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FPの胃袋 ~FP・社労士 川部紀子のブログ~

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 川部紀子の腹の内。

FP・社労士事務所 川部商店

うっそ~?!3号が確定拠出年金に加入可能に?!

2014-10-15 | ブログ
専業主婦とか、年収130万円以下のパート労働者なんかは、
会社員の配偶者がいれば、国民年金保険料はタダ


という、スゴい制度があります。
これは、優遇し過ぎだろ?なんて議論があって、
私もちょっとうらやましいと思っています

だって、例えば、、、

・20歳から60歳まで独身でフリーランス、個人事業主だった女性と、
(国民年金保険料を40年間納付!)

・20歳から60歳まで専業主婦だった女性が、
(国民年金保険料が40年間タダ!)

上の2例が老後に受け取る国民年金が全く同じ金額なんですから…

こんな優遇がある専業主婦などを第3号被保険者といいます

優遇がスゴ過ぎるこれらの第3号被保険者は、
税金のお得度が大きい確定拠出年金(=DC=日本版401k年金)には加入できないというのが法律上のルールです

この↑ルールには、納得です。
だって、ただでさえ超お得なのに、さらに税金までお得ってのは、
うらやましいを通り越して、ふてくされてしまいそうですから。

ところがどっこい、
日本経済新聞の一面↓を見て度肝を抜かれました日経電子版から) 確定拠出年金に誰でも加入、主婦・公務員も 厚労省案確定拠出年金に誰でも加入、主婦・公務員も 厚労省案

国民年金保険料ゼロ円の第3号被保険者が、
掛金を払って、公的年金の上乗せである確定拠出年金に加入できるように法律を改正するというお話が持ち上がりました


いやいやいや、ベースがゼロ円なのに上乗せって、
そりゃ無いでしょ

だったら、まず、第3号被保険者も国民年金保険料を払うように改正するのが先じゃないかなぁ。

そして、余裕がある人は、
国民年金の上乗せも欲しいだろうし、
税金メリットも受けたいだろうから、
掛金を払って確定拠出年金に加入できますよ!
という順番で進めるのが筋だと思います。

後先感、不公平感極まりないという印象に対し、
合理的な説明が欲しいわ~