映画

立て続けに映画を見た。

スパイダーマン3
前髪を下ろしたトビー・マグワイアはもはや川平慈英にしか見えなかった。

しゃべれどもしゃべれども
見終わった後、根本的な疑問があると妻が言った。古典落語って何が面白いのか。話の筋が決まっていて、落ちも決まっている。前もって知っている話を何度も聞いてそれを面白い、笑えると思う感覚というのはどういうものなのかと。
「シチュエーションコメディー的に、語られる場面の設定自体が絶妙で、それがむずむずとおかしいの」と答えておいたが、正直自分でも何が面白いのかよくわからなくなってしまった。
「落語って面白い」ということで通ぶっている自分に酔っているだけなのだろうか。

ある意味今年一番考えさせられた映画である。

博多

福岡帰り。

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JALリゾートシーホークホテル福岡に泊まり、ホークスタウンモールで飯を食うという出張だったのだけれど、流石お膝元というかなんというか、ホテルのベルガールにも、モール内のタイ式マッサージ店のセラピストにも「野球で博多にいらしたんですか？そうですか！私もホークスファンで、最近松中の調子が悪いのが気がかりで云々」という話を5分以上された。
まあマッサージの場合はある程度の時間を顔つき合わせるわけで野球の話もそりゃありだろうと思うけれど、ベルガールの場合は荷物を運んでさっさとロビーに帰ればいいにもかかわらずそんな調子なので、ひょっとしたら僕に気があるんじゃないかと勘違いしそうになった程だ。
博多人のホークス愛恐るべしである。

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たまたまつかまえたタクシーの運ちゃんに「昨夜は長浜の屋台でラーメンを食べて」と話したら、明るく憎めない調子で「あんなところでは私たちは絶対食べません。あんなのインスタント以下です、へへへ」とこちらの神経を逆撫でするようなことを言われた。
あまりの悪気のなさに笑ってしまった。

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ホテルをチェックアウトしてエントランス前からタクシーに乗ったら、ホテルの配車係が僕のトロリーバッグをやおら助手席に立てて載せてドアを閉めた。運転手も慣れた調子で下り坂のロータリーを左手でバッグを押さえながら降りてゆく。
普通でかいバッグはトランクだろう。
「いつもここはこうです」と運ちゃん。
いや、一言言ったほうがいいと思うよ。助手席も汚れるし。

まあ色々興味深い土地だった。

カフェ・パブ ロメオ＆ジュリエット（大阪／大阪市北区・中津）

高校を卒業して15年、かなり今更だけれど、「文化祭」って相当大きく出た言葉だと思う。素人仕事の絵画や音楽、演劇の発表会を「祭典」と銘打ってしまうのは習慣とはいえ凄いことだ。

「カフェ・パブ　ロメオ＆ジュリエット」がある「中津芸術文化村ピエロハーバー」は文化祭の雰囲気が色濃く漂う阪急電車高架下のスペースである。天井が高く、広さはバレーボールコート4面分ほどあるだろうか。その壁面、床部に大小様々な壁画や絵画、オブジェ、観葉植物などが配されていて、やや貧弱な電飾が彩りを添えている。その統一感のなさに、クラス毎にてんでばらばらな催しをしていたノスタルジックな記憶がしばし蘇る。

トルコライスはドライカレーの上にポークカツ、脇にナポリタンという構成であり、ドライカレーとナポリタンの比率は4対1といったところ。大粒の挽肉とざく切りの玉葱がドライカレーに歯応えを加えているが、その分隣のナポリタンがぐずぐずである。足して2で割れればいいのだろうがそういう訳にもいかない。
ポークかつにはデミグラスソースではなく普通のウスターソースであるが、これが意外にドライカレーの味わいと合うのは新しい発見だった。
そして最大のインパクトは画像奥、付け合せのレタスである。重ならずに一枚ずつ並べられているその風情はサラダというよりもアートだ。

このあたりに「芸術文化村」の魂を見る思いがした。あ、あと「ロミオ」ではなく「ロメオ」というところにも。
逆に言えばそれくらいしか、いや、なんでもないです。



トルコライス 780円

大阪市北区中津6-1-10　
06-6451-7780
11:30～23:00
毎月2日休

GG

巨人に新外国人投手、登録名は「GG」（YOMIURI ONLINE）

>清武英利代表は「GGという登録名は『グレート・ジャイアンツ』という意味にも通じる。早くチームの力になってもらいたい」と期待を示していた。

元祖GG、西武のG.G.佐藤選手の反応が無性に気になる。
「グレート・ジャイアンツ」というのも後付けのこじつけ感満載だが、G.G.佐藤の「じじくさい」→「じじ」→「GG」というのも負けず劣らずかなりの力技だ。

好事家注目のGG対決、初戦は6月2日（土）、グッドウィルドームで。

初代

米子にいます。

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やたらと種類の多いキットカットの季節/地域限定商品を美味しいと感じたことがないのは、それぞれの出来が悪いのではなくて、いわゆる普通のキットカットの完成度が高すぎるからなのではないかと最近思うようになった。
偉大な初代である。

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昨日苦しめられた夜の寒さに備え、米子駅前のサティで間に合わせのブルゾンを買った。
2000円。安い。
低価格ながらそこそこ品質路線の先駆者、ユニクロの偉大さにも思いを馳せる。

滅入り

映画「BABEL」。
ひたすらついてない人生の断片が延々と。何だか暗い気分に耐え切れなくなって2度もトイレに立った。
クラブのシーンでの画面の明滅で気分が悪くなった人が若干出たらしいけれど、僕の様にストーリーの救いのなさに耐え切れなかった結果不調になった人もいたのでは、とさえ思わされる一作である。

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住宅展示場に行って「新神戸、北野あたりで戸建を何とか、と考えているんですが」と住宅メーカーの販売員に話したら「それでしたらマンションをご検討されたほうがいいかもしれません」と真剣な顔で言われた。
どうも僕は相当非現実的なことを考えているらしい。そうなのか。
重たいパンフレットを手にとぼとぼと家路についた。

温情

関西トルコライス巡礼のリポートが2カ所ほど溜まっているのだけれども。

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無免許ひき逃げ　前川元投手に猶予判決　大阪地裁「社会的制裁受けた」（Yahoo!ニュース/産経新聞）
オリックス社長、前川の復帰には否定的（Yahoo!ニュース/日刊スポーツ）

そろそろまた欽ちゃん球団の出番だと思っているのだがどうか。

参考：
清水に欽ちゃん球団が“救いの手”（スポニチアネックス）
欽ちゃんが山本に温情案！「厳しく温かく」復帰への道を示唆（ウォーカープラス）

GW

ゴールデンウィークも今日で終わる。
この9日間、仕事で結局一日も休めなかった。

そもそも「ゴールデンウィーク」とは、その昔映画配給会社の専務が作り出した造語であるらしい。
それなら僕が過ごしたような「働きづめのGW」に名前をつけてやってもいいのではないかと思う。

働きづめ→といえば、くたくた→といえば、ちくわぶ→といえば、東京のおでん

東京おでんウィーク。

「デン」がきちんとかぶっている自信作なのだけれど、冬場に新橋の飲み屋街でやってるイベントっぽすぎるところが難点か。

要通院

「エルマガジン」の一ヶ月テレビ番組表内にある映画評コラムが、その映画を全然褒めるつもりがない気概が充満していて、逆に猛烈に観たくなる。

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「誕生日プレゼントに何が欲しい？」と訊かれて即座に欲しいものが出てこないのには参った。この物欲の無さときたら、聖人か瀕死の病人並みだ。
「高台で海が見えてかつ駅に近い一戸建て」というのが現時点の答えだけれど、そんな非現実的なことを言ったら本当に病院に送られそうだ。

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村上春樹著「村上かるた　うさぎおいしーフランス人」（文藝春秋刊）を読み終えた。
村上さん、クスリかなにかやってないといいけれどと半ば真剣に心配になる。病院で診てもらったほうがいいかもしれない。

エコ

3日間中華料理続き。

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環境保護のために小売店が客のマイバッグ持参を奨励している。レジ袋に課金するとか、バッグ持参の顧客にポイントを余分につけるとか、そのやり方は様々だ。

でも、そんなことをする前に高級栄養ドリンクの過剰包装を何とかすべきなのではないか。
一番外は紙箱、その中にはプラスチックトレイ、その上に収まるガラス瓶に蓋は金属製。
過剰な上に分別無視の組み合わせである。
みんな「ウコンの力」みたいに金属製の小ボトルでよいではないか。

と思いながら今晩も1000円のドリンクの紙箱を開ける夜である。

ナイロンタオル2

一度更新をさぼりだすと再開に何か理由が欲しくなるものなのだと悟る。
5月の声を聞き更新再開。

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以前にも書いた、ホテルに欲しいナイロンタオルの話だけれど、横浜での定宿、ホテル横浜ガーデンには画像の「ボディネットタオル」がアメニティとして備えられていた。
…こんなの以前からあったかな、と自分の注意力を棚に上げて呟きたくもなってくるが、体をごしごし擦らないと風呂に入った気がしないあなたは、横浜滞在の際には当ホテルがお薦めだ。昨年館内改装を終え、全体的にシックな内装になったのもプラスの要素だと思う。

でもこれ、カネゴン用のマスクに見えて仕方がない。