絶望の時間

スマホのゲームをしながら今日（もう昨日か）一日の事を振り返る。

病院からの電話。

義母の見舞い。

少しおやつなどを買って。


ちぐはぐな会話。


入院時、あんなにテレビは見ないと言っていたのに、今日はここにはテレビもないと大声で話す。

それに対して反発してもどうしようもないので、すぐに談話室でテレビカードを買い、売店でイヤホンを買ってくる。

思い込みの思い出話。

病院の看護師さんの謝罪。

思った以上に義母が訳が分からなくなっているので、こちらのほうが申し訳なく思う。

何があってもこちらは大丈夫なので、病院側にも臨機応変な対応をお願いする。

配偶者が義母に対して大声で説明するけれど、ほぼ理解していない。

テレビのリモコンの操作もわからないし、テレビ用のイヤホンと補聴器の違いがわからない。




そんな事をぼんやりと思い出しながら。。


スマホのゲームクリアならず。


私にしては珍しく「くそがっ（よしこちゃん風）」と小さくつぶやく。

配偶者が「ん？」と私をみて、「あ～～～」とうなずきながら笑う。

スマホのゲームをクリアしなかったからだと。

そう思ってくれてほっとした。

これから、義母との絶望の時間が過ぎていくのを待つのだ。

みんなが通る（介護の）道。


そう思いながら。

何か一瞬でも義母が喜ぶ事を考えよう。


珍しく夜更かしになってしまった。

もう限界。

ねよ。