軽い夏風邪なのだろうか。突然始まった喉の痛みは火曜で治まったものの、その後ずっと咳が続いている。一時あった微熱はひき、だるさなどはないが、どうにもうっとうしい。
なのでスタミナでもつけるかと、鰻を食べに行った。
ネットで調べて、三宮「青葉」に繰り出す。ひつまぶし2500円也。
蒸さずに焼く関西風は香ばしくて美味い。皮の軽い焦げ具合も最高だ。肉類はちょっとでも焦げるとたいてい不味くなるが、魚類はなぜかさらに美味しく感じる。紅鮭なんかも焦げた皮がこれまた美味い。魚も食べる部分に関して言えば肉なのだが、何故こうも違うのだろう。脂の違いなのだろうか。
ひつまぶしだから三杯目はうな茶漬けになる。この食べ方は一昨年ようやく初体験した。蒲焼のたれの甘さにちょっと飽いてきたところできりっと締まる出汁と薬味の風味。これ考え出した人は偉大だなあ。例えばこれを応用して、焼き鳥屋のメニューによくある焼鳥丼に出汁をかけたらどんな具合になるのだろう。肉の香ばしさも煮ているし、たれも同系統な感じだし、結構いけるのではないか。今度勝手にお茶でもかけてみようか。
などと考えているうちにご馳走様。隣のテーブルで肝焼きをあてに昼からビールを飲んでいるグループが羨ましかったが、まあ一応風邪っぽいし、と自重する。
晩は勤務先まで妻を迎えに行ったついでに長田区で焼肉。あまり肉が好きではない妻を「体調回復のためにスタミナをつけたい」と説き伏せゴー。お目当ての店が閉まっていたので、えいままよと適当に飛び込みで入った店が結構な当たりであった。さすが神戸の焼肉どころ。肉は柔らかく、量もそれなり。わかめスープもテールの出汁がよく出ていて美味かった。妻はボウル一杯出てきたチョレギサラダの量の多さに大喜び。焼肉屋なんだからもう少し肉にリアクションしたらと思うが、まあそれぞれの人生である。
昼は鰻、夜は焼肉。スタミナは間違いなくついた。あとは血管が突然つまったりしないことを祈るばかりだ。