春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
せっかくのGW、雨降りが多いみたいですね。
29日は、息子のマイブーム、
仮面ライダー鎧武のショーに行ってきました。
30分ほどのショーが終わると
一緒に写真撮影。
帰りの車中では、
仮面ライダーの話がさく裂してました。(笑)
GW後半、特に予定はありませんが、
家族サービスですね。
本日は、前回に引き続き、「補聴器メーカーの調整ソフト」について取り上げます。
補聴器メーカーさんのソフトは、
難聴者の聴力データを入力して
補聴器の「音」を作ることができます。
補聴器の「音」を作る際、
各メーカーさんのソフトには、
「計算式」というものがあります。
難聴者の聴力損失に対し、
どのような補聴器特性にしたら
適正な状態で補聴器の利得や出力になるかを
計算して作り出してくれます。
数学や物理で言う「公式」みたいなものです。
補聴器メーカーのオージオロジスト、
製品の開発者、
大学の研究者などが
難聴者のきこえの特性を研究して
開発したものです。
代表的な計算式は、
NAL-NL1(オーストラリア国立聴覚研究所が考案)や
DSL/IO(カナダの西オンタリオ大学が考案)などです。
また、補聴器メーカーさん独自の計算式もあります。
これは、そのメーカーさんの補聴器(デジタルチップ)の
特性に有効なアルゴリズムを用いて
その補聴器で最適な「音」を作り出します。
音響特性以外に、
・騒音抑制機能
・指向性マイクロフォン
・コンプレッション
・その他の特殊機能
などの動作加減についても影響します。
※メーカーさんのオリジナル計算式
Siemens社:CONNEXX-FIT
XCEL-FIT
micon-FIT
Phonak社:Adaptive Phonak Digital
Beltone社:BAFA
補聴器屋さんは、
補聴器の「音」を作る際、
お客様(難聴者)の
難聴の状態、
補聴器初心者か経験者か
経験者の場合、現在使っている補聴器の状態
などいろいろな条件を加味して、
最適な「計算式」を採用します。
なかなか補聴器の音質に合わない場合でも、
計算式を変えて「音」を作り直すと
その方にとって「合いやすい」補聴器になることが多々あります。
このような複雑なフィッティングが行えるのも
補聴器と集音器との違いです。
補聴器が集音器の何倍もする価格であるのは
こういった部分にも理由があります。
本日は、以上です。
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