稼プロ22期生の塩谷です。
先日、「宅地建物取引士」の登録実務講習を2日間受けてきました。
宅地建物取引士は資格登録をする際、宅建試験合格の他に申請日前10年以内のうち2年以上の実務経験があるか、実務経験にかえて登録実務講習を受けることが必要となります。私は30数年の企業勤務で得たスキルの棚卸をしようと思ったのもありますが、それよりも何事も経験だろうと思い、受講した次第です。
雨の中、大手の資格予備校に入り、「中小企業診断士口述試験対策」の看板を横目に大きな会議室に入りました。講義が始まると、講師の方の第一声が「皆さま、合格おめでとうございます!」、少し驚きましたが、考えてみると多くの人は業務で使うから受験しているわけで、私のように合格して30年以上経ってから受けに来る方が珍しいことを理解し周りを見渡すと、やはり受講者が若い。20代〜30代が半分以上、そして女性が4割と明らかに診断士とは違う、こんなにも違うものかと思いました。
また、講師の方がすごかった。80名以上いた大部屋でしたが、何と言っても声が大きい。これは2日間延13時間、ずっと張った大きな声でした。そして、宅建士の業界ネタで何度も笑わせていただきもしました。その講師は年間、何十回もやっているということから、相当な売れっ子講師のようですが、スキル的には完全に漫才師でした。マネは出来ませんが勉強になりました。
講義の内容も聞けば当然と思えることも、しっかりと説明されていて、「皆さんが入った会社の上司や先輩が昔からこのやり方でやっているといっても、今は〇○だからね」といったフレーズが何度となく出てきました。昨今、どこの業界もルールは厳しくなってきていますが、この業界も大きな変化が求められているようです。
今回の2日間の講義を通じて、当然ですが不動産と診断士は全く違う業務であることを改めて体感することができました。やはりそれぞれの業界に特性があり、個人的に向き不向き、好き嫌いはあると思いますが、そういった業界特性を理解して対応することが肝要だと思った2日間でした。取り留めのない話でしたが、本日も最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
経験豊富な人たちは受け入れられません。
他人事ではありません、反省、反省。
異業種のご体験は面白そうですね。どんどん挑戦してみたいです。勉強になります。