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すべての仮説は検証しないと古代妄想かも知れません!新しい発想で科学的に古代史の謎解きに挑戦します!

【日本人必見】女神アマテラスは血塗られた皇祖神!(;´Д`)

2022-01-18 02:51:43 | 古代史
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「皇位継承問題」たなざらし 政治は議論を避けるな 社会学的皇室ウォッチング!/18=成城大教授・森暢平〈サンデー毎日〉 1/17(月) 16:44配信
 岸田文雄首相は1月12日、安定的な皇位継承を議論する有識者会議(座長=清家篤・元慶應義塾長)の最終答申に沿った報告書を国会に提出した。だが、これから国会で活発な審議が展開するわけではない。自民党を中心とした与党は、今夏の参院選前の議論には及び腰であるためだ。報告は事実上、たなざらしになる公算が大きい。

 これまで何度か触れたとおり、最終答申は、(1)女性皇族が結婚後も皇室に残る案(2)旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する案――の2案を軸とした。以下、「女性皇族残留案」「旧宮家復帰案」と呼ぶ。

 NHKが1月8~10日、全国2150人を対象に実施した世論調査によると(回答1219人)、「女性皇族残留案」については賛成65%、反対18%だった。

 一方、「旧宮家復帰案」については、賛成41%、反対37%だった。他の報道機関の調査が出そろわないと分析しづらいが、少なくとも世論は分裂している。


安定的な皇位継承ということで、日本国民は今、上の二案のどちらかを選ぼうとしています。

しかし、間違うと日本を消滅させる怖ろしい選択をすることになります。

「(1)女性皇族が結婚後も皇室に残る案」内親王が即位する、いわゆる女性天皇・女系天皇まで容認する選択となります。もしも結婚相手が皇族でない場合には、皇室と血のつながりのない一般男性との間に生まれた皇子が次の皇位を継承するということになりますので、現在まで続いている皇室とは別の家系、お相手の男性の血筋に入れ替わることになります。これは王朝交代あるいは易姓革命を目指すということになります。

しかし、そのような皇子が天皇に即位しても多くの国民が受け入れることが出来るのであれば、良いのではないかという発想でしょう。確かに日本国憲法 第一条に「天皇は,日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって,この地位は,主権の存する日本国民の総意に基づく」と規定されていますので、多くの国民は天皇の地位を国民が決められると考えているようです。

しかし、日本国の長い歴史の中で①どのようにして天皇が生まれてきたか、②天皇の役割とは何か、③皇位はどのように継承されて来たのかを正しく理解していると思っているならば、このような憲法の条文を受け入れることはできないと思います。

多くの日本国民は現存する最古の正史「日本書紀」の内容が日本の歴史だと思わされていますが、それは考古学や民俗学などの学術的成果とかけ離れた内容だということも、多くの歴史家も国民も分かっています。日本の始まりはまだ誰も分かっていないのですから、現在研究中のテーマなのです(注1)。

①については、初代天皇とされる神日本磐余彦天皇(かむやまといわれびこのすめらみこと)が九州の日向から東征し、紀元前六六〇年に奈良県橿原宮で即位されたとあるので、それを史実だとしたい人々は、一年を春と秋で二年と数えることなどによって納得しようとしています(「神武天皇はいつ即位した?」参照)。奈良県桜井市纏向遺跡の発掘によって考古学的に分かっているヤマト王権が成立した三世紀に建国されたことにできないかと努力されています。しかし、当時の倭国の様子を記述した魏志倭人伝には女王卑弥呼が邪馬台国に居たので、神武天皇とどういう関係で邪馬台国がどうなって、ヤマト王権がどのように成立したかという問題さえ、解決されていません。有識者も分かっていないはずです。

次に②ですが、これは三世紀から二十一世紀までの歴代の天皇陛下の事績を理解すると、時代によってその役割が変わって行った部分もありますし、変わらない部分もあるはずです。現行憲法に規定される国事行為は戦後の話ですし、その前は明治憲法に規定される役割でしたが、更にその前の役割は何だったのでしょうか?八世紀の奈良時代に大宝律令が成立すると、基本的には政治は左大臣など朝廷の人々が合議で決めた内容を天皇が承認する役割ですから、現在とあまり違わないと思っても、それ程間違いはないと思います。

しかし、それよりももっと大切な役割があります。国家の安泰と国民・臣民の安寧を皇祖神に祈る、宮中祭祀です。
これが天皇の役割の本質であって、他のことは摂政を置くなりしてもこなせますが、天皇の行うべき宮中祭祀は天皇以外の者は出来ないのです。

最後に、③ですが、基本的に皇祖神の男系の男子が天皇に即位することになっています。これは血がつながった皇祖神から天皇が受け継いだ霊力を使って宮中祭祀を行うためです。大嘗祭において皇祖神と霊的に一体となる儀式をした天皇でないと皇祖神が宮中祭祀における天皇の願いを聞き入れないからだと考えられます。

二十一世紀の現代にそのような非科学的な話は信じられないという方は仕方ないですが、これは日本人の伝統的な神道、神への信仰なのですから、誰もそれを否定することはできません。日本という国は、神道や日本式仏教への信仰を持つ日本人によって現代まで存続しているのですから、日本人である限りそれを受け入れてもらわないと困ります。現代の日本人もその両親もその祖先もこの信仰を大切にして生きてきたのだと思うからです。伝統国家の日本は現代の無神論者の国ではないし、神道や日本式仏教を受け入れない人々が、日本を支配すべきではないのです。

さて、その皇祖神ですが、現代日本人は「日本書紀」や「古事記」の神代に現れる天照大神という女神だとほとんど思っているようですが、それは明治政府がこれらの歴史書で皇室の祖先神とされる天照大神を祀る伊勢神宮を全国の神社の頂点に立つ総本山として、国家が他の神道と区別して管理する国家神道を創設し、神代から始まる国史教育を国民に行ったからです(注2)。

しかし、江戸時代までは天照大神が男神であると知っていた人々もかなりいましたから、女神だと思う人は「日本書紀」や「古事記」にあるからなのです。江戸時代の多くの庶民は、ヘビがその正体だと思っていたようです(「アマテラス大神はヘビだった?」参照)。

最新の「日本書紀」研究で色々分かって来ています。672年、天武天皇が壬申の乱に勝利して、律令制定と正史編纂を命ずる詔が発令されましたが、それらの完成前の686年に崩御されます。皇后鵜野讃良(持統天皇)が、自分の子の草壁皇子を即位させようとして、恐らく皇太子だった大津皇子を藤原不比等と組んで謀殺し、皇太子にしました。しかし草壁皇子は27歳の若さで病死します。そこで、鵜野讃良は草壁皇子と妹の阿陪皇女(元明天皇)との間の幼子珂瑠(かる)皇子(文武天皇)を即位させようと考え、天武天皇の長男で母親(宗形徳善の娘、尼子娘)の身分が低いので即位できないとされた高市皇子を太政大臣に就け、皇后が即位します。696年、高市皇子が40歳前半の若さで薨去すると、翌年持統天皇は退位して、珂瑠皇子を文武天皇として即位させます。

以上は「日本書紀」の内容ですが、高市皇子の長男長屋王を長屋親王と墨書された木簡が発見され、高市皇子が即位していたと考えられます(注3)。つまり、鵜野讃良は即位しておらず、持統天皇も存在していなかったということになります。それでは皇位継承可能な天武天皇の皇子がまだいるにも拘らず、文武天皇が何故、即位できたのかが問題になりますが、鵜野讃良と藤原不比等の謀略で皇子たちの内紛を煽ったことで実現した模様です。

そして、これらのことを正当化するために「日本書紀」でアマテラス女神が孫のニニギノミコトに大国主の豊葦原の中つ国を支配させるための天孫降臨神話を創作しました。つまり、アマテラスが鵜野讃良で、その孫の文武天皇がニニギノミコトということになります(「神話が隠した不自然な史実」参照)。


いくら皇后と言えども女性が天皇(ヤマトの大王、つまり祭祀王)に即位するなどあり得ないと当時の人々は知っていましたので、「日本書紀」で前例として推古天皇と皇極(斉明)天皇を創作しました。推古天皇が創作であることは「隋書」の推古8年(600年)の遣隋使の記事でアメノタリシヒコという男性天皇であったことから分かります。また、皇極(斉明)天皇も、万葉集研究家の渡辺康則氏が「聖徳太子は天皇だった」(青空出版)で架空の天皇であることを突き止めています。文武天皇の皇子の幼い首(おびと、聖武天皇)を即位させる前に、阿陪皇女と文武天皇の姉氷高(ひだか)がそれぞれ元明天皇と元正天皇として即位したように書いています。

しかし、「天皇家の菩提寺といわれる泉涌寺(せんにゅうじ)では、天智のあとはすぐに飛んで光仁・桓武と続く天皇が祀られており、持統・元明・元正という持統の縁者でさえ祀られていない。」とあります(関裕二「持統天皇 血塗られた皇祖神」(ワニ文庫)2016、p.243)。また江戸時代の仏事に掲げる天皇の肖像画に明正天皇(第109代)と後桜町天皇(第117代)のものがないので明治になって作られたと分かっています。



つまり、推古から後桜町までの女性天皇というのは、すべて存在していないということでした。

奈良時代から南北朝時代まで、未婚の皇族の女性には斎宮制度がありました。女性は祭祀王ではなく巫女なのです。天皇(ヤマトの祭祀王)にはなれません。

ですから、(2)旧宮家の男系男子が養子として皇籍復帰する案以外に選択できないということなのです。

「日本書紀」のフェイクに騙されると日本は消滅します!
是非、関裕二さんのこの本をお読みください!

GHQの占領政策基本法を憲法として不法に押し付けられた歴史の事実を日本国民がしっかり理解しないと、日本と言う国家は存続できませんよ!(注4)。


(注1)刮目天はすでに仮説を検証して、その仮説でほぼ間違いないと考えていますが、それが真実かどうかまでは分かりません。今後、この仮説を棄却すべき検証結果が出てくれば一部を修正すればいいと考えていますが、全面的に棄却することはないという感触です。つまり、科学的な信念になりつつあるということです(「【刮目天の古代史】古代史を推理する」「アブダクションは科学的な信念形成の手法だ!」参照)。

(注2)戦後、GHQは戦争中の日本人の強さが国家神道によるものだと考え、二度と白人国家に逆らわない様にするために日本国憲法を押し付けました。つまり、日本を弱体化させ、最終的に亡ぼすのが目的です。しかし、多くの日本国民はそれに気づいておらず、GHQに押し付けられた憲法を70年以上に渡り一言一句変えずに来ています。GHQに押し付けられたことすら認めようとしませんから、このような皇位継承の問題を国民がやっているわけです。早く、本来の日本人に戻らないと、日本の行く末はとても危ういと思います。



(注3)宗形氏の身分が低いというのはウソだと思います。4世紀から6世紀の后妃に同じ縄文海人ムナカタ族の和邇(わに)氏がなっています。イザナミ、卑弥呼、台与もムナカタ族の姫巫女です。第18代奴国王スサノヲの母はイザナミです。吉備でヤマト王権の基礎を作った第19代奴国王天照大神尊ニギハヤヒの父母もスサノヲと同じ、第17代奴国王イザナギとイザナミですし、現在の天皇陛下はその血筋です。「日本書紀」では鵜野讃良が天照大神を乗っ取り、本当の皇祖神を隠しました。長屋王は藤原氏によって濡れ衣を着せられて謀殺されました。関さんに詳しくあります。

(注4)用心棒の米国は国民が分断され、すでに民主主義は崩壊しています。弱体化した米軍が日本国民のために戦うことが出来るのか本当に心配すべきです。
日本は自ら武器を取って戦わないと、国を失うとどういうことになるのか真剣に考えるべき時期に来ています。
平和を護りたければ戦争に備えるというのが世界の常識です。
敵が喜ぶ非核三原則を即刻廃棄して、核武装して敵基地攻撃能力を持てば、敵も易々と攻めてくることが出来ません。
そういう覚悟を示すことが必要なのです。
国を失うと、国民の人権を護る仕組みが消えます。
日本人の若者の臓器が盗まれても何も言えず、ただ殺される運命が待っています。
どんなホラー映画よりも怖ろしい現実の世界が目前に迫っているのです。

だから、そうならないようにあらゆる手段を講じる必要があります。
国家の安全保障をまともに考えられない、国を売る政治家や商人やマスメディアに政治を操られると、
日本国民は酷い目に遭います。日本は地上から消滅します。

ジェノサイドは現在過酷な目に遭わされている気の毒なウイグル人だけの問題ではなく、
日本人や多くの国の人々が直面する問題ですよ!

さっさと覚悟を決めて、今行われている「人道に対する罪」への非難決議をして、
自由世界の危機に適切に対処しましょう。

また、日本政府の財政健全化は政府の黒字化ですから国民の赤字化を意味します。
需要不足のデフレ期に緊縮財政政策すると国民が貧乏になり、安全保障の対策が打てません!
実はこの問題もGHQが作らせた財政法が根底にあります。
こんなバカげた罪務症の財政破綻プロパガンダの議論を止めて、
国民を豊かにして、国防安全保障・経済安全保障の政策をする時間帯です。
一刻も無駄にできませんよ。

ヤマト騙しの罪務省デマから日本を救うMMT!

中国が台湾侵攻を決断へ その日、日本が〝戦場〟になる
日米戦略協議の深化を急げ
 2022.1.18 村野 将 (米ハドソン研究所研究員)

台湾有事とは日本有事である——。日本は戦後、米国に全てを委ねて安住してきたが、もういい加減、空想的平和主義から決別し、現実味を帯びてきた台湾有事に備えなければならない。

【吉田茂という反省】地位保全のために国を売って…押し付け憲法にひれ伏した「東京帝国大学法学部」の教授たち
日本国民が憲法改正する前に必ず読むべき本です。
対談・吉田茂という反省
憲法改正をしても、吉田茂の反省がなければ何も変わらない 二人の近現代史家が熱く語る
著者 阿羅 健一 (著),杉原 誠四郎 (著)



ちょっと情報満載で長くなりすぎましたが、最後までお付き合い、ありがとうございます。
通説と違うので、いろいろと疑問点をお寄せください(^◇^)
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