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経営改善計画に関する理論研修

2024-03-05 12:00:00 | 23期生のブログリレー

稼プロ!23期生の島村康人です。

昨年12月から受講している「中小企業経営改善計画作成支援研修 理論研修」(4日間×3、5日間×1、計17日間)を先週金曜日で修了しました。

開催場所は中小企業大学校東京校(東大和市)なので、自宅の千葉からは通えず、3泊4日×3、4泊5日×1で東京校と同じ敷地にある東大和寮に宿泊しました。

日程・カリキュラムは、次のとおりです。

第1週:2023年12月12日~12月15日
    税務、金融及び企業の財務に関する基本的な知識

第2週:2024年 1月 9日~ 1月12日
    税務、金融及び企業の財務に関する実践的な知識

第3週:2024年 1月30日~ 2月 2日
    経営改善計画の進め方

第4週:2024年 2月26日~ 3月 1日
    経営改善計画の実践支援のあり方とその考え方
    講義終了後、専門知識判定試験を実施

経営改善計画は、資金繰りなどの財務状況が悪化している企業の収益力や資産を、どのように改善させるかを計画するものです。

診断士の事業計画策定支援には、創業計画、経営革新計画、経営改善計画、事業再生計画、事業承継計画などがあります。
これらの中で、経営改善計画や事業再生計画の策定は、金融支援を伴うような非常に厳しい支援活動になります。

よろず支援拠点には、時折、資金繰りの相談者がこられます。経営状況をお聞きすると抜本的な経営の立て直しが必要と考えられる場合があります。そういう相談に適切に応じられるようにしたいと考え、17日間の研修を受講しました。

受講者は全部で40名ほどでしたが、診断士は数名しかおらず、行政書士やコンサル会社の方が多かったという印象です。

第1週目の講義は、診断士試験の内容(一次の財務・会計、二次の事例Ⅳ)と重なるので、あまり必要性は感じませんでしたが、財務分析報告書の雛形の提供があり、それは価値があると思います。

第2週目の講義は秀逸で、金融機関の評価基準・融資基準の説明は、非常に参考になりました。
飛び飛びの週ですが計17日間の日程を確保するために、仕事の調整や前後の業務負荷が相当にかかりましたが、この週の講義で十二分に受講した意義がありました。

第3週、第4週は、それぞれの週毎の事例企業に対する経営改善計画書の策定演習でした。経営改善計画策定の基本的な流れを2回疑似体験することができます。

第4週目の初日に税理士の講師から、諸外国と比較した日本の開業率・廃業率の低さについて説明がありました。特に廃業率の低さについて、支援施策で延命されている企業が多く実際の廃業率は跳ね上がる、というコメントが強く印象に残りました。


この研修については、過去の稼プロブログで、16期大石さんと17期荒井さんも記事投稿しています。

ためになった認定支援機関研修の受講(17期荒井さん)
https://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/ae325b6fee9e060cd713dc6eb8ff69f8

稼プロ!のカリキュラムは即効性もある。(16期大石さん)
https://blog.goo.ne.jp/kasegerupurocon/e/a34b146ec2211c52bfeeb481e297ca7d

(※過去の稼プロブログには、参考になる記事が豊富に掲載されています。貴重な資産ですね。)


理論研修を修了し専門知識判定試験に合格すると、その後の2日間の実践研修を受講可能です。実践研修を修了後、実践力判定試験に合格すると、「認定経営革新等支援機関」の認定基準を満たせます。

「認定経営革新等支援機関」になることよりも、経営改善計画策定についてきちんと理解したい、というのが私の受講理由ですが、折角17日間も時間を費やしたので、あと2日間の実践研修も受けて「認定経営革新等支援機関」に登録したいと考えています。

まずは、先週の受講終了後に受けた専門知識判定試験の合否結果待ちです。
(不合格の場合は、試験だけ再受験可能です。)

 

コメント (5)
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