今日のごはん、何?

日々のできごとと今日のごはんを徒然なるままに。

幕末下級武士の絵日記

2024年05月10日 20時33分23秒 | 本と雑誌

少し前に新聞の読書欄の広告に出ていた本を図書館で借りてきました。

著者は住宅の専門家ですが、この本の元となった絵日記がめちゃくちゃ面白い。

前書きによると、絵日記の著者は生家から養子に出されてそこそこの身分だったのに、藩政に意見書を出してめっちゃ降格されて妹夫婦の家に居候しているらしい。現代でいうと、年収500万が130万に。ええっ!今の感覚ならちょっと意見しただけでその待遇はないでしょ?今、私が同じ目に遭ったら、訴えてやる!

でも、絵日記の記述からは全くそんなことは感じられず、お友達に髪結い代(500円くらい)を借金したかと思えば料理屋に繰り出して1万円くらいの飲食をするという楽しげな毎日。ん~、これも現代では考えられない所業。

この本は「絵日記から幕末の下級武士の住居を考察する」という内容なので元の絵日記全部ではないのがちょっと残念。絵日記全編の現代語訳が読みたい。ぜひ出版してほしい。

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戦争は女の顔をしていない

2022年03月08日 21時12分03秒 | 本と雑誌
ここ数日、トップニュースは「戦争」で、本当に心が重くなる。
今日は「国際女性デー」で、この本のタイトルもちょっとそぐわないかな?とは思うけど、多くの人に読んでもらいたい。(漫画版もあります)
人間が殺しあうって時点で「戦争は人間の顔をしていない」ってのが実際のところだと思うけれど。
べいかのソテー。
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「人新世」の資本論

2022年01月07日 21時44分51秒 | 本と雑誌
今頃?って感もありますが、年明けから汽車の中で読んでいます。
ただ、本を読むのは「帰りの汽車」(←行きの汽車では新聞を読んでいる)なので、頭を使う本は疲れる…。全く進まないよ!まあ、これは購入した本だから読了期限はないんだけど、読みながら考えさせられることが多くて、疲労度が増す(笑)やっぱり、仕事帰りには「軽い本」を選ぶべきだなあ。
ちぬと玉ねぎの天ぷらと、きのことほうれん草のソテー。
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やっぱり、このゴミは収集できません

2021年02月07日 21時19分53秒 | 本と雑誌
本日も一応開店はしているがノーゲストで暇すぎるので、この本を読んでいました。
やっぱり、このゴミは収集できません ゴミ清掃員がやばい現場で考えたこと ISBN 978-4-86494-282-9
お笑い芸人兼ごみ清掃員(←最近はごみ清掃員が本業、芸人が副業と言ってるらしい)滝沢秀一さんの著作で、前に読んだ「このゴミは収集できません ゴミ清掃員が見たあり得ない光景」の続編(?)です。この方は東京23区内(の、どこか)のごみ収集に従事されているので、私がかつて住んでいた調布市とはごみの収集形態が若干異なっているのですが、「戸別収集がある」というところは似ています。私は集合住宅に住んでいたのでごみはマンションのごみ置き場に出していましたが、周辺の戸建て住宅の方は家の前に出していましたね。まあ、ごみ収集の様子を家の中から監視している人は見たことないけど(私が知らないだけか?)
家の中から排出すると「あ~、すっきりした!」と思うごみですが、収集されている方のご苦労やそのごみの行く末を知ると、うかうか「断捨離~」とか「ときめかない~」なんて言っていいものか?と考えてしまいます。ましてや、分別しないのは論外。…と、偉そうに言っていますが、私もサラリーマンの頃に職場のごみ捨て係だった時は「缶や袋が破損して大量の虫が発生した大量のペットフード」とか「段ボールもコピー用紙も分別なく乱雑に積み上げられた書類(←段ボールとコピー用紙と新聞紙などは回収後の用途が違うので、分けないといけない)」を「よろしくおねがいしま~す」の一言で産廃業者さんに押し付けていました。ごめんなさい。
ごみを出さずに生活するって不可能だと思うので、収集してくださる方が気持ちよくお仕事できるように心がけたいと思うし、みんながそういう気持ちでごみを出してくれるといいなあ、と思います。当たり前ですが、ごみ収集は罰ゲームとかじゃなくて、お仕事なんで。
興味のある方は、前著も含めて読んでみてください。
キムチ鍋。
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猫を棄てる

2021年01月27日 21時46分55秒 | 本と雑誌
私の世代独特かもしれないが、「村上」といえば「龍と春樹、どっちが好き?」と言われる。私は間違いなく「春樹派」です。(←前にも書いたが、「ハルキスト」って言われるのはわたし的にもちょっと違っていて「村上主義」って言われる方が、よい)
先日借りてきたのは「猫を棄てる」ISBN-13 : 978-4163911939
村上さんは「灘高校卒」だということは知っていたけど(なので、文中に「学業的にはそんなにできの良いこどもではなかった」とあると「要求レベル高すぎでは?」と思ってしまう)「こどもの頃は夙川に住んでいた」ということは知らなかった!私もサラリーマン時代に3年ほど夙川に住んでいたので、親近感増しすぎる…。夙川、すごくいいところで、大好きです。住んでいる頃に「手が届くお値段なら、是非ともマンション買って永住したい!」と思ってたけど、一介のサラリーマンでは到底手が届くお値段ではなかった…。(因みに、東京勤務の頃に住んでいた調布も「通勤がなくて瀬戸内の魚が容易に手に入る(←両方、無理!)」なら、いいところだった)
この本は「村上さんのお父さんについて、村上さんが思うこと」という内容なのですが、「戦争体験者が身近にいない人」や「戦争体験者が身近にいても戦争の時の話を聞いたことがない人」に読んでみてほしいと思いました。特に「戦争が起きて、全部がガラガラポンになればいい」と言ってる人に。戦争って、多分、あなたが思っているほど「都合いい」ものではないんですよ。
ロール白菜。


 
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