ウィーンで学ぶ

---ウィーン医科大学心臓胸部外科
留学日記とその後...---

オーストリア出国: 中東ドバイへ

2008年01月24日 | 旅行
いよいよオーストリア出国の日だ。

前日は荷造りの合間に教授と会食したり、部屋のペンキ塗りをしたり、夜まで友人と会ったりと多少疲れはたまっていたが、最後までお世話になった方々と過ごせたのは幸せだった。

(留学当初からお世話になったセルビア出身の医学生:彼は数ヶ国語を流暢に話す。
立場上、僕の下手な英語に付き合わされた彼。でも実際はこちらが教育してもらったような感じでもある。)

当日朝、ペンキの臭う部屋で最後にセンメルサンドを食べ、タクシーで空港へ。100kgの荷物をなんとか一台のタクシーに収めた。

帰国の際、休息をかね中東のドバイにstop overすることにしていた。初めて利用したエミレーツ航空だが、これが良かった。数カ国の出身者から混成された客室乗務員は非常に親切で、かつ子どもへの配慮はこれまでで最高だ。

ドバイ空港は巨大で最新の空港だが、予想外の事態に遭遇する。ここ数日異常な大雨で全土に被害が出ているという。空港も例外ではなく、古棟部分では雨漏りが激しい。到着ロビーでは至る所に雨漏り対策の水受けバケツが置いてあるが、漏れが激しくすぐに一杯になっていた。

空港を出るのも大変。洪水のよる混乱で深夜2時にもかかわらずタクシー待ちは長蛇の列。一時間待ってようやくタクシーに乗り込んだ。

ホテルまでの幹線道路も至る所で寸断されていた。所々車道にも水が溢れ、徐行を余儀なくされる。道路脇に水没し乗り捨てられた車も目につく。
それでも改善したようで、日中は通常車で10分程度のところが、大雨による浸水のため6時間かかったという。今回の宿泊ホテルは正確に言うとドバイではなく、となりのサルジャだった。明日も状況が悪いから絶対にホテルから出ない方がいいと忠告された。特にサルジャとドバイ間の交通状況は最悪だと。


【ドバイ1日目】
深夜の到着と引っ越しの疲れをホテルのプールでのんびり過ごし癒そうかと思っていたが、状況はいささか異なっていた。
25度以上の気温を予想していたが、実際は20度以下で寒い。それでも地元の人は半袖サンダルスタイルで歩いているし、プールも営業しているがとても寒くて入れない。ホテルからドバイ中心部へ向かうシャトルバスも異常な渋滞のため運行中止となっていた。

仕方が無くホテル周囲を散策。目前の湖には観光用の小型ボートが何隻か停泊している。交渉し、30分50DHS(約1500円程度)で貸し切り、乗ってみた。




湖から見る湖岸はまた趣が異なりなかなかのもの。


歩いて地元のショップやスーパーを覗いてみた。高層ビルが建ち並び近代的で洗練された都市に見えるが、一歩裏道に入るとまだ建設途中といった感じで、歩道は整備されて無くまた商店もいわゆる中東、東南アジア系と言ったらよいのか、狭い店内に商品が溢れた感じのものであった。

ホテル内はルームサービスも充実しており快適だ。時差ぼけの我々にはちょうど良い休息になった。
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