ダウとTOPIXで判る市場判断(426)
前場で紹介した、中国の企業は高寄りして、引けは売られたが、相当上げたところで終わったようだ。ご祝儀があるだろうが、今後の動きは、未知数。未知数の株は当れば大きいが、外れると大きな損を出す。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/finance/75217/
堅実にやるなら、見送りが賢明だろう。日本の株はここの所下げ続けているので、面白そうなものが増えている。意外高の銘柄が出てくるものと思う。
相場は、上げるものと、大きく下げるものに分かれている。同業種の中でも、バラ奈良の動きであり、落ち着くのに時間がかかりそうだ。株はう安定要素の多いときに買うほど儲かるが、危険も増す。
見送って、安心できるようになると、これも、危険が増す水準だ。だから、不安定要素のある、どの比率で買うかが大事である。これは、自分の判断で、思い切るしかない。
後場は、堅調に始まったが、前場に上がり過ぎているので、明日まで待つように書いたが、同様の判断をした人が多かったらしい。14:30頃には、前場の安値を、20円ほど切り、119円高まで押した。
その後も、余り勢いは無く、141円高で終わった。ここで売ってくれると、明日は下げにくくなる。前場の勢いだと、明日は下がる確率が大きかったが、今日下げたので、あまり大きな下げにはならないと思う。
明日の朝の寄り付きで決済される先物のために、寄りだけ大きく動く可能性もあるが、あまり大きくならないように思う。ダウは今日で三日の連騰だ。休憩を入れても大きくなければ下げにはならない。
ダウ 141.32 円 高 17,170.60
TOPIX 14.77 P 高 1,683.81
前場では、個人が買い付いて、大幅に上げていたTOPIXが、後場は売られている。大引けでは、ダウとTOPIXはほとんど同じになった。個人投資家は昼休みで、一息ついて、おちついたのであろう。
実を言えば、余り熱くなって、買い上げた引けより、それなりの売りが出た方が、上げが続き易いものだ。この点では、後場の下げは歓迎できる、ただし、上向きが続けばの話である。
機関投資家が、無理にでも動かすことがあるので、最近の相場では、市場の流れと、実際の相場に狂いが出る。ただ、先週相当に打っているので、明日大きく売るとは思えない。
今日の出来高が、38億株もある。通常の二倍である。買う方も買ったが、売る方も大きく売っている。先物の数字が多いだろうが、出来高が増えると転機になることが多い。上なら大歓迎だが。
米国人の8割が、中国製品に不安を持っている。これは、マスコミが伝える中国製品のイメージによるものだろう。だが、輸出も増えて、米国人が中国製品を手にするようになると、この数字が増えるのか減るのかが決まる。
中国は輸出で稼いで、今では世界一好況の国になろう。しかし、この中に含まれる偽物によって、今後も増えるとは限らない。
また、野村が北京五輪の経済効果を驚くほど大きく見積もったが、この数字も、米国民の認知度からして、どこまで信じられるのか?非常に疑問がある。
ダウは、三日上げだが、個人投資家はトータル下げている人が多いのではないかと思う。私の持ち株もトータルで日々下がっている。これは、上がる株が、これまでの銘柄と変わっているためである。
平均的に言えば、ダウ銘柄で下げてきて、ここの所は、ダウ銘柄あ上げている。も個人投資家の持ち株は、ダウ銘柄が少ないので、この戻りの恩恵を受けにくいと言うことだ。
また、ダウ銘柄以外で戻っている株は、大きく下げた株が戻っている。これは、個人が見切売りをした銘柄ともいえる。だから、これらが戻っても、持ち株が上がらないのだ。ほんとに、意地悪で、株は難しい。
ただ、後場に入って下げていたので、前場に買ったつもりで、いくつか打診買いを入れておいた。明日からどうなることか?
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