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裁判員制度に参加しました(前編)

2024-03-11 12:00:00 | 23期生のブログリレー

 こんにちは、23期生の永岡伸一です。先日、裁判員裁判に参加いたしました。

 裁判員6名補充裁判員3名が選任され、この補充裁判員に選ばれました。補充ではありますが裁判の全日程に参加が義務づけられます。

裁判なんて自分には縁のないものだと思っていたのですが、一連の裁判に参加できたのは法律について理解を深めるよい経験となりました。

共有できる範囲で体験談をお伝えします。今回は裁判員に選任されるまでを記載します。

 

➀1年前:「名簿記載通知」が到着

 裁判員候補者の一人として名簿に記載されました、という封書が届きました。

調査票が同封されていました。辞退できる合理的な理由があるかどうかについて回答を求められました。

この段階では、まあそういう制度もあるんだなぁという認識でした。

 

②1ヶ月半前:「選任手続期日のお知らせ」が到着

 自宅に東京地方裁判所から特別送達郵便が届きました。

1年経過していたので、名簿に記載されていたことを正直忘れかけていました。

●月●日●時●分に当裁判所までお越し下さい、とあります。裁判の日程も記載がありました。

裁判員裁判の平均拘束日数は6日前後だそうです。しかし私の場合は11日を超えていましたので相当悩みました。

病気や引越など辞退する理由があるかを、改めて同封の質問票に記載し返信。

万一選任されることに備えて仕事を切り詰めました。この期間が一番きつかったですね。

 

③選任手続き当日(抽選まで)

 霞ヶ関にある東京地方裁判所に行きました。

何かの裁判が行われるのでしょうか、裁判所の前では、●●反対!というプラカードを持っている方がビラを配っています。

正面入り口から手荷物検査を経て館内に入ります。「裁判員候補者の方は2階へ」と看板が掲示されていたので、誘導に従います。

待合室の入り口で番号札を渡されました。番号は到着した順番に渡されるようでした。

指定の番号の席につきます。最終的には40名弱の方が着席しました。

事前に名前はプライバシー保護のため呼ばず番号札でお呼びします、と伝えられました。

 定刻になると3名の裁判官の方々が入室されました。ここで初めて事件の概要が明かされました。

質問票が配布され、当該事件の関係者ではないか、公平な判断が可能かどうか記入します。

どうしても辞退すべき理由がある方は直接別室で裁判官の方々と面談します。質問票が回収され、後は抽選作業です。

別室にてパソコンを使って実施されます。候補者はそのまま待機。裁判官の方々が戻ってきて抽選結果の発表です。

裁判員と補充裁判員の番号が読み上げられました。私は最後に読み上げられました。外れるかなと思っていたので正直驚きました。

選出されなかった方は交通費精算の用紙を提出し終了です。

 

④抽選後

 以降の手続きのため別室に移動し、審議の大まかなスケジュールや進め方について説明を受けました。

裁判員になった方々の内訳は、女性と男性が半々ずつ。年齢もばらばらです。しかしお互いの自己紹介などは行いません。

プライバシー保護はここまでも徹底しており、お互いを「1番さん」、「補充3番さん」と呼び合います。

ルールとしては、審議で行われた資料やメモは、審議部屋からの持出しは不可。

 一通りの説明をいただいた、その日は解散となりました。

 

 裁判官の方々は非常に丁寧な説明と気遣いをして頂きました。

 幅広い立場の方々が安心して参加できるように努力している、と感じました。

 次回、判決まで書きます。

 

コメント (5)
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