春日公園前の補聴器屋さん(春日市、大野城市、太宰府市、筑紫野市、那珂川町活動エリア)『かすが補聴器専門店』のブログへようこそ
昨年の11月末、
『認定補聴器技能者』資格更新のため、
テクノエイド協会に
症例2例を含む書類を提出しましたが、
このほど
無事、更新手続きが完了しました!
初心に返って、
今後も経験と技術を駆使し、
補聴器の販売とアフターに従事していきたいと思います!
テクノエイド協会のホームページを見ると
昨年末の認定補聴器技能者試験(第22回)で
302名の合格者だったようです。(合格率79.1%)
これで、日本全国の認定補聴器技能者の合格者数は、
3,401名となりました。
年々、認定補聴器技能者の数は増えていますが、
総合格者数を47で割ると
1都道府県に約72.4名の認定補聴器技能者が
いることになります。(あくまでも平均ですが…)
日本全国で補聴器を販売している店舗は、
6,386件(※iタウンページ調べ)なので、
店舗数で割ると、約0.53人/店。
つまり、
補聴器屋さん、メガネ屋さんを2件回れば
1人の『認定補聴器技能者』と出会えます。
しかし、これはあくまでも机上の単純計算です。
『認定補聴器技能者』のほとんどは、
補聴器屋さん(補聴器専門店)に在籍しているので、
実質は、10件近く回って1人の『認定補聴器技能者』に
出会えるというところでしょう。
まだまだ、少ない状況なので
今後は、メガネ店さんでも
『認定補聴器技能者』の育成が必要でしょう。
とくに大手のメガネチェーン店さんでは
補聴器の取り扱いも精力的なので
販売以上に認定補聴器技能者育成が急務と思われます。
全国的に有名なのは、
東海地区のキクチメガネさん(本社:名古屋)
中四国地区のメガネのタナカさん(本社:広島)
社内に100名以上の『認定補聴器技能者』が在籍しており、
ほぼ、1店舗に1名の認定補聴器技能者が常駐しています。
私が補聴器メーカーにいた頃、
主に西日本地区でしたが、
メガネのタナカさんを担当していました。
タナカさんのスタッフさんは、
伝統的に『夜の勉強会(決していかがわしいものではない)』が
好きな方々が多く、
営業時間終了後に
近隣の店舗のスタッフさんが地区の旗艦店に集合し、
1~2時間ほど『補聴器勉強会』を実施しておりました。
営業時間後のに行うので、
勉強会が終了するのは、
大抵、夜の11時頃。
仕事でお疲れの時間、
普通なら自宅で1杯晩酌でもしている時間帯…
決してダレることもなく、
内容の濃い『勉強会』でした。
タナカさんのスタッフさんからの質問もハイレベルで、
「ニーポイントや圧縮比は、ソフトのどこを触ればいいですか?」
「指向性の自動可変は、雑音レベルどのくらいからですか?」
といった具合。
こちらも事前準備を完璧に、
どんな質問にも答えられるよう
完全武装で臨んだものです。
しかし、こうしたメガネ店さんは
まだまだ稀有(けう)な存在。
メーカー相談会に頼ることなく、
自店の『認定補聴器技能者』が
補聴器の販売とアフターに
従事するようであらねばなりません。
認定補聴器技能者の育成には
時間とコストがかかります。
会社で取得させても
資格は個人資格なので、
その方が会社を辞めてしまうと
かけたコストが無駄になってしまうことも…。
経営者としては躊躇(ちゅうちょ)する問題ですが、
『補聴器』は、適当に販売したり、
売りっぱなしにはできない『医療用具』。
『お客様(難聴者)』のために
長期的な『認定補聴器技能者』育成を
目指して欲しいですね。
本日は、以上です。
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