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顧客の好印象を高める方法!店舗接客販売や営業に効果抜群!

2020-10-28 12:00:00 | 20期生のブログリレー

こんにちは!

 

稼プロ!20期生の春島一男です。

2006年から約14年間ネットショップを運営しています。

 

今回は10/9に続いてビジネスと心理学を

結び付けたシリーズの第2回目になります。

 

 

今回は【初頭効果】と【確証バイアス】についてです!

 

まずは【初頭効果】から。

ポーランド出身のソロモン・アッシュが1946年に

行った『アッシュの印象形成実験』というものがあります。

 

被疑者にある人物の性格特性を下記の通り提示したとします。

 

  1. 彼は、親切で、明るくて、知的で、批判的で、頑固で、嫉妬深い人です。
  2. 彼は、嫉妬深く、頑固で、批判的で、知的で、明るくて、親切な人です。

 

まったく同じ性格特性を、並びを変えて紹介したものになりますが、

被疑者は、Aにポジティブな印象を持ち、

Bにネガティブな印象を持ちます。

 

このように、同じ内容でも、ポジティブな形容を先にすると

より良い印象与えらえることを「初頭効果」と呼びます。

 

いわゆる、第一印象が大事という定説は、

心理学で研究結果が出ているものなのです。

 

 

つぎに【確証バイアス】です。

初頭効果と一緒に考える必要がある確証バイアス。

 

確証バイアスとは、

自分の思い込みから、その仮説を検証するために、

自分にとって都合の良い情報ばかりをあつめてしまう状態を指します。

 

初頭効果と紐づくとどのようになるでしょうか。

 

第一印象で相手に対して「親切で明るい」印象を持ったとします。

会ったばかりの人ですし、それは思い込みですね。

 

次の段階で確証バイアスが発生します。

そうすると、その相手が「親切で明るい」ことを

確かめる情報ばかり集めてしまいます。

 

その人の表情や言動から、

どんどん「この人はやはり親切で明るい人」と思い込んでいきます。

 

初頭効果の好印象が、確証バイアスにより、

増幅されていくのですね。

 

 

逆に、第一印象で悪い印象を持つと、どうなるでしょうか。

悪い情報ばかり集めることになります。

確証バイアスで、相手の「悪い情報」を集めやすくなっています。

 

親切にされても、何か裏があるのではと、

ネガティブに捉えてしまいます。

 

 

初頭効果の悪印象が、確証バイアスにより、

更に増幅されていきます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

初頭効果も確証バイアスも

内容としては聞いたことがあるものだったと思います。

 

これまでそれほど第一印象に気を配っていなかっ人も、

心理学で検証されていることがわかると、

ないがしろには出来ないと思えたのではないでしょうか。

 

 

自己紹介をする機会があった場合は、

第一印象を良くするために、自分を卑下したものにせず、

自分のセールスポイントを最初に打ち出すようにしましょう!

 

営業にしても、接客にしても

最初に好印象を持ってもらうことが

とても大事です。

 

 

今回は【初頭効果】と【確証バイアス】について書かせていただきました。

ぜひ、ビジネスにご活用ください!

 

次回は11月17日(火)です。

 

次回もビジネスと心理学を組み合わせた内容にする予定です。

 

お楽しみに!

コメント (2)
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