にちにち蛙鳴蝉噪

大阪・兵庫・京都・奈良で食べられるトルコライスの紹介を中心に。制作:近藤亨 2004-2023

モスバーガー(期間限定)

2017-10-25 22:23:52 | 関西トルコライス巡礼

ここのトルコライスを食べに京都まで遠征したが、路地裏の小さな店なのに、いや、だからこそというべきなのか、とにかく満席。「次のご案内は一時間半後」という立て札に、夕方に子供の迎え当番を控えた身としては断念せざるを得なかった。

意気消沈し、まさに肩を落として御池通まで下ってきた僕の目にふと飛び込んできたのは「期間限定 長崎トルコライス風」の文字。キャンペーンポスターが張られていたのはなんとモスバーガーである。トルコライスの神は吾をお見捨てにならなかった…!などと大仰な文句を胸にさっそく入店、昂揚した気分のままプレミアムモルツまで一緒に頼んだ(今やモスでも「モスバル」と銘打たれ、店舗限定でビールが飲める)。

下からレタス・キャベツ、デミグラスソースがけのポークカツ、その上にナポリタンという3層をバンズが挟む構成。ハンバーガーというスタイルの特性上、ナポリタンのトマトソースとカツのデミグラスソース、加えて野菜のマヨネーズソースと、実に3種のソースが口の中で混然一体とならざるを得ない訳だが、それでも決してカオスに陥らずハンバーガーっぽい味の範疇に収めているのがモスの実力なのか。それともプレモルでちょいと良い気分になっているが故なのか。

オフィシャルサイトによると、全国のスタッフが「地元の名物」をキーワードに新商品を考案する「ご当地 創作バーガー決戦」という企画の中生まれた限定商品とのこと。販売期間は明記されていなかったので、ご興味のある方は早めの注文をお勧めする。

ただ、これひとつでは物足りなくてチーズバーガーを追加注文してしまったのは、プレモルで満腹中枢が麻痺しかけていたせいだけではないと思う。



長崎トルコライス風バーガー 450円

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KELLER KELLER CAVE(大阪/大阪市淀川区・新大阪)

2017-10-23 17:05:37 | 関西トルコライス巡礼

まさに灯台下暗し。東京から出張してきた友人との飲みに過去何度か使ったことがあるビアバルのメニューにトルコライスがあったとは…。ランチタイム限定のため知る由がなかったとはいえ、軽い敗北感を味わいながら新大阪に向かうことになった。

フライパン型の鉄板の上でジュージューと音を立て登場したのは、カレーピラフにカレーソースがあしらわれ、卵がかぶせられた上に鶏のから揚げふたつ、という一品。見た目は焼きカレーのようだが、カレーソースは量が控えめなせいか全体的な味に影響を及ぼさない。その代わり、カレーピラフは黒胡椒のコクと辛さが強烈だ。

ジュージューいってるそばから食べ始めると、当たり前だがとにかく熱い。「熱い、辛い、コク過剰」の三拍子に対抗すべく、こちらもビールをガンガン投入して対抗する。ピラフの中のソーセージの甘みが時折ほっとするような小休止感を演出してくれる。ソーセージといえばビールである。二杯目を頼む。

トッピングされた唐揚げは、誇らしげに突き刺されたお子様ランチ的小旗によると「阿波尾鶏唐揚げ」というブランドものらしい。とりたてて言うほど…というのが正直なところだが、唐揚げといえばビールである。三杯目にとりかかる。

無料で頼める大盛りにしたこともあるけれど、ひと皿を平らげるのに中ジョッキ三杯を空けてしまった。飲みの〆でこんなのが出てきたらいろいろとペースが狂ってしまう。悔しい思いはしたが、まあランチメニュー限定でよかったのではないかと自らに言い聞かせつつ勘定を払った。

付け合わせのサラダにかかっていたオリジナルの温州みかんドレッシングがなかなかいけたことも記しておきたい。



スパイシートルコライス 850円

大阪市淀川区西中島5-16-1 JR新大阪駅2F アルデ新大阪内
06-6309-5511
10:30~22:30(トルコライス提供はランチタイム10:30~15:00限定)
年中無休


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自遊空間(近畿2府2県に9店舗)

2017-10-19 16:58:56 | 関西トルコライス巡礼

2017年10月現在、全国に186店舗を展開するインターネットカフェチェーン。大阪・京都・兵庫・奈良に計9店舗を構える中、西宮北口店はカー用品店・オートバックスの敷地内という、ちょっと意外な立地である。

備え付けのPCから注文して待つこと10分弱、チェーンロゴ入りの皿に載ってやってきたのはポークカツとナポリタン、そしてエビピラフの三種盛り。ポークカツにはシンプルにとんかつソースがかけられている。

ネットカフェのフードメニューのご多分に漏れず、かなり高い確率で冷凍食品の盛り合わせであると思われる。決して貶しているわけではない。その味の安定感は下手な食堂より上であることは読者諸賢も御存知の通りだ。

エビピラフを口に運びながら、受験勉強に邁進していた高校時代に夜食としてよく食べたことを思い出し、懐かしさにしばし浸った。Wikipediaによれば、冷凍食品は1970年代に一気に普及したということで、もはや我々中年の思い出の味となるに足る歴史を有している。

なかでもこの定番・エビピラフ。家庭でわざわざ一から作るほどでもないけれど、色味や味の薄さ、油気の少なさから、深夜に食べても罪悪感が少ないという絶妙な立場をキープしている。今年5月21日のlivedoorニュースによると(記事)、オリジナル冷凍食品を販売している「ローソンストア100」、いわゆる100円ローソンの冷食売り上げランキング1位はやはりエビピラフなんだそうだ。そうだよな、みんな食うよなエビピラフ。

などと調べ物をしていたら、本来やるべき資料作りがすっかり後回しになってしまった。しかし、腹いっぱいで眠くなってきたなあ。



メガ盛りトルコライス 990円

兵庫県西宮市芦原町27-1 オートバックス内
0798-65-3830
24時間365日営業



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