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地方創生の実態

2017-11-24 21:57:13 | 17期生のブログリレー

こんにちは。17期生の山本はるかです。
7回目の投稿となる今回は、久しぶりにまちづくりについて書こうと思います。
テーマは地方創生です。

10月に長野県木祖村へ訪問してきました。
木祖村は、私の関わっている名古屋市の桜山商店街と姉妹提携をしており、
商店街内にアンテナショップを設けているなど、非常に関わりの深い地域です。
地方創生への取り組みの一例としてご紹介したいと思います。

①木祖村
長野県の南に位置し、2,000m級の山々に囲まれた農山村で、人口3,000名程の地域です。
占い芸人が「縁結神社」を紹介したことから、このパワースポットに訪れる人が増えているとのことです。
冬には藪原高原スキー場、夏はマラソン大会や自転車レースで観光客が訪れます。
地酒では、木曽川源流ダムの地下トンネルで熟成させた日本酒があり、マイルドな味わいだと言います。

②下流との交流
木祖村は、下流の名古屋市をはじめとする中京地区の水源である木曽川の源流があります。
そのため、名古屋市上下水道局職員を受入れ研修を行ったり、愛知県日進市が植林を行ったりと、
下流との交流に軸足を置いています。
桜山商店街のアンテナショップについても、狙うはUターンやIターン。
ターゲットが明確です。

③周辺自治体との連携
木祖村には中山道の藪原宿があります。
隣りに位置する塩尻市の奈良井宿から藪原宿へのウォーキングコースがあります。
ここ数年の取り組みとして、皇女和宮のイベントがここで行われています。
江戸時代に皇女和宮が十四代将軍に嫁ぐ際に、この中山道を通ったことから、このイベントが開催されるようになりました。
このように、周辺自治体とうまく連携したイベントを開催することで、地域全体での観光客取り込みを行おうとしています。

地方創生の課題は、行政主導ではなく村民が自主性を持って観光産業に取り組むこと。
その一環として、この10月、行政が一般社団法人観光協会を立ち上げました。
平成33年度の目標値は下記の通りです。*()は平成28年度実績

 観光入込客数 300,000人(239,224人)
 村内宿泊客数 20,000人(15,911人)
 交流人口 7,500人(5,933人)
 観光消費額 12億円(8.13億円)
 特産品開発 2商品

村民が自主的に取り組むきっかけとなり、工夫された取り組みが出てくることが期待されます。
地域おこし協力隊で若い人材が移住する等、変化の兆しは出てきています。
私自身も名古屋の方で、微力ながら協力していきたいと思います。

コメント (1)
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