井上義夫著「村上春樹と日本の『記憶』」(新潮社刊)が面白い。
数ある村上春樹論の中でも、芦屋市や西宮市の市史、西宮市立某小学校の創立百年記念誌や昭和29年当時の神戸新聞などにまで探求の目を注いだ書は僕の知るところこれだけだ。
いわゆる「ムラカミ本」の中で、村上春樹の著書を数多く手がけている新潮社から刊行された数少ない(あるいは唯一の)評論本だということも注目に値する。
どういったポリシーからくるのか、99年発行にもかかわらず旧仮名遣いの文章であることが唯一の難点だけれど。
数ある村上春樹論の中でも、芦屋市や西宮市の市史、西宮市立某小学校の創立百年記念誌や昭和29年当時の神戸新聞などにまで探求の目を注いだ書は僕の知るところこれだけだ。
いわゆる「ムラカミ本」の中で、村上春樹の著書を数多く手がけている新潮社から刊行された数少ない(あるいは唯一の)評論本だということも注目に値する。
どういったポリシーからくるのか、99年発行にもかかわらず旧仮名遣いの文章であることが唯一の難点だけれど。
村上春樹と日本の「記憶」 | |
井上 義夫 | |
新潮社 |