に属する事件ですが、発生時には「平成の八つ墓村」として大いにメディアを賑わした、2013年7月に発生した殺人事件。これ、私の故郷の周南市で発生した事件です。(なお、「いわゆる八つ墓村事件(津山30人殺し、とも言われている)」は今の岡山県津山市に属するところで起きています)
少し前に新聞の書評欄でこの本を知り、図書館で予約していたのが先日届きました。「つけびの村」ISBN-13: 978-4794971555
内容的には「結局、田舎あるあるが事件の原因だったのかな~」という感じで、著者の方には「東京からわざわざお越しいただき、ありがとうございました。徳山に来られる折にはチェーン店のラーメンなど食べず、瀬戸内のおいしいお魚を召し上がっていただき、美しい工場夜景を堪能していただきたい」というくらいしかない。あと、私は、実家が「周南市」ですが、事件が発生した場所には行ったことも通りがかったことも、ない。(遠いし、行く理由がない。「市内難読地名&住んでる人は極少」という知識しかない)更に、私はてっきり「旧徳山市」で発生した事件だと思っていたのですが、この本を読んで「旧鹿野町」らしいことがわかりました。(平成の大合併で、徳山市・新南陽市・鹿野町・熊毛町が合併して今の周南市になってるので周南市はめちゃくちゃ広い。そして、旧徳山市と旧鹿野町に同じ地名があるらしい)その点で「へえ~」と思うだけ。めったに実家に行かない私としては「最近の徳山」が垣間見られる感じでよかったけど、無関係の人には「事件のルポではなく、ただの紀行文では?」と思われても仕方ないでしょうね。
ただ、「都会(←犯人は、田舎に帰る前は稲田堤に住んでた、というのも驚いた)に住んでいた人が(実家とはいえ)田舎に転居してきて生きづらさを感じ、それが高じて殺人事件になってしまった」ことを、「特殊な人が起こした特殊な事件」として片付けてはいけないのではないか?とも思う。この事件の犯人の死刑は確定したけど、それだけでいいの?という感じ。
山口の(たぶん)郷土料理、けんちょう。

そして、「皮も実も紫色の比嘉中みたいな(←娘にしかわからないかも)じゃがいも」シャドウクイーンの、最後の一つ。ベイクドポテトにしました。
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4 コメント

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Unknown (noukano-oka-san)
2020-03-20 08:38:48
もちろん殺人なんてダメな事は百も承知の上で、ただこの事件の背景に何があったのかを知ると、狭いコミュニティの中で考えられない様なその土地ならではの『常識?』みたいなものが存在してたりして、一概に犯人だけを責められない気がしてしまった私です。
私もここに来てから向かいのババa…おばさんに『アンタは都会から来てよう分からんじゃろうけどな、ここにはここのルールがあって、長い物には巻かれろ言うじゃろ!』と怒られた事を思い出します。
まぁ、私の場合は100倍にして言い返したんですけど、そのルール誰得?みたいなくだらないルールが存在して、呆れました。
だからあの事件の色々を知った時、犯人の気持ちも分からんでもないな…と思いました。
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長い物には巻かれたくない (まむぅ)
2020-03-20 20:27:03
私が「なぜ、田舎に下手すると負動産になりそうな実家があるのに、全然違う田舎に家を買って住んでいるのか?」というのも、田舎の恐ろしさを知っているからです。「よそ者」ならスルーできることがあるから…。
謎過ぎる「誰得ルール」私はここではまだ感じたことがないのだけど(←私が鈍感すぎる&敢えて無視している、という説もある)一緒に頑張ろう!
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Unknown (マメ母)
2020-03-20 23:30:02
実は その事件の近くに住んでいた人が 友人の知り合い すごいやろ?私も知ってる人だけど 
友人によると 隣の地区に住んでいれば そんな事件も起こさずに 住んだのに とかぼやいてました。
なんとも 辛い事件でしたわ
因みに 丸々 周南市でっせ
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やはり、そうきたか (まむぅ)
2020-03-21 20:25:46
マメ母さんは本の中に出てきた人(近隣住民)のうちの一人くらいは知っていそうだな~、と思っていたけど、やっぱり知っていたのか。
「田舎あるある」恐ろしい。
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