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開業して4か月たちました。

2021-11-14 12:00:00 | 21期生のブログリレー

21期生の中川 聖明です。

この秋は緊急事態宣言が解除され、今のところ新型コロナもおとなしいのでリアルな会議も増えてきました。また。とりあえず中小企業診断士らしい活動も始まってきました。正直申し上げて、急な開業だったので開業直前はどうなるかと思いました。しばらくは収入ゼロで預金取り崩しの毎日になるだろうなと不安を感じていました。まだまだ一人前とは言えないでしょうが、今のところ業務は動き出しています。そのようななか、1年はじっくりと勉強する年としていろいろ参加を始めることにしたいと思います。

顧問先の開拓で、現在関与している中小企業者のつながりで広げていく方法を考えましたが方向を変えて、いろいろな支援機関への登録をしながらご紹介頂く形で進めることにしました。人づての紹介も重要ですが、このような支援機関からのご紹介はさまざまな業態に触れることができ勉強になりますし、経験を積む上でも助かりますので重要だと思っています。今は、4区NPOへの参加、信用保証協会、中小企業機構、中小企業119のアドバイザー登録をしました。
 また、マネジメントメンターへの登録をすすめました。おかげ様でNPOぶんきょうはチャレンジショップとして美容院の紹介を頂きました。信用保証協会も12月に訪問させて頂きます。2,3回での現地指導となるとお聞きしました。

マネジメントメンターについて少し記載します。
マネジメントメンターに関係する新潟県信用金庫開催の「新現役交流会」にて三条信金様経由でご紹介くださいました、ある中小企業様1社とマッチングができました。私は呉市の会社様と経営相談を以前も受けたことがありますが、独立してから初めてのご紹介となりました。

さて、この新現役交流会という名称の意味の由来はよくわからないのですが、「マネジメントメンター」という、 豊富な実務経験 、専門知識 、築いてきた人的ネットワーク などを活かして、高度・専門的な経営課題を抱える中小企業を支援するため、関東経済産業局マネジメントメンターデータベースに登録すると「新現役交流会(企業との個別面談会)」に参加できます。中小企業診断士以外にも参加されいる方はいらっしゃるようです。
独立した7月に早速登録申し込みして、この新現役交流会は何回か連絡は来ていましたが、前橋市の「新現役交流会」は日程が合わなくて不参加、焼津市は縁がなくて、制度に参加して面談は4回目になると思います。
 面談時間25分でなかなか話し合いができないので難しさは感じていました。自己紹介、先方の課題確認をする。基本的に先方を中心としたコンペになってますのでマッチングは容易ではありません。おそらく「稼プロ」の講義内容でも生かせることはあると思いながらもあまり生かせずに今まで我流面談でやってきましたところようやくマッチングに至りました。

 個人的には地域で活動されている中小企業の支援はやってみたかったのですが、ようやく叶いそうです。一度、呉市の産廃業者様と経営ビジョンの実現の話をしましたが、力不足と副業だったのとでその後の関係は続かなかったのですが、やはり大都市圏以外の会社様は地域に根付いた活動とさらなる成長を目指していく姿は、大きな会社では行えない工夫とご苦労があり非常に興味深いと思いました。
 本当ならば事務部門にもっと人材が必要な会社も多いですが、予算の関係で難しさを感じさせられることばかりです。絵にかいた餅となるような提案では意味がないのを実感させられました。今までは、自身が根拠もしっかりしていい提案になったと思っても先方に共感されなければ受け入れられさえしない苦い経験ばかりです。

 これから「新現役講習会」の紹介会社様と進め方の調整に入りますが、関東を出る企業様と仕事ができるのは久しぶりです、新潟県三条市は初めて行く場所ですし、何より、マネジメントメンター登録で頂いた初めての機会ですので大切にしたいと思います。55歳時点での就職活動もしたのですが、実力、年齢、何かが足りず振るわずでした。また、今回も企業面談は1社あたり5社くらいのコンペですから、4回目でつながったのはそれでもいい方だったのかなと思います。その他、地方企業様の面談希望はしていますが、あせらず参ります。

 自分の心の奥底には日本の産業を支えているのは地域の中小企業であるという考えを持っていました。少し大きい会社にはいたことはありますが、私が在籍した製薬会社では、研究開発から製造まではしても原材料の供給や直接の販売活動は行いません。それは納入業者や卸業者の仕事でした。また例えば、家電では系列化、自社での遠洋漁業、製薬の製造と卸の組織化など系列化したビジネスも以前は多くありました。家電は大規模な量販店でなくアフターサービスがきちんとしている町の家電販売店で昔は買ってました。それが、性能が良く故障しなくなり、アフターサービスは現地からコールセンターでの対応と効率的な見直しがされました。
 少なくとも自立してきちんとした品質管理ができる会社が生き残っている気がします。一方で、中小企業のような業務が集約された事業者は、景気動向の変動には直接さらされることになるので、個人的にはきちんとした販売網、纏まった資金、インフラ、人材がバランスよく集まっていることが重要かつ必須と思います。三条市のご依頼は詳細わかりませんが、ガバナンス関係のようです。会社としては後手に回りやすい領域であるものの親しみがあるテーマなのでどこまで深めていけるか楽しみにしています。(詳細の内容は控えます)。

 さて、以上が4か月半の振り返りですが、対応できた仕事のも小生と接してくださった中小企業診断士の先生方からのご支援が全てだったと思います。今後は部会にも、オーバーワークにならないように、さらに参加したいと考えています。

 やはり、この仕事は人間関係なくしては成り立たないことばかりだったと非常に痛感しています。私は少々トラブルがあって、急で無計画な開業をしたため、多くの方を頼らざるを得ませんでした。せめて今は明るくフランクにまいりたいと思います。近い将来きちんとした形ができたら今後は自分から恩返しできるようになりたいと思います。それが更なる目標でもあります。

20211114日  中川 聖明

コメント (5)
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