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にちにち蛙鳴蝉噪

大阪・兵庫・京都・奈良で食べられるトルコライスの紹介を中心に。制作:近藤亨 2004-2023

ジュネス(京都/京都市左京区・北白川別当)

2006-12-12 21:50:00 | 関西トルコライス巡礼

JR京都駅前から北白川別当交差点まで市バスに乗ったら45分もかかってしまった。45分といったらJRならば新快速で京都から三宮の手前くらいまで行ける時間だ。とりわけ交通量が多いとは思えない午後2時前後の話なのだが。
Mapionの「キョリ測」で測ったところ、道のりは7.3キロ位である。それに45分かかったとなると、時速はおおよそ9.4キロということになる。ジョギング(時速約8キロ)より少し速く、どうも江戸時代の飛脚がこれくらいの速さだったらしい
さすが京都、失われた日本の「和」の伝統を市バスにもとどめているということか。

そうしてたどり着いた北白川別当交差点に面するカフェレストラン「ジュネス」のトルコライスはまず海老フライ乗せのスタイルが目を引くが、味覚上の特徴は何といっても写真で皿右上に配された山盛りのきざみ海苔である。
デミグラスソースときざみ海苔。洋と和を代表するソースと食材であるけれど、この両者が意外にマッチする。デミグラスソースがややコクの無いさらっとしたタイプであることも手伝っているのだと思うが、酸味と甘みの後にきりっとしたコクと香ばしい香りがやって来て重層的な味わいを見せてくれる。
もちろん海老フライも見かけ倒しではない。長さはさほどでもないが、海老の身が太い。下付けされた胡椒の香りが海老の甘みを一層引き立てている。
半熟卵のとろみも申し分ない。

ただし、食べ終えた後に口内に残る後味は海苔のそれ一色であることを付け加えておかなければなるまい。多分海苔の量がバランスの上で少し多いのだと思う。あとげっぷも海苔の香りで。

さすが京都。最後はここでも和の心意気である。



トルコライス 1100円

京都市左京区北白川堂ノ前町38-1 
075-781-5700
日月休


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