中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

溢れる情報は不要な情報?・・・ネット生活の落とし穴!

2011-10-12 01:04:10 | 私事
先にも危険な大国アメリカの3つの脅威(武力・金融・サイバー)について述べましたが、私も含めて今やインターネットのない生活には戻れなくなっています。が、現実にすでに起きている、ハッカーによるサイバー攻撃や、次々と鼬ごっこのウイルス対策を見ていると、ネットバンキングに虎の子の金を預ける気にはなりません。

じゃあ、自宅はセコムしてますか?とか、根本的に銀行が倒産しないのか?との指摘もあろうかと思いますが、凡人よりも天才が一味に加わったハッカー集団。しかも資金提供を政府、大企業がしているアメリカの現状を見たら、ネットに自分の大事なものをアップするのは、盗まれても仕方ない覚悟と諦めが必要です。ネット銀行でなくともクレジットカードも十分危険です。私も平気でネット決済などしていますが、犯罪が多発したらカード会社はどこまでの責任を負えるのか、首筋が寒くなりました。もちろん、そのために大手企業は莫大な費用をかけてセキュリティ対策をしてくれているのですが、相手は更に上を行くモンスターかも知れません。

ネット社会になって、調べたいことはすぐに辿り着けるようになりました。が、これは友人に様々な分野の人がいたり、実は電子辞書の国語辞典でも済むことも少なくありません。モバゲー、ミクシィ、ツイッターなども、実はさして必要でもない情報や機能も多く、変な人形に着替えさせて何をどうしたいのか?と私のようなおじさんは、疑問を呈したくなります。facebookもそうですが、その気になれば連絡することのできる人物とメールすれば済むことで、わざわざ砂上の楼閣、バーチャルな世界を作ってるようにしか見えません。もちろん、私も情緒不安定な時や暇を持て余した時には、ゲームに興じ、見ず知らずの人との交流?を楽しんだりもしますが・・・

様々なネットベンチャーが、広告モデルで一発当てて上場で売り抜けようとするならまだしも、その気になれば金も情報も思考さえも盗めてしまう可能性が大なわけで、三菱重工業へのサイバー攻撃に限らず、ネット上の世界戦争では、インターネットの元締めアメリカが先行、中国がそれに対抗していると見て間違いないでしょう。

ま、こんなことを書いていると、そのうちアマチュアハッカーが遊び半分で、わずかばかり登録している私のネット口座から金を盗み出し、「ほら、ウイルス対策が甘いから悪いんだ!」と糾弾されるかも知れません。ソニーの事件しかり、その気になれば何でもできてしまう恐怖・・・甚大な被害が出てからでは遅いような気もします。

どこかで聞いた話と酷似、そう、原子力発電です。表向きは地下資源を浪費しないクリーンな未来のエネルギーと喧伝され、大容量の電化ライフを謳歌してきたわけですが、いざ大事故が起きたら誰の手にも負えなかった・・自然災害の脅威、これはどこかで運命と割り切ることもできますが、原発事故も、これから加速するネット犯罪、サイバー戦争も、人間自ら制御も防御も不可能なものを生み出した人災であることは間違いありません。