仕事がら、地方に出張に出かけることが多く、
移動時間がお昼の時間に重なってしまうことも、多々あります。
その際、やはり楽しみなのは駅弁でしょう。
私は、最高で1週間に4回、駅弁を食べたことがあります。
まあ、8回食べたという社長もいましたから、
自慢するような事柄ではありませんわな。
昨日、一昨日と、やはり、出張の移動時間がお昼に重なりました。
一昨日は、駅弁を買うヒマもなく、
駅のなかにあったコンビニでおにぎりを買い、
地方の私鉄のワンマン列車の隅の席で、
遠慮しながら、ほおばるハメになりました。
昨日は、その反省も踏まえ、堂々とお弁当を開ける特急に乗り、
お弁当を買う時間の余裕を考えて、出発しました。
さて、昨今の駅で販売されているお弁当市場には、
新規参入が目立ちます。都内の名店や、総菜屋が、
さまざまなお弁当を販売していて、目移りします。
韓国風や、すき焼き弁当、洋食の名店のお弁当も並んでいます。
昨日は、新規参入の、有機栽培の野菜で健康志向がウリの
お弁当を買って食べてみました。
食べてみて思ったのですが、やはり、総菜屋のお弁当と、
駅弁は別物ですな。
駅弁は、地方の郷土料理や特産品を盛り込んであるのはもちろん、
冷えてもおいしく食べられるよう、
さまざまな趣向がこらされていると聞きます。
歴史的なノウハウの積み重ねがあります。
味が少し、濃い目なのもその一つです。
その点、新規参入者のお弁当は、まあ、普通のお弁当ですよ。
駅弁としては、どこか物足りない。列車のなかで食べるのですから、
何かしらの旅情があってしかるべきです。それが感じられないんです。
あえていえば、コンビニの弁当の延長線上といったところですか。
「駅弁」には、長い歴史があります。鍛えられていますね。
新規参入の味では、そう簡単にかなわない、ノウハウがあるのです。
だいいち、駅弁の包装紙には、地方の匂い、旅の匂いがあります。
その包装紙をコレクションしている友人がいるほどですから。
やっぱり、出張とはいえ、列車のなかで食べるのですから、
たとえ東京駅で買ったとしても、何かしらの旅の匂いが欲しいですわな。
平凡な結論かもしれませんが、駅弁屋の「駅弁」に限りますぞな。
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