にちにち蛙鳴蝉噪

大阪・兵庫・京都・奈良で食べられるトルコライスの紹介を中心に。制作:近藤亨 2004-2023

木材

2008-12-31 23:16:45 | その他
咳をしても一人

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年内に代えておこうと思って自転車のバルブキャップを東急ハンズに買いに行ったら、木材コーナーで木材を真剣に物色している人が3人もいた。

大晦日に木材を物色するやむにやまれぬ(もしくは合理的な)理由ってなんだろう?

不況とか格差とかいろいろあるけれど、ニッポンは確実に面白い国になってきていると思う。
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自戒

2008-12-31 00:55:44 | その他
きっかけは些細なことだったように思う。

仕事で、作業の順番を社外スタッフに譲った。向こうは待ちがあろうがなかろうが1本幾らだから、待ち時間なしで作業をさせたほうが気持ちよく仕事をしてもらえ、かつうちの会社に好印象を持ってもらえるのではないかという計算があった。おまけにこちらは会社持ちで晩飯も出るし、待ち時間は時間外給与として請求できるので、ちょっと待つくらいは構わないかなと思ったのだ。10分程度のものが2本だから、まあ多く見積もっても1時間もあれば僕の番になるだろう。

甘かった。
2時間半もかかりやがったあのおばはん。

書き終わってない年賀状のことを考え歯軋りする。あんな仏心を出さずに先に作業をしていれば今頃はもう帰宅して年賀状に取り掛かり、ひょっとしたら終わりが見えていたころかもしれない。

晩飯をとうに食べ終えても社外スタッフの作業は遅々として進まない。いやそんなさ、頭からお尻まで通してお稽古しなくてもいいでしょ。あと味があるのは分かるんだけど、あまりに原稿が想定時間に入らなすぎ。え、おい、また原稿直すの?文面一から考えるの?

帰宅は結局深夜0時少し前。腹が立ってうまく眠れなかった。

それから物事がうまく回らなくなった。

翌日出かけたドイツクリスマスフェスティバルで食べ物買出し後の妻との待ち合わせがうまくいかず折角のフードが冷え、その次の日には妻の年賀状書きで予定外出時間が大幅に遅れた。外出先では想定より多種にわたる料理がサーブされ、せっかく自前で買い込んだ食物がやや無駄になる始末。その翌日の仕事では事前に僕のところに届いているべき資料が届いておらず超短時間の準備での本番を強いられ、個人的には不満の残る出来栄えとなった。そしてその次の日には仕事中に相手の話の内容が頭から一瞬飛んでしまい頓珍漢なことを聞き返し、翌日は買い物先で買い物の詳細を記したメモを忘れているのに気づいた。

これらの失敗は、自分がもう少ししっかり確認したり集中したりしていれば防げたものなのかもしれない。しかし、その直前のつまずきが後悔と煩悶を呼び、それが次の作業への集中を妨げるという悪循環に陥ってしまい、そこから抜け出すことが困難な状況になっていたことは間違いない。

よくスポーツ選手がミスの後で「切り替えていくしかない」と口にするのを聞いていて、それは照れ隠しの常套句なのではないかと考えていたのだが、本当に切り替えなければ、失敗やつまずきは雪だるま状に増え、被害は甚大になっていくのだということが身に沁みて分かった数日間だった。

しかし僕はつまらない一凡人だから、そんな切り替えなど上手くない。
ではどうすればいいか。つまずかないように上手く歩き続けるしかない。

「多分~だろう」というあやふやな想定を根拠に物事を判断してはならない。ましてや、それをもとに自分が何かを譲ることをしたり与えることをしたりしてはならない。

陳腐でうんざりするし、この年になっていまさら何を言ってるんだと我ながら情けなくなるが、自戒の念をこめて今年最後にここに記しておくことに決めた。
疲れていても、頭を使え。流れと雰囲気だけで動きを決めるな。

―――

今年一年、お疲れ様でした。わざわざ当ブログをお読みいただき、ありがとうございました。googlebot君もな。アクセス数でぬか喜びさせてくれてどうもありがとう。
よいお年をお迎えください。




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おわび

2008-12-21 12:14:52 | その他
アクセス集中のため接続不可というメッセージを伝える「はてな」の画面。

「ユーザーのいらいらを鎮めるために、ちょっくら犬でも出しとくか。ほのぼのほのぼの」というような安易な考えが透けて見える。

しかし、TBSの長寿番組「どうぶつ奇想天外!」が、来年3月で終了し、「わくわく動物ランド」から引き継いだ同局の“動物バラエティー”が25年の歴史に幕を閉じようかという昨今である。動物の無垢さが人々の心を捉える時代は終わったのだ。

今後のはてなのお詫びページに注目だ。
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文庫本

2008-12-19 12:19:51 | その他
風呂で本を読むようになってから、新潮文庫の素晴らしさが身に沁みてわかるようになった。背表紙の内側、頁を綴じてある部分の上部から伸びているあの紐状のしおりがいい。絶対に湯船の中に落ちることがないからだ。

通常我々が読書をする際には、机の上や膝の上に本を載せた姿勢で、或いは電車の中で立っているような時にでも、頁を上から覗き込むような姿勢になっていることが多い。多くの場合上方にある光源からの光を最も効率的に利用することができ、その結果活字を追うことが容易になるからだ。その状態では本自体は寝ていることになるため、しおりの落下などはほとんど問題にならない。

しかし、風呂につかりながら読書をする際はいささか勝手が違ってくる。大抵胸の下、半身浴の場合でも鳩尾くらいには湯面があるわけで、本が湯に浸からないようにするためにいつもより高目に本を保持する必要が生じる。これがなかなか厄介なのだ。支えもなしに本を捧げ続ける姿勢は上腕の筋肉に負担をかけるし、なにより頁面が目に近づきすぎるからだ。結果、体育座りの姿勢で広げた両脚のひざの上に両肘をつき本を立てて保持する姿勢に落ち着くことになる。しかしそこでは不快な悲劇が我々を待ち受けている。頁をめくり始めた瞬間もしくは読み進んだある刹那、紙製のしおりがひらりと湯に落ちるのを目撃することになるのだ。

一番の困り者は講談社文庫である。新潮文庫以外の多数の社が採用している紙製のしおりを講談社も封入しているわけだが、その紙の表面には人工皮革の表面のような浅い凸凹の加工が施されている。おそらく、頁の間から取り出したりまた挟んだりという作業をしやすいよう、指へのなじみやすさと紙の上での滑りやすさを追求した上での措置なのだろうが、その結果、まだ読み進んでいない部分である軽く閉じられている状態の頁の間からも落下してしまうケースが、紙製しおりの中でも群を抜いて多いのだ。

それには大抵マザー・グースの歌詞とそれに即したイラストが印刷されている。湯に濡れくったりとしたしおりの表面でバイオリンを弾きながら踊っている猫の姿は、やけに物悲しい。
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読書

2008-12-08 17:49:43 | その他
夜勤明け。

―――

年賀状の準備をほったらかして本ばかり読んでいる。今更ながら伊坂幸太郎とか。「モダンタイムス」にはかなり引き込まれた。物語を散々紡いでおきながら、ラストを迎えても主人公を取り巻く状況にあまり変化がない、というよりもむしろ元の場所に帰ってくるという構成等に村上春樹的なものを感じなくもないのだが、実際の影響はどうなのだろう。

ルミナリエの混雑をくぐり抜けて「オーデュボンの祈り」を手にいれ、三宮駅北側のGREENHOUSE Silvaにやって来たはいいが、照明が暗過ぎて活字を追うどころではない。昼間は陽光がふんだんに差し込む明るい店なんだけどなあ。

読書に集中すべくコーヒーとケーキ頼んじゃったけど、ビールでも飲むか。

(携帯から)
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交換

2008-12-03 18:18:34 | その他
愛機のThinkPad X40にトラブル発生である。キーボード手前にある左クリックボタンのクリック感が全くなくなってしまった。一応クリックはできるものの、ボタンの戻りがないからわずかに触れただけでもクリック扱いになってしまい非常に具合が悪い。どうなっているのかとプラスチック製の左クリックボタンを引っぺがしてみると、その下のゴム製の部品(さっき知ったが、ラバードームというらしい)が完全に御臨終であった。

lenovoのサポートセンターに聞いたところ、ラバードーム単体での販売は行っておらず、キーボード全体の交換になるとのこと。直径5ミリ程度の部品ひとつのためにキーボード代を払うのも馬鹿馬鹿しい気がしたが、ほかに選択肢がないのだから仕方がない。IBMの部品センターに連絡し、キーボード代、送料、消費税の合計9460円也を振り込んだところ、申し込みの2日後に商品が届いた。
ThinkPadユーザーの多くが賞賛しているように、保守部品のストック態勢と対応の速さはさすがである。

新品キーボードからラバードームを取り出して付け替えれば済む話なのではあるが、lenovoのサポートページの動画などを見ると非常に簡単にキーボード交換ができそうなのだ。このあたりの部品交換のフレキシブルさもThinkPadならではである。折角だから丸ごと交換しようと、本体裏にあるキーボード交換用のねじを回し始めた。

回せなかった。

家にある家庭用ドライバーセットの一番小さなプラスねじではねじ穴に合わず、さらばと取り出した眼鏡用の精密ドライバーではトルクが足らず一向にねじが回らない。おかしいな、メモリ増設のときに開けた裏蓋のねじはうちので回ったはずなんだけど。
ここで諦めるのも腹立たしいので、東急ハンズにひとっ走り、グリップのしっかりした精密ドライバーを購入、あらためてねじ回しに取り掛かった。

6つ中4つは快適に外れた。しかし、バッテリ側両サイドのねじの固定があまりにも堅固だ。思い切ってえいやっと力をこめたら、十字穴をなめてしまった。うわー。穴が妙に浅くて嫌な予感は最初からしてたんだ。これ将来本気でキーボード交換の必要に迫られた際どうしよう。

仕方がないので泣く泣くラバードームだけの交換となった。

キーボード交換を初めて行うThinkPadユーザーの皆さん、ねじ回しはなかなかの難関です。なめてかかると、ねじの溝をなめることになりますよ。

駄洒落で落ち込んだ気分を紛らわそうと思ったが、無理だ。
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