カラカネニュース

NPO法人カラカネイトトンボを守る会の行事を紹介しています。

☆昆虫標本箱コンテスト 締め切りまであと10日

2018年12月18日 | お知らせ

インフルエンザが流行ってきましたが、皆さまお元気ですか?

今回は「昆虫標本箱コンテスト」の開催についてお知らせします。

「昆虫標本箱コンテスト」は今年初めて企画する活動です。札幌市内の小中高校生を対象に、今年採集した昆虫標本および標本箱を募集します。標本箱は本格的なものから空き箱などを利用した手作りのものまで、何でもOKです。サイズ制限はありますが、自由に作成したものを応募してください。

応募していただいた方全員には参加賞を、優秀作品には副賞を授与します。発表は来年1月19日(土)に行われるカラカネとーきんぐにて行いますので、お時間のある方はぜひお越しください。

募集締め切りは12月28日(金)です。送り先などの詳細は本会ホームページの行事案内またはFacebookをご覧ください。

 

標本箱作品例


★いい川・いい川づくりワークショップin北海道十勝に参加しました

2018年12月12日 | 活動

最近、一段と寒くなってきましたね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。12月1日~2日に行われた「第11回いい川・いい川づくりワークショップin北海道十勝」に、事務局と本会の活動に参加した中高生の合わせて16名で参加してきました。

この大会は、川を中心とした水辺で活動する団体が集まり、それぞれの「いい川」「いい川づくり」をアピールする大会です。本会は第5回大会以降は出席していなかったのですが、今年は地元北海道での開催ということもあり、6年ぶりに参加しました。

数ある本会のイベントの中でも、今回はトンネウス沼大掃除に焦点を当てて発表を行いました。身近な自然での清掃活動を通して、周りの生物や環境に興味関心を持つ子供たちの育成をテーマにプレゼンを行い、中学生から大人まで協力した結果、入賞することができました。残念ながら、グランプリ・準グランプリは獲れませんでしたが、とても楽しい大会で、中高生たちも良い思い出になったと思います。

 

 


★篠路福移湿原の植物種採集・移植

2018年11月17日 | 行事

雨が降る中、10月28日に篠路福移湿原の植物の種取りと移植を行いました。今年は事務局と旭丘高校の生物部員の計18名で実施しました。

種取りは事務局の3名で行いました。今年は例年よりもエゾリンドウの花が多く咲いていたため、種をたくさん採集することができました。エゾリンドウの種を取るために今年の開催時期を遅くしたので、サワギキョウやタチギボウシ(コバギボウシ)などの種は事前に採集を行いました。今回採取した種は12月に播種する予定です。

植物の移植では、昨年12月に播種して育ててきた約250株の湿原植物を、湿原内に植え戻しました。ササが侵入してきている場所では、ササの根を切りながら手作業で植えていきました。作業が終わる頃には降り続いていた雨も止み、空には大きな虹がかかりました。

雨の中、参加していただいた高校生の皆さん、ありがとうございました。

 

 

 

さて、ここでお知らせです。本会初の試みとなる「昆虫標本箱コンテスト」を開催します。詳細は、本会ホームページの行事案内、もしくはFacebookページにてご確認ください。皆さんのご参加をお待ちしています。


★2018年度4~9月イベント④

2018年11月02日 | 行事

11月になり、より一層寒くなってきましたね。

2018年度4月から9月のイベント・行事の振り返りも、いよいよ最終回となりました。今回は8月中旬以降に実施したイベントについて報告します。

 

★とんぼの学校学校祭(8月19日)

あいにくの悪天候となったこの日ですが、小さなお子さんから大人まで約70名の方々にご参加いただきました。

今回のイベントでは、「とんぼの学校」と「かえるの学校」にあるビオトープ内の草抜きと湿原植物の移植が行われました。今回植えた湿原植物は、6月のイベント時に苗をポットに移し替えて、この日まで育てたものです。雨が降る中、移植は雪印種苗(株)の方や北海道トンボ(株)の方々と一緒に行われました。

茨戸川では、参加した中高生や近くの児童会館から来た子供たちが、生き物採集やカヌー体験をしました。びしょ濡れになりながらも楽しんでもらえたようでした。作業や遊んだ後はみんなで焼き肉をして、炭火に当たりながら冷えた体を暖めました。

 

 

 

 

★トンネウス沼の環境整備(9月17日)

すがすがしい天候の中、本会のイベントで最も過酷(?)と言われる活動に約40名の方々が集まりました。

今年は始めに、「茨戸川 川の博物館」へ行き、石狩川の歴史や防災について学びました。その後、あいの里公園に戻って、生えすぎたヨシやコウホネなどの除去作業を行いました。例年以上に泥が堆積している箇所だったので、何度も泥に足を取られながらの作業です。作業が終わった頃には、大人も子供も泥だらけになっていました。最後に、みんなでお昼ご飯を食べて、無事にイベントが終了しました。

 

 

 

★田んぼde稲刈りやってみ隊!(9月30日)

春に田植え、夏に生き物採集と行ってきた田んぼイベントですが、最後となる秋は稲刈りです。今回も中学生やホームステイに来ている留学生など総勢66名もの方々が集まりました。

今回も柳沢さんの田んぼをお借りし、稲刈りと餅つき体験を行いました。田植えの時と同様、神社の宮司さんに来ていただき、秋の実りに感謝する神事を行っていただきました。その後、鎌を使って、実った稲を収穫しました。

稲刈りの後は、柳沢さんの田んぼで今年収穫された新米を使ったおにぎりを食べたり、つき立てのお餅を食べたりと、お米のおいしさを存分に味わいました。

  

 

 

 

イベントに参加していただいた皆さま、本当にありがとうございました。

10月以降のイベント・行事については、また後日報告します。更新の遅いブログですが、今後もよろしくお願いいたします。

本会Facebookもぜひご覧ください。

 


★2018年度4~9月イベント③

2018年10月16日 | 行事

秋もめっきり深まってまいりました。朝夕、肌寒い日が多くなってきましたね。

イベント・行事の振り返りの3回目は、7月下旬から8月上旬までのイベントについて報告します。

 

★ホタルの光観察会(7月21日)

本会が企画するイベントの中で唯一、夜に開催する「ホタルの光観察会」。今年は約40名の方々が茨戸川緑地に集まりました。

まず今回のイベントでは、ホタルの一生や光る仕組みを学びました。スライドショーや簡単な実験を用いた説明はとても分かりやすく、参加者の皆さんもよりホタルについて興味を持ってもらえたと思います。 

その後、5月に幼虫を放流した茨戸川緑地内の水路に行きホタルを探しましたが、あいにくの悪天候でホタルの成虫を見つけることはできませんでした。その代わり、緑地内のホタルハウスで飼育していたホタルの成虫を観察しました。来年は野外でホタルが飛んでいる様子を見たいですね。

 

 

★自然体験教室in余市川(7月28日)

絶好のカヌー日和の中、札幌の中学生・高校生や福島県から来た子供たちなど総勢65名でイベントが行われました。

川の中州では、生き物採集を行いました。シマウキゴリやモクズガニ、ヘビトンボの幼虫など、きれいな河川に生息する生き物がたくさん見られました。

その後、川に浮かびながらの川流れや水鉄砲での水の掛け合いなど、余市川の自然を満喫しました。

 

 

 

★田んぼde生き物探し隊(7月29日)

今年で3年目となるこのイベントに、地元の小学生など14名の方々にご参加いただきました。

5月に田植えを行った柳沢さんの田んぼをお借りし、水抜き前の田んぼで生き物採集を行いました。フナやアマガエル、ヤゴやガムシなどの水生昆虫が採集できました。茨戸川などの河川とは異なる、田んぼの生態系を知ることができました。

  

 

★昆虫採集教室(8月5日)

夏休み中の子供たちを中心に、計27名でトンボの採集&標本作りを実施しました。

まずは1時間程度、あいの里公園でトンボ採集をしました。今年はシオカラトンボが多く、参加者の皆さんもたくさん捕まえていました。高校生や大人の皆さんは、大きいヤンマを捕まえようと必死に網を振っていました。

昼食後は標本作りをしました。小型のイトトンボは薬品処理後、形を整えてから厚紙に貼り付けました。トンボ科やヤンマ科の中~大型のトンボは、腹部に藁を通して壊れないようにしてから薬品に浸けました。その後、捕まえたトンボの種類と個体数を集計して、トンボ相の変化やあいの里公園の環境について考察しました。

来年以降も昆虫採集教室を継続する予定ですので、ぜひ来年もご参加ください。採集できるトンボの変化を調べるのも面白いですよ。

 

 

 

各イベントにご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

イベントの詳細はFacebookをぜひご覧ください。次回は8月中旬から9月までのイベントについて報告します。