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片山修のずだぶくろ Ⅰ

経済ジャーナリスト 片山修のオフィシャルブログ。2009年5月~2014年6月

列車で食べるのは、駅弁屋の駅弁に限る!

2012-03-16 19:46:14 | 社会・経済

仕事がら、地方に出張に出かけることが多く、
移動時間お昼の時間に重なってしまうことも、多々あります。
その際、やはり楽しみなのは
駅弁でしょう。
私は、最高で
1週間に4回、駅弁を食べたことがあります。
まあ、8回食べたという社長もいましたから、
自慢するような事柄ではありませんわな。

昨日、一昨日と、やはり、出張の
移動時間がお昼に重なりました。
一昨日は、駅弁を買うヒマもなく、
駅のなかにあった
コンビニでおにぎりを買い、
地方の私鉄のワンマン列車の隅の席で、
遠慮しながら、ほおばるハメになりました。
昨日は、その反省も踏まえ、
堂々とお弁当を開ける特急に乗り、
お弁当を買う時間の余裕を考えて、出発しました。

さて、昨今の
駅で販売されているお弁当市場には、
新規参入が目立ちます。都内の名店や、総菜屋が、
さまざまなお弁当を販売していて、目移りします。
韓国風や、すき焼き弁当洋食の名店のお弁当も並んでいます。
昨日は、
新規参入の、有機栽培の野菜で健康志向がウリの
お弁当を買って食べてみました。

食べてみて思ったのですが、やはり、総菜屋のお弁当と、
駅弁は別物ですな。
駅弁は、
地方の郷土料理や特産品を盛り込んであるのはもちろん、
冷えてもおいしく食べられるよう、
さまざまな
趣向がこらされていると聞きます。
歴史的なノウハウの積み重ねがあります。
味が少し、濃い目なのもその一つです。

その点、
新規参入者のお弁当は、まあ、普通のお弁当ですよ。
駅弁としては、どこか
物足りない。列車のなかで食べるのですから、
何かしらの旅情があってしかるべきです。それが感じられないんです。
あえていえば、
コンビニの弁当の延長線上といったところですか。

「駅弁」には、長い歴史があります。鍛えられていますね。
新規参入の味では、そう簡単にかなわない、
ノウハウがあるのです。
だいいち、
駅弁の包装紙には、地方の匂い、旅の匂いがあります。
その
包装紙をコレクションしている友人がいるほどですから。
やっぱり、出張とはいえ、
列車のなかで食べるのですから、
たとえ東京駅で買ったとしても、何かしらの旅の匂いが欲しいですわな。
平凡な結論かもしれませんが、
駅弁屋の「駅弁」に限りますぞな。


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1 コメント

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専門家、職人技の世界に、もっとスポットライトを! (赤羽良剛)
2012-03-31 08:32:40
専門家、職人技の世界に、もっとスポットライトを!
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