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東京都中小企業診断士協会中央支部認定!「稼げる ! プロコン育成塾」ブログ

東京都中小企業診断士協会中央支部認定マスターコース「稼げる!プロコン育成塾」のブログ。経営・ビジネスに役立つ情報を発信

稼プロ!23期生のカリキュラムを振り返る

2024-06-24 12:00:00 | 23期生のブログリレー

こんにちは、稼プロ!23期生の曽我剛です。6/22(土)に卒塾式・入塾式に参加させていただき、無事に23期生として卒塾することができました。多くの方からお祝いのメッセージをいただき、改めてこの1年間多くの方に支えられていたことを実感いたしました。事務局、講師、OBなど関係する方々に感謝申し上げます。

今回は稼プロ!の1年間のカリキュラムを「いつがどのように忙しかったか」という視点で振り返ってみたいと思います。昨年入塾した時に「この1年間どのようなスケジュールで進むのだろうか?いつ頃が忙しくて大変なのだろうか?」という点に関心がありました。卒塾式・入塾式でも24期生からこの点について質問されました。24期生のカリキュラムは、23期生とほとんど同じようなので、24期生の参考になればと思います。

私は企業内診断士ですが、この23期生としての1年間は幸運なことに、会社の業務が比較的落ち着いて、プライベートでも特別なことはなく、稼プロ!の活動に比較的に時間を使うことができました。人によっては、仕事やプライベートの忙しさが重なって、こっちの時期の方が大変だったという人もいるでしょう。また得意・不得意分野やその課題に対する想いも人によって違いますので、時間の費やし方や感じ方も個人差が大きいと思います。また特に前半部は記憶違いもあるかもしれません。あくまで私の主観です。参考程度に留めて下さい。。

勝手ながら稼プロ!のカリキュラムを4つの期に分けてみました。カリキュラムの詳細は、稼プロ!ホームページに掲載されています。

1)導入期(第1回~第5回合宿、23年6月下旬~23年10月初旬):稼プロ!の活動がどんな感じか探りながら慣れていく期間
・あまり考えたことのない自己キャリアを考えるのに苦労する。
・ブログの投稿は初めてで、書きたいと思うネタについて調べたり、文章を考えて、書いて書き直したりと、想像以上に時間がかかる。
・第3回講義で小論文のレジュメ提出を求められ、ここでテーマや構成をおおよそ決める。テーマ選びで失敗して後で大変だった。
・3分間プレゼンテーション(私は合宿1日目の発表で、23期生の中で9番目だった)はテーマ選びや内容を考えるのに苦しむ。プレゼン練習は事前に何度もした方が良い。
・合宿(1泊2日)は、2日目にロールプレイ(傾聴スキル、経営者からヒアリングする)があり、その条件設定を事前に読んでおく。読み込みが不十分で1回目は失敗。昼休みに読み込んで2回目は修正できた。

2)安定期(第6回~第8回、23年10月後半~24年1月初旬):稼プロ!の活動にも慣れ、学びのサイクルが安定してきた期間
・ブログは内容を書くのには慣れてきたが、ネタが尽きてきてテーマを探すのに苦労する
・キャリアビジョンの中間発表があり、キャリアビジョンの骨格を固めることに苦しむ。
・11月から小論文用の班分けがあり、小論文作成と班内の相互添削が始まる。12月末に班内添削を終えて提出する必要があり、きつい時期もあった。
・12月には執筆企画の案出し、診断実習先の下調べが始まり、だんだんと忙しくなりそうな予感がしてくる。(執筆企画は有志のみ参加。23期は2班に分かれて活動。提出期限はなく、手探りで開始)

3)繁忙期(第7回~第10回、24年1月中旬~24年4月中旬):稼プロ!の活動で最も忙しい期間
・診断実習先のヒアリングを実施し、そこから報告書の作成に忙しくなる。診断報告書作成の忙しさの度合いや時期は班によって変わってくる。当班は時間をかなり使い、3月中旬の第二版提出までは班員でのZoom会議をほぼ毎週実施し、時には2時間以上議論した回もあった。
・報告書作成が一段落したと思いきや、第10回の15分間プレゼンテーションの内容を考えるのが大変だった。もっと前倒しでプレゼン準備は進めるべきだった。

4)成熟期(第11回~卒塾式、24年4月後半~24年6月後半):山を越えて、この1年間の成果物が完成、達成感とともに「稼プロ!ロス」を感じ始める時期
・4月中旬の診断実習先の報告会まで報告書の修正が続く。
・報告会が終わると、第11回の講義最終回でキャリアビジョンの決意表明をするために、キャリアビジョンを練り直す。
・4月末に小論文が添削されて返ってきて再修正が始まる。卒塾式で製本して提出する必要があり、5月末期限で小論文を完成させる。

振り返ると、年明けの診断実習の報告書作成が一番きつかったです。そのきつさは班によってもかなり変わります。ヒアリング(1月中旬)から最終提出(4月中旬)まで長丁場ですので、前半でうまくいかないと後半がかなり大変ですし、前半うまくいったら楽になるかと思いきや、さらに内容をブラッシュアップしていこうと後半も大変だったりします。私の班は後者で、診断実習の報告書作成に相当時間を使いました。

もしやり直せるなら小論文のテーマ決めは、もっと慎重にテーマ選びを行うべきでした。どういうテーマ選びが、稼プロ!の小論文(いろいろな制約がある)に向いているか、よくわからない中で、第3回の講義でテーマを決めてしまい、後で苦しみました。12月になってテーマを変えることもできますが、手戻りを考えるとなかなかテーマ変更に踏み切りにくいです。

以上が1年間の振り返りです。ここに書いたことがすべてではなく、これ以外にも事前課題はあります。講義の直前1週間は、どこかに課題に取り組める時間を確保した方が良いと思います。多くの課題に対して、万全の準備ができればベストですが、どうしても準備不足の時も出てくると思います。その際は「失敗して学ぶ」という点も大きいと思います。おそらく準備不足の場合は失敗するケースが多いです。「やはり事前準備が大事なんだな」という学びをそこで得られれば、それも1つの学びだと思います。

24期生の方でさらに詳しい内容が知りたい方は、私は24期の事務局として参加していますので、気軽に質問してください。また個人差がありますので、24期の他の事務局の人に聞くのも有効かと思います。これから1年間、私自身も24期生の方々と共に学んで成長していきたいと思います。1年間宜しくお願い致します。

 

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株主総会のお土産は何故無くなったのか

2024-06-24 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。稼プロ!23 期の種本です。
先日の卒塾式では皆さまに激励頂き感無量でした。稼プロ!で学んだことを今後に活かしつつ、更に学びを深める努力をしたいと考えています。

さて話は変わって、この6月下旬は日本に多く存在する3月決算の企業の株主総会が開かれるシーズンですね。私も少しだけですが上場企業株式に投資していることから、私の手元にも株主総会の案内状が届いています。その中に「お土産の準備はございません」という記載があるのに気づきました。しかも、私が保有する複数の銘柄全てが、一貫して「お土産の準備がない」のだそうです。

ということは、過去はお土産を準備していたのだと思い、調べてみることにしました。我々、現役世代には平日の日中に株主総会に出席することは叶いませんので、益々興味が湧きます。
そもそも、株主総会に来る株主にお土産を渡す理由は、わざわざ遠方から株主総会の会場に足を運ぶ株主に対するお礼という意味合いがあるのだそうで、タクシー代くらいに相当する1,000円から3,000円相当のお土産を用意する会社が多かったのだそうです。
2014年当時の情報が手に入りましたので、例を挙げますと以下の通りです。
図書カード 1,000円分、クオカード 1,000円分、洋菓子(バウムクーヘン)、洋菓子(ホテル特製リーフパイ)、和菓子等
そのうえ、株主総会後に懇親会を開く企業もあったようで、みっ魅力的です。。。

では、なぜそのお土産を準備しない企業が増えてきたのか、その背景を調べてみますと、株主総会に出席できるのは、株主総会開催場所の近傍のごく限られた一部の株主だけであり、不公平であるという声が出たことと、そのような事柄に経営資源を費やすのではなく配当等の株主還元に力を入れてほしいという海外の投資家や機関投資家の意見が強まっていると言われています。また、株主総会の会場には来るものの、お土産だけ貰って総会には出席せずに帰る株主が増えてしまい、「お土産を用意しても議決権を行使してくれないなら、準備する必要ないな。」と考える企業が増えたこともお土産の準備を取りやめる企業が増えた要因なのだそうです。

私個人的には、時間が許せば、株主総会に行って投資先の経営陣の顔を見ながら話を聞いて議決権を行使し、場合によっては反対票を投じて、お土産を貰い懇親会に出席して帰る、という昭和の世の中にあったような(非日常的な)一日を送ってみたいと思います。今のトレンドにそぐわないウェットな関係を望むのは私だけでしょうか?
私は、いつの日か、再び企業がお土産の準備をしてくれるような懐の深い経営者が出てくる日まで、粘り強く株式投資を続けようと思います。

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読む力

2024-06-23 12:00:00 | 23期生のブログリレー

稼プロ!23期生の島村康人です。

23期生としてのブログ投稿も今回で最後になりました。

締めくくりとして、稼プロで学んだ基礎スキル「診る・話す・書く・聴く」にない「読む」について述べます。


4月の最終講義後、卒業小論文集の最終原稿を提出するにあたり、厳しいフィードバックを目にした私は、改めて論文の書き方を確認するために、清水講師の講義テキスト『レジュメの作り方・小論文の書き方』を見直しました。

同テキストには、「ビジネス小論文作成の留意点」として
⑩他人の論文を数多く読む
とあります。
(①~⑨は略) ※23期生の皆さん、テキストで①~⑨も確認すると、よい復習になりますよ。

ネットで見つけた次の記事を合わせて読んで、改めてこの⑩の意味を理解しました。


『論文のあり方、書き方、実は、読み方』
http://www.nutrepi.m.u-tokyo.ac.jp/publication/ja/3692.pdf

日本栄養士会雑誌の連載記事「論文の書き方」の最終回となるこの記事の最後は「論文を書く前に、論文を読むことの重要性」というまとめの文章で締め括られています。

この記事の中で佐々木教授は、

「論文というのは初めての発見が貯まった山なわけですよ。ということは、本来論文は書くためにあるものではなくて、読まれ、使われるべきために存在するものです。」

「僕が考えつくことや現場の誰かが考えつくことのほとんどは他の誰かが既に考えついている」

「それまでにたくさんの成果を世の中の誰かが出してくれているわけで、それを使っちゃった方が得じゃないですか。」

と述べています。

この連載記事は、栄養学の研究論文の書き方がテーマですが、広く文章を書くことについても大変示唆に富んでいると思いました。


もう一つ。小学校6年生の国語の教科書に書かれた「読み方の手引き」をご紹介します。

「自分の考えを広げ、深める

 わたしたちはさまざまな文章を読むことによって、ものの見方や考え方を広げ、自分の考えを深めることができます。

 これまでの説明文の学習を通して身につけてきたさまざまな『言葉の力』を発揮し、文章の内容や筆者の主張、述べ方などについて読み取ったり、書かれていることを関係づけてとらえたりすることで、自分の考えを広げ、深めていきましょう。」


稼プロの四つの基礎スキル「診る・話す・書く・聴く」のベースとして「読む」が必要ということ、「読む」際にはしっかりと自分の頭でも考えることが重要だ ということを最後の最後に学び直しました。

稼プロの最終講義の決意表明で、私は「出版企画書を書く」ことを宣言しました。
現在、そのためにテーマを定めて、その分野の本を掻き集めています。多読と合わせて、これはという本は熟読します。
まさに「書く前に読む」を始めたところです。

 

稼プロ23期で私が投稿する最後のブログは、以上になります。

ありがとうございました。

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突出した個人>組織?

2024-06-22 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさんこんにちは。
19期の森です。

最近読んだ記事(本の抜粋記事)が興味深かったので、抜粋元の本を電子書籍版で購入しました。実はまだ読んでいませんが、他にネタが思いつかなかったので、とりあえず「なるほど」と思ったポイントから今回は書いてみます。

「オールジャパン」「日の丸プロジェクト」がたった1人の天才に惨敗するワケ

なかなか痛烈な記事のタイトルですが、「なんか思い当たるな」と感じる方も多いのでは。

ざっくりまとめると、TSMCやアップルは一人の天才や突出した個人に会社(TSMCなどは国そのもの)の命運を任せたことで、今の圧倒的な成功を導いた。
一方で日本はどちらかというと各組織から編成されたプロジェクトチームなど、個人ではなく組織によってイノベーションに取り組もうとする。けれどもそのような組織が主体では、責任の所在もあいまいで、リスクテイクも回避されがちとなり、前者のようなリスクを取って勝負をしたイノベーションに勝ることができるはずがない、ということかと思います。
まさに真理だなと。

ちょっと話がずれるのですが、グループワークとかワークショップってありますね。
私はあれが嫌いです。何が嫌いといって、もちろん人前で理路整然と主張したり、うまく話をまとめたりするのが苦手ということがありますけれども、最終的にチームでまとめた意見に心から納得したり、すばらしい創発が繰り広げられた、なんて思ったことは一度もないからです。それはファシリテーションの問題とか、自分のアイデアがメンバーを納得させられるものではなかった、ということでもありますが。

ただ、グループワークをする目的としては、やはり、多様な意見のすり合わせとか、それによる創発なんだろうと思うわけで、さらに前提としてメンバーはフェアな立場で臨むことではないかと思います。

そうすると、結局は妥当な意見や提案はできるかもしれませんが、事例のような突出した成果が得られるようなことは理論的に無いんじゃないかと思うんですよね。否定するわけではありませんが、限界があるような気がします。

話を戻しますと、日本の経営者には孫さんとか柳井さんとか剛腕な人はいらっしゃると思いますが、開発現場において、このような本当の意味で個人に会社の命運を任せる、といった会社、とくに大企業は少ないのではないかなと思います。それだといつまでたっても次々に勃興してくる海外のユニコーン企業などの後塵を拝するだけになってしまうのだろうな、とそんなことを考えさせられた記事でした。

また機会があればちゃんと読んだ後で感想書きたいと思います。

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バスの乗客ワーク

2024-06-21 12:00:00 | 23期生のブログリレー

みなさん、こんにちは。23期 柴田 純一です。

突然ですが、ACT(アクト)ってご存じですか?

私は知らなかったのですが、Acceptance and Commitment Therapy(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)の略称で、元々はメンタル系疾患の治療で用いられていたものですが、最近では健康な人々への教育としての活用が増えてきているそうです。

その中で、「バスの乗客ワーク」というというものがあるのでご紹介します。

〜 Quote: バスと乗客の話 〜

私たちは、人生というバスの運転手である。バスの主導権を握るのは、もちろん運転手である。そして、バスには常にたくさんの乗客が乗っている。

この場合、乗客とは、思考・感情・記憶など、さまざまな内的体験を意味する。乗客には、不快なものも多く、色々と大声で意見してくるものも多い。

このような時、運転手には二つの選択肢がある。一つは、乗客と口論を始め、何とか彼らをバスから降ろそうと試みるという方法である。

しかし、乗客と戦っている間、バスは完全に停止してしまう。

もう一つは、乗客が不快であることには変わりないが、彼らに席を与え、過度な注意は与えず、そのまま旅を続けるという方法である。

〜 Unquote 〜

悩み事があると、頭が一杯になり前に進めなくなるので、まずは思考から距離を取ること。

自分の運転しているバスの中を眺め、どのような乗客(思考・感情)が乗っているか観察し、それを受け容れる場所を作ることが大切、というセラピーだそうです。

私の心の中の診断士バスにも、色々な乗客がいます。

「人脈がない」、「今からでは遅い」、「強みがイマイチ」、「愛嬌がない」、「ズボラなお前には向いていない」・・・

皆さんとても五月蠅い乗客たちですが、一旦席に座ってもらって、これからもハンドルを離さずに運転を続けたいと思います。

今回が23期ブログリレー最後の投稿となります。

稼プロ!講師・事務局の皆さま、そして23期同期の愉快な仲間たち、皆さまのお陰で、楽しい1年間のドライブでした。

本当にありがとうございました。

そして、これからもよろしくお願いします。

柴田 純一

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