福田総理の演説を聞いていると、
「資源は有限なのだ。アラブの石油の井戸をのぞくと
底がもう見え出している。だから経済成長を緩めざるをえない」と必ず言われる。
だが、実際は、石油はありあまっている。
それではなぜ石油が問題になるかというと
石油を買う通貨はドルだけだからだ。
そのドルの値段が毎日下がっているのでは馬鹿らしいということになるからである。
一生懸命紙切れ(ドル紙幣)を集めて、子どもに渡すときは価値が10分の1になっていた
というのであれば、在庫のまま置いていたほうが得である。
その在庫は砂漠の井戸の中からくみ出さなければ倉庫料もかからない。
こうしてみると
資源問題は通貨問題だ、ということになる。
(1978年出版 続続 逆転の発想より)
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