おはようございます。3月29日土曜日です。広島は晴れ、しかし、少し寒さを感じます。現在の気温は8度付近。最近の寒暖差は大きいですね。淡いピンク色のソメイヨシノ、濃いピンク色の陽光桜、白緑系の名を知らない桜、花とほぼ同時に葉も出てくる山桜系の桜などが当地では楽しめます。黄金山の頂上付近には、福島の住民から連帯の記念にと贈られた「三春の滝桜」もあり、大きく育ってきています。間もなく黄金山は桜の鼻緒トンネルが出来上がります。満開は来週末頃でしょうか。
さて、今週の言い訳です。今週もやはり、トランプ関税の嵐の中の取引になりました。
これまで米国の同盟国と言われていた国々は、トランプ関税への対抗策として、関税賦課、米国債の売却、航空機など軍事兵器購入のキャンセル、原油輸出や送電の禁止(カナダ)、欧州軍事同盟の強化、ウイスキーやワインなど米国産商品の不買運動など市民運動も出てきています。
5200億ドルを超える米国債を各国が保有しているわけですが、これが一斉に売りに出されると、債券価格は暴落し、利回りは上昇してくるようになります。これを避けるためには、米国政府は、金融メジャーに米国債購入を依頼するようになると思われます。金融メジャーにとっては、安い価格で購入でき、しかも高利回りとなれば、喜んで購入するかもしれません。しかし政府サイドは資金調達が苦しくなり、政府財政は緊縮型へ移行してくるようになるかもしれません。
このような動きは、下手な政策を打てば、不況を招く要因となりますが、トランプさんはこの点に気づいているのかいないのか。気づいていても関税政策優先で来ていると思われます。それこそ、米国経済を浮揚させるための一時的・過渡的な状況で、いずれ景気は良くなる、と踏んでいるかもしれません。どこかで聞いたようなフレーズ、、、。当事者の意識はこんなものかもしれませんが、実態景況は、悪化入りして入り恐れもあります。
関税による物価高は既に発生しており、サプライチェーンも滞るようになっていますから、製造業の稼働も減少せざるを得ない環境となり、人員の削減・レイアウトも起きてくると思われます。
これでは不況入りへ進む要因になってくると思われます。国民の景況観は、インフレ上昇、不況へ向かうというものになってきているようで、どこまで国民が我慢するのか、見物です。民主党系の市民は既に声高に叫んでおり、トランプさんの不支持率も若干ながら支持率を上回っています。
最近、トランプ不況という言葉が市場に飛び交うようになっています。間もなく株価は暴落し、ドル売りが進むと予想するアナリストが増加してきているように思われます。
バークシャー・ハザウェイのウォーレン・バフェット氏が最近、現金保有率を増やしてきているようです。これは彼の投資哲学によるもののようですが、過去事例では、ウォーレンさんがこのような対策を打ってくると、近いうちに、景気は不況入りするようになるというデータが出ています。
最近、米国債10年物の利回りが上昇傾向になってきています。米国債売却の流れがすでに出てきており、その影響が出始めていると考えられます。関税問題がある限り、利回りの低下はおいそれとは期待できそうにありません。
これまで、関税賦課は、ドル買い要因になると言われてきました。しかし、不況入りしてまでドルを買うでしょうか、リスクオフになれば、ドルは売られるようになり、円やスイスフランが買われる流れになってくると思われます。
株価は先に、不況入りを考え、大きく売り込まれるようになってきています。株売却で得た資金が米国債購入へ向かっているかもしれませんが、各国が売り込んでいる米国債が多く市場へ出回っていますから、購入するには十分の量があると思われます。米国債の売りと買いが利回りを形成している最近の動きと思われます。
カナダ首相や、カナダの州首相が最近思い切った厳しい発言を米国へ投げかけていますから、これをトランプさんがどう判断し、政策をどうかじ取りしてくるか注目しています。
関税問題は、ここでなかったこととして、仲直りしようなどという考えはまだないと思われます。
最近は電話会談をする国が多くなってきていると思われますが、電話の相手はトランプさんでないと、話にならないと思われます。
一部の国は、電話会談などの相手に、商務長官を選ぶ傾向があるようですが、この方は、「トランプさんの犬」ですから、相手国の言い分など全く聞く気はないようです。日本のことを少しは理解していると思われるのは、過去に日本と通商交渉をし、合意に導いたことのある現在の財務長官と通商代表の二人だといいます。彼らが動いているという情報はまだありません。
今週のドル円では、3月3日高値の151.303円や、日足200SMAの151.603円を狙って動いてくるか、などと想定しながら相場を観てきましたが、昨日高値の151.206円までになるかもしれません。やはり上値は重かったか、、。
2024年9月16日安値139.576円と、2025年1月10日高値158.875円でフィボを考えると、ここまでの安値は、3月11日の安値の146.538円で、このフィボで、61.8%押しとなっています。この動きで、値をもっと戻そうとしていたかもしれませんが、昨日の上値は151.206円まで伸びたものの、日足のローソク足が、天井圏での包み線となったこともあり、来週の相場では、売りを呼び込みそうな気もしています。
テクニカルで相場を観ると、RSIは50レベル付近を上下している状況。W%レンジでは、買われ過ぎから下降へ転じてきた段階。ストキャストでは、まだ50レベルにも到達しておらず、戻りはここまでか、と思わせます。上値余裕はありそうですが、ほかのテクニカルで売り込みが始まるか、などとも想定中。
このようなことを考えると、戻りは151.206円までで、これからは押し込みが出てくる、という状況を想定していたほうが良いかもしれません。この方向で、下値がどこまで行くかと検討すると、FEでは、143.60円付近(61.8%)や、138.88円付近(100%)などが出てきます。2024年9月16日安値が139.576円ですから、これも目標候補の一つ。
また、日足の800SMAが現在、143.363円付近を右肩上がりで通過中ですから、この付近もいずれ目標になってくると思われます。
週足の144SMAが現在、145.320円付近を右肩上がりで通過中。これも目標になりやすい。
月足や週足では、まだドル安円高の流れのままと思われますが、日足では、リバウンドが終わったかまだ継続しているかを来週は判断することになりそうです。
株価との連動も想起させられそうです。要注意になりそうです。
株価については、TOPIXが上昇傾向にあります。2024年7月高値の2946をいずれ上抜くことも考えられそうです。少し先にはなりそうですが、、、。
株価のほうは、大方の銘柄が配当落ちになり、その相当分は、日経平均の307円程度と考えられています。
この落ち分を早いうちに回復してくるようだと、日経平均もまだ上昇の可能性が高まりますが、これもチェックになります。
温かくなると、釣行を考えるようになります。腰の具合も考え、FXや株の取引日程、そして潮汐も考慮しながら、釣行日を選んでいこうと思います。釣り具の点検や仕掛けの組み合わせなども検討を始めたいと思います。
今週も訪問いただきありがとうございました。良い週末をお過ごしください。合掌
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