にちにち蛙鳴蝉噪

大阪・兵庫・京都・奈良で食べられるトルコライスの紹介を中心に。制作:近藤亨 2004-2023

沈黙

2006-12-29 08:08:11 | その他
これぞ冬ってもんだぜ(歯の根をガチガチいわせながら)。

―――

揚げ足取りだといわれればそれまでだけれど、昨晩の「木曜洋画劇場(テレビ東京系列)」で放送されたスティーヴン・セガール主演映画のタイトルが「沈黙の陰謀」

至極当たり前というか重複表現というか言うまでもないというか、そもそも沈黙して進めなきゃ陰謀にはならないよ。

彼が主演する映画の邦題は日本の配給会社によって「沈黙」の名が冠され、沈黙シリーズと呼ばれることが多いが、実質シリーズ作なのは「沈黙の戦艦」とその続編「暴走特急」だけなのだそうだ。でもそのうち「沈黙の咆哮」とか「沈黙の騒擾」とか禅問答のようなタイトルが出現するような気がする。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サイト考

2006-12-24 02:11:05 | その他
スタイリッシュなナンセンスコメディ(というフレーズはいささか上滑り気味だと自分でも思うけれど)を見せてくれるナイロン100℃は学生時代から大好きな劇団なのだけれど、オフィシャルサイトが絶望的に格好悪いのはどうしてなのだろうか。

―――

海上自衛隊ホームページ航空自衛隊オフィシャルサイトに比べて雑だった陸上自衛隊のサイトだが、トップページの水準はいつのまにか改善された。しかし「りくじょうじえいたいこどものへや」内の朝霞駐屯地の紹介ページの雑さ加減ときたらどうだろう。
一種の防諜なのか。

―――

腹が減ってきた。寝よう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Restaurant And Cafe KAANAPALI(大阪/堺市堺区)

2006-12-23 01:52:52 | 関西トルコライス巡礼

店名はそのまま「カアナパリ」と読む。カアナパリとは、ハワイ・マウイ島のビーチの名前らしい。黄金海岸と呼ばれる約5kmの美しい白砂のビーチで、マウイリゾートの代名詞的存在なのだそうだ。

ああ、行きてえ。一昨年去年とアジアビーチリゾートに出かけていたものの、今年の夏休みは私事とふたつの披露宴で潰れてしまったし。
おお、青い海、南国の強い日差し、トロピカルカクテルに肌を優しくなでるさわやかな潮風よ。

でも堺の海は青くないし、冬至に夏の日差しは望むべくもない。そんな時にトロピカルカクテルを飲んでも美味しくないし、潮風はいつのまにか排気ガスをはらんだ風になって僕らの鼻腔をくすぐるだけだ。

ここカアナパリのトルコライスは、せめて潮風感でも、ということでもないだろうけれど、デミグラスソースが結構しょっぱい。薄焼き卵の下のチキンライスも一瞬ドライカレーかと思うほどスパイシー。全体的に塩辛さにベクトルの向いた濃い味という印象である。
この刺激に「ああ、ビーチリゾート…」と頭の上に漫画の吹出し状に漂っていた幻想はきれいに吹き飛ぶ。

そうなのだ。青い海や白い砂浜だのを呑気に想像している場合ではない。何かとせわしない年の暮れ、今のうちに片付けておかなければいけないことは山のようにある。夢想する暇があったらとにかく動かないと。ビーチに寝そべってマイタイを飲んでいればことが全てうまく運ぶなんてことは、人生、ほぼありえないのだから。



トルコライス850円
(スープ・サラダ・ソフトドリンク付きの「トルコライスフルセット」は1250円)

大阪府堺市堺区南田出井町4-1 
072-229-6332
営業:10:00~22:00 
水曜休

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スープと灰皿

2006-12-18 23:23:29 | その他
飲み屋で店員に「玉子スープ」を頼んだら、何故かテーブルに灰皿を持って来て、厨房にオーダーを通す様子が無い。何なんだこの店はと思ってさっさと出てきたのだが、酔いが醒めつつある今になって気付いた。
店員には「煙草吸う」に聞こえたのだ。
自分の職業適性に激しく疑問を抱いた。

―――

1年以上前に、回転寿司屋のオーダー用インターフォンに向かって「納豆巻」と頼んだらうどんが出てきたこともあった。
こちらはいまだに全く訳が分からない。
今日みたいなことがあると、あれが単なるオーダーの取り違えであればいいな、と切に願うような気持ちになる。

―――

まあようやく本格的に寒くなってきたし、そりゃ口もまわらなくなるぜ、と誰にともなく強がり。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

グリーン車

2006-12-16 22:54:09 | その他

靴を脱いでフットレストに足を解放するのがグリーン車の醍醐味のひとつだが、途中トイレに立つ時など、革靴を履き直すのに結構手間取ったりする。こんな時、靴べらが欲しい。
ノベルティ等で見掛ける15センチ前後の短いタイプのものなら車内でのストックにも適している。おしぼりとの選択で配ってくれると最高なのだけど。
あ、「WEDGE」なくして全席標準装備の方がいいか。
(携帯から)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

素人

2006-12-14 07:49:26 | その他
寒くない。

―――

新幹線の前の席に座っているサラリーマンが「素人OL入れ喰い」という雑誌のページを熱心にめくっている。
朝っぱらからエロ本。なんというか、元気だ。
「いざなぎ景気超え」というフレーズが頭に浮かぶ。
(携帯から)

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジュネス(京都/京都市左京区・北白川別当)

2006-12-12 21:50:00 | 関西トルコライス巡礼

JR京都駅前から北白川別当交差点まで市バスに乗ったら45分もかかってしまった。45分といったらJRならば新快速で京都から三宮の手前くらいまで行ける時間だ。とりわけ交通量が多いとは思えない午後2時前後の話なのだが。
Mapionの「キョリ測」で測ったところ、道のりは7.3キロ位である。それに45分かかったとなると、時速はおおよそ9.4キロということになる。ジョギング(時速約8キロ)より少し速く、どうも江戸時代の飛脚がこれくらいの速さだったらしい
さすが京都、失われた日本の「和」の伝統を市バスにもとどめているということか。

そうしてたどり着いた北白川別当交差点に面するカフェレストラン「ジュネス」のトルコライスはまず海老フライ乗せのスタイルが目を引くが、味覚上の特徴は何といっても写真で皿右上に配された山盛りのきざみ海苔である。
デミグラスソースときざみ海苔。洋と和を代表するソースと食材であるけれど、この両者が意外にマッチする。デミグラスソースがややコクの無いさらっとしたタイプであることも手伝っているのだと思うが、酸味と甘みの後にきりっとしたコクと香ばしい香りがやって来て重層的な味わいを見せてくれる。
もちろん海老フライも見かけ倒しではない。長さはさほどでもないが、海老の身が太い。下付けされた胡椒の香りが海老の甘みを一層引き立てている。
半熟卵のとろみも申し分ない。

ただし、食べ終えた後に口内に残る後味は海苔のそれ一色であることを付け加えておかなければなるまい。多分海苔の量がバランスの上で少し多いのだと思う。あとげっぷも海苔の香りで。

さすが京都。最後はここでも和の心意気である。



トルコライス 1100円

京都市左京区北白川堂ノ前町38-1 
075-781-5700
日月休

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妖怪

2006-12-11 02:11:43 | その他
昨日までノロ下痢に苦しんでいたのだが、良くなったと思ったら今度は便秘で下腹が張っている。
自分の身体すらなかなか意のままにならぬこの苛立ちといったら。

―――

引越しに向けてこのサイトを使ってみたのだが、出てきた見積もりはあまり当てにならぬ概算な上に、各社からの営業電話が頻繁にかかってきて煩わしい。
初めから大手3社くらいを選んで訪問見積もりを依頼した方が話が早いと思った。

―――

SANKEI Webの占いページで自分の誕生日を入力したら、「あなたは水曜生まれの『妖怪人』です」と出た。

妖怪人。

一体何事だと言いたい。

世に占いは数あれど、これだけ腹立たしい形容は初めてだ。そもそも妖怪なのに且つ人とはどういうことか。ベムか。
「昔話に出てくるような人間好きの優しい妖怪に近い人。人間じみた欲望が薄く、幻想的で純粋」「七曜の中では一番汚れない純粋な人です。あなたを助けてくれる人は大勢います。損しているようで、実は得な人柄です」。
悪気の無いのは分かったけれど、例えるものは他に何かあるだろう。

他の曜日も大概アバンギャルドなので鷹揚な方はお試しを。
便秘の方にはお勧めしません。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノロ初罹患

2006-12-08 23:45:30 | その他
発熱、上昇、38.5度。
点滴を期待して西区の中央急病診療所に行ったが、薬を処方されただけだった。無念。
それにしても乳幼児の多いこと。熱で顔を火照らせた幼子を父親が抱きかかえ待合室に座っている姿は慈しみにあふれているが、あれ多分、結構感染るよな。
お父さんというのも大変だ。
3人の子供が幼稚園や学校などでかわるがわる風邪をもらってきて、そのたびに体調を崩してしまい、その結果年の半分は体調不良というお父さんを知っている。
いやはや、お父さんというのは大変である。

―――

ノロウイルスによるものではないかと診断された。治療法は基本的に無く、排泄によりウィルスが体外に出るのを待つしかないとのこと。
21世紀とは思えない話である。
あ、またお腹がごろごろと。

―――

そんなに流行っているのか。HIVといいこれといい、やはり自然による地球規模の個体数調整というのはあるのだろう。
人間増えすぎだもの。

ふえすぎたっていいじゃないか
にんげんだもの

みつを風に言ってみても多すぎは多すぎである。




コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

比喩でない札束

2006-12-04 02:24:46 | その他
自宅を売却することになり、今日買主の方と売買契約を締結してきた際、手付金を現金で受け取ることになった。なにしろ住宅の取引だから、まあそれなりの額である。
帯封のついた札束を確認のために勘定していると、なんだか自分が悪事に手を染めているような気がしてきてどうも落ち着かない。お金のやり取りはATMやパソコンの画面の数字を見て操作すれば大概の場合片がつく昨今、現生の束はまっとうな生活からかけ離れたインパクトがある。イメージは悪党同士の麻薬取引の現場だ。買主は日曜ということもありカジュアルな格好、一方僕はスーツ姿というアンバランスさがその気分をさらに盛り上げる。
ただ単に生来の貧乏性が全開なだけなのだが、「札束勘定は悪事をイメージさせる」などということを書くと、やはり銀行員の方はお気を悪くされるのだろうか。
しかし、メガバンクが史上空前の利益を上げながら法人税を払っていないなどという話を聞くにつけ、まあ半分悪事みたいなものじゃねえかと思わなくもない。

―――

堀井憲一郎「若者殺しの時代」(講談社現代新書)
序盤、村上春樹を思わせる気の利いた比喩の連発。しかしそれも第一章だけの話で、第二章以降はほとんど出てこない。
多分手持ちを使い切ってしまったか、それをひねり出すのに苦労して話が前に進まなくなったのだと思う。あとがきで春樹ファンはニヤリとすること請け合いだが。
堀井氏の文章で「思う」が全て「おもう」とひらがな表記されていたのが気になった。こちらがどういう狙いなのかは最後までわからずじまいだった。
細かいことはさておき、なかなか読ませる構成になっている。週刊文春の「ずんずん調査」レベルだと見くびって読み始めるのが一番楽しく読める方法だと思う。




コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする