11期生第1号、小山誠一郎です。
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「下町ロケット」
もう読んだよ、という方も大勢いらっしゃると思います。
第145回直木賞受賞作にして、既にドラマ化された作品です。
先日の東京支部実務従事カンファレンスでは
支部長さんのご挨拶で紹介されていました。
もともと●●賞受賞作という肩書きにはあまり惹かれない性質なのですが、
”診断士は読んでおきたい”との推薦の辞で興味を持ちました。
読んでみると。
中小企業を取り巻く苦しい台所事情。
エンジン特許を巡る大企業との法廷闘争。
現場・管理職・経営者それぞれの立場。
仕事を2階建ての家に例えて社員に説き、
「夢と飯の狭間」に悩む経営者の内面の葛藤。
中小企業診断士が先方のお立場を推察させていただく上で、
参考になる観点がいくつもあるように感じました。
(中小企業経営者の方の中には「現実はさらに厳しい」との声もあるそうですが)
読み物としても、傑作と思います。
日々の研鑽の合間に、さらっと読める408ページ。
診断士には特におススメです。
以前に、児玉さんも、このブログで取り上げていましたね。
ロケットといえば、東大阪のまいど。
東大阪に行ったときは、熱意を感じました。
大田区は、フットワークの良さを感じています。異業種交流会が盛んで、親の世代と子供の世代で、違う交流会に参加して、互いに活性化しあっているという話を聴いたことがあります。
下町ロケット、
ハードカバーの厚い本ですが、出張に持ち歩いています。