五十五皿目 フェーズ６

五十五皿目　フェーズ６


みなさま、インフルエンザフェーズ５の今日この頃いかがお過ごしでしょうか？
まさか、この時点で広島の薬局からマスクが無くなるとは誰も予想できませんでした。
先週、広島駅近くの薬局でマスク販売していて大行列になっていて
少し引きました。
そして、近くに行って見てみるとガーゼのマスクでまた引きました。

ガーゼのマスクで菌が防げるのか！？

わが町広島にこのインフルエンザが上陸する日も近いのでしょうが、
せめて第一患者になりたくはないと思う今日この頃です。

さて、この新型インフルエンザに対する企業の取り組みですが、
少し度を越しているように思います。
いやいや、他国では死者も出ているんだからと言う方もいらっしゃるかも
しれません。しかし、それを差し引いても『？』な対応を取られている
企業が目に付くように感じます。
今から書くことは別の国の話ではありません。日本で起こっている事です。
いや、この広島で起こっている事なのです。

昨日の事です。
ある取引先に行くと、受付の守衛さんのところで手洗い・うがいをして
マスク着用で入門しなくてはいけません。
そのうえ、体温を計れとおっしゃいます。
検温ですよ！検温！

熱ぐらい測ってやればいいじゃんかよー。
とお叱りの声が聞こえてきそうですが、
まさか、最新の耳に機械をあてて数秒でピッとかいって即計れるタイプの
体温計じゃありませんよ！
じゃあ、あなたは計れるんですか？

守衛さんの手元に置かれたコップの中に
無造作に入れてある数本の体温計で！
しかも、水銀でわきの下に入れるタイプで！

はー はー（興奮しすぎ）

しかし、道端でワイシャツのボタンを外して体温を測るっていうのは
あきらかに異常だと思います。
わたしが訪問した際にはコップの中に４本の体温計が入れてあり
そこに来た営業マン氏や運送屋さん達が守衛所前で３分間じっと体温を
計ってるのです。想像できますか？
わたしもワイシャツのボタンを開け、ネクタイを右肩にかけて３分間計りましたよ！
ジッとね！今流行の草食系男子のようにジッと。
その上、比較的大きな会社ですからどんどん来客はこられます。
そんな時、礼儀正しい侍ジャパンの企業戦士たちはちゃんと譲り合います。

３分たった体温計をわきから取り出し、次に来た他社の営業マン氏に
『あ、よかったらこれ次どーぞ』
と言い合っている姿。

キモイっちゅうねん（涙）

外国人がその場にいたら確実にオー！ジャパニーズクレイジー！とか
言われちゃいそうですが、見たか！これが日本人の美徳だ！（そうか？）
衛生的にはかなり疑問です。
衛生的とか難しいこと言わなくても感覚的に体温計の使いまわしは嫌だ。

極めつけは、今日会社にきた某大手製造会社からの一通のFAX
『現在のフェーズ５からフェーズ６になった際の
御社の対応について』
よーするに、フェーズ６になった時、おたくの会社は対策考えてあるの？
あるんだったら明日中に教えといてちょ。
と、いう内容だったのですが、どう答えろと？

FAXには『例』としてその会社の対策例が書かれていました。
食糧備蓄2週間分確保

まー、自慢じゃありませんが当社は正統派正真正銘の中小企業ですけど、
いちおー総務課はありますので聞いて見ましたよ。

なにか対策ってあるんですかねー？
あるわけないじゃん
即答でしたよ。なにしろボク全部言い終わってなかったもん。

ま、かっこつけてもしょうがないから明日そのように回答するしかないか・・
と、家路についたのですが帰路で一つ疑問が・・
あの得意先が言っていた食糧備蓄2週間分ってどの2週間分なんだろ？
まさか、社員食堂のランチ2週間分？
それとも会社に保存食でもおいておくのでしょうか？
謎です。

それで、家に帰ってちなみに食料2週間分ってどれくらいなんだろと調べてみました。
新型インフルエンザに備えた家庭用食料品備蓄ガイド
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新型インフルエンザの流行の周期（流行開始から小康までの期間）は
2 ヶ月間程度に及ぶと考えられています。
この間、食料品を買う機会はあると考えられますが、できる限り長期間分、
最低でも 2 週間分の食料品を備蓄することが推奨されます。
一方で、地震災害とは違い、新型インフルエンザが発生（流行）しても
電気、ガス、水道といったライフラインを確保するよう対策が進められていますから、
通常は熱源や水を使った調理が可能と考えられます。
備蓄スペースとして冷蔵庫も活用できるでしょう。
ただし、政府の想定では「保守・運用の従業員不足により地域的・一時的に
停電等が生じるおそれ」があることも指摘しています。
このため、ある程度の期間の停電等に対処する方策についても
合わせて考えておく必要があります。
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このPDFの出来が良くて、万全さんという4人家族を例にして
2週間分の食品備蓄リストと献立の見本などが紹介されています。

以下、リストにしました。

米（もち・無菌包装米飯を含めても可）・・・ 10kg
小麦製品等 （うどん、そば、パスタ、シリアル類等）・・・ 400g入 ６袋
小麦製品等 （中華麺、インスタント麺 、パン等 ）・・・16食
野菜類（玉ねぎ、じゃがいも、ごぼう、さつまいも等）・・・ 各１～２kg
豆類（あずき、大豆等）・・・ 適宜
卵 ・・・10個
缶詰（魚介類、肉類）・・・ 30缶
缶詰（野菜・きのこ類：コーン、トマト、たけのこ、マッシュルーム等）・・・ 20缶
レトルト食品（カレー、パスタソース、ハンバーグ等）・・・ 30食
冷凍食品（市販品の他、家庭で冷凍した魚介、肉、野菜、料理等を含む）・・・ 500g入 10袋
乾燥食品（切り干し大根、しいたけ、高野豆腐、ひじき、わかめ、こんぶ等）・・・ 各２袋
スープ類（みそ汁、わかめスープ、コーンポタージュ等）・・・ 12食
乳製品（チーズ、ヨーグルト、スキムミルク等）・・・ 各1～２箱
缶詰（果物類：もも、みかん、パイナップル、 みつ豆等）・・・10缶
調味料 （砂糖、塩、みそ、しょうゆ、食用油）・・・１kg あるいは1ℓ
調味料 （酢、だしの素、コンソメ、バター等）・・・ 適宜
嗜好飲料（緑茶、コーヒー、紅茶、ココア等）・・・ 適宜
菓子類・・・適宜
その他（ふりかけ、のり佃煮、ジャム、 マーガリン、はちみつ等）・・・適宜

まぁ、上にも書いたように地震とかの災害ではないので熱・水道が使えるのが
なによりありがたい。
熱・水道が使えるんであれば米とパスタで相当程度生き延びる自信があります。
そもそも、新型とはいえ弱毒と発表もされているので今のように過敏になる
必要はないんでしょうけどね。

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