春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、那珂川町中心)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ。
今日は、昨日から一変して、とても気持ちいい天気です。
昨日は全国的に荒れた天気だったようですが、明日も天気が崩れそうなので心配です。
さて、今日は補聴器から少し離れて、「耳鳴り」について取り上げます。
耳鳴りは、かなりやっかいです。
通常、どなたでも耳鳴りを感じたことがあると思います。
必ずしも難聴でなくとも、疲れた時や体調が悪いときなど健聴者でも耳鳴りを経験します。
何年か前、神戸で開催された聴覚医学会に参加したとき、お医者さんが言われていましたが、「耳鳴り」に関して耳鼻科では画期的な治療を施しているところは少ないようです。
新聞や雑誌の広告で、漢方や耳つぼなどでの緩和治療はあるようですが、根本治療ではありません。
耳鳴りに悩まされる方は、仕事や日常生活でも支障をきたします。
耳鳴りと難聴は必ずしも併発しているわけではないようですが、難聴の方に耳鳴りがある方は多いようです。
耳鳴り治療の中には、音響治療があります。
「オルゴール療法」は、オルゴールの音色のような癒し音楽を聴くことによって、耳鳴りから意識をそらし感じないようにする治療方法です。
似たような効果は、CDやミュージックプレーヤーで、癒し音楽を聴くことでも得られるようです。
補聴器メーカーには、補聴器で耳鳴りに対して効果的な働きをするものがあります。
ドイツのシーメンス社では、オープンタイプの補聴器にサウンドジェネレーター機能を搭載した、耳鳴り治療器があり、医師のカウンセリングの元、4種類のノイズからもっとも効果が得られるものを選択して使用します。シーメンスのサイトは、こちら。
デンマークのワイデックス社では、一部の補聴器に「ゼンプログラム」というリラックス効果のある音楽を聴ける設定があり、耳鳴りの軽減に役立っているようです。
詳細は、ワイデックス社のサイトをご覧ください。こちら
耳鳴りは、耳の外で実際に発している音ではありません。
脳内で過剰反応して感じている刺激のようです。
聴力が正常であれば、外界の音にかき消されて聞こえないのですが、難聴を患うと外界の音が聞こえにくくなるので、耳鳴りを余計に感じると言われています。
補聴器を使用される方の中には、補聴器を使うと耳鳴りを感じなくなるという方が、多くいらっしゃいます。
耳鼻科医の先生の中にも、耳鳴り治療の一環として補聴器の使用を推奨されている先生もおられます。
耳鳴りは、とても厄介なものなので、補聴器を検討される方の中には、耳鳴りが強調されるかも?と心配される方もいらっしゃるでしょう。
補聴器屋さんでは、最初のカウンセリングで、耳鳴りの有無を尋ねられると思います。
補聴器の試聴の際、聞き取りの確認は当然ですが、耳鳴りが軽減されているかも確認してみてください。
本日は以上です。
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