春日公園前の補聴器屋さん 『かすが補聴器専門店』のブログ

春日市・大野城市・太宰府市・那珂川町で唯一の補聴器専門店を開業しました。補聴器と聞こえに関する情報を取り上げていきます。

補聴器メーカーの調整ソフト(その2)

2014-05-01 16:53:16 | 補聴器の調整

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せっかくのGW、雨降りが多いみたいですね。

29日は、息子のマイブーム、

仮面ライダー鎧武のショーに行ってきました。

30分ほどのショーが終わると

一緒に写真撮影。

帰りの車中では、

仮面ライダーの話がさく裂してました。(笑)

 

 

GW後半、特に予定はありませんが、

家族サービスですね。

 

 

 

 

本日は、前回に引き続き、「補聴器メーカーの調整ソフト」について取り上げます。

 

 

補聴器メーカーさんのソフトは、

難聴者の聴力データを入力して

補聴器の「音」を作ることができます。

 

 

補聴器の「音」を作る際、

各メーカーさんのソフトには、

「計算式」というものがあります。

難聴者の聴力損失に対し、

どのような補聴器特性にしたら

適正な状態で補聴器の利得や出力になるかを

計算して作り出してくれます。

数学や物理で言う「公式」みたいなものです。

 

 

補聴器メーカーのオージオロジスト、

製品の開発者、

大学の研究者などが

難聴者のきこえの特性を研究して

開発したものです。

代表的な計算式は、

NAL-NL1(オーストラリア国立聴覚研究所が考案)や

DSL/IO(カナダの西オンタリオ大学が考案)などです。

 

 

また、補聴器メーカーさん独自の計算式もあります。

これは、そのメーカーさんの補聴器(デジタルチップ)の

特性に有効なアルゴリズムを用いて

その補聴器で最適な「音」を作り出します。

音響特性以外に、

 ・騒音抑制機能

 ・指向性マイクロフォン

 ・コンプレッション

 ・その他の特殊機能

などの動作加減についても影響します。

※メーカーさんのオリジナル計算式

 Siemens社:CONNEXX-FIT

       XCEL-FIT

       micon-FIT

 Phonak社:Adaptive Phonak Digital

 Beltone社:BAFA

 

 

補聴器屋さんは、

補聴器の「音」を作る際、

お客様(難聴者)の

難聴の状態、

補聴器初心者か経験者か

経験者の場合、現在使っている補聴器の状態

などいろいろな条件を加味して、

最適な「計算式」を採用します。

 

 

なかなか補聴器の音質に合わない場合でも、

計算式を変えて「音」を作り直すと

その方にとって「合いやすい」補聴器になることが多々あります。 

 

 

このような複雑なフィッティングが行えるのも

補聴器と集音器との違いです。

補聴器が集音器の何倍もする価格であるのは

こういった部分にも理由があります。

 

 

 

 

本日は、以上です。

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