「毎日御機嫌よう-奈良と関西ぶらり」にて紹介されているのを見つけ、ドライブがてら生駒山を越えた。
関西トルコライス巡礼、初の奈良遠征である。
現存する世界最古の木造建築物として世界文化遺産にも登録されている法隆寺から東へ車で10分程度の場所にある洋食屋。
法隆寺といえば、金堂・五重塔・中門など主要堂塔が創建当時のものか、それとも再建されたものかという有名な論争がある。出土した焼けた瓦や壁画片が天智9(670)年法隆寺焼失の科学的根拠となる一方で、年輪年代法による測定の結果、現在の西院伽藍の金堂に使われている木材が焼失以前の668―669年ごろに伐採されたものであることが判明するなど、およそ100年間続いているこの論争は未だ決着をみていない。
このトルコライスも論争の火種になりうる要素をはらんでいる。画像を御覧いただきたい。この一皿を表現するならば「オムライスとポークカツ、それにナポリタンとサラダ」ということにならざるを得ないだろう。
つまり「構成要素が限りなく隣接してはいるが重なり合ってはいない」のだ。
オムライスはケチャップとデミグラスのダブルソースで深い味わいだし、ナポリタンもアルデンテの本格的なものである。カツもさっくり揚がっている。しかしそれらは白い皿の上で交わることなく存在している。
これまで食べてきたトルコライスは、カツのせオムライスといった風情の関西型はもちろん、本来の長崎型であっても構成要素が重なっていたものばかりだった。一緒に口に入れたカツと卵とケチャップライスのハーモニーがあり、デミグラスソースがナポリタンの味を引き立てるコンビプレーがあったのだ。
果たしてこれはトルコライスなのか?「オムライスとトンカツ定食(付け合わせはナポリタンとサラダ)」と言われても仕方ないのではないか?そもそもトルコライスの定義とは何ぞや?
トルコライス愛好家による熱い論争必至の一品だと思う。
ま、これはこれで美味しかったのでどっちでもいいです。
トルコライス1000円(ピュアジュース・コーヒー付)
奈良県大和郡山市小泉町671-137 ドエルカズキ1F (地図)
0743-54-1390
営業:11:00~14:00、17:00~22:00
水曜休
関西トルコライス巡礼、初の奈良遠征である。
現存する世界最古の木造建築物として世界文化遺産にも登録されている法隆寺から東へ車で10分程度の場所にある洋食屋。
法隆寺といえば、金堂・五重塔・中門など主要堂塔が創建当時のものか、それとも再建されたものかという有名な論争がある。出土した焼けた瓦や壁画片が天智9(670)年法隆寺焼失の科学的根拠となる一方で、年輪年代法による測定の結果、現在の西院伽藍の金堂に使われている木材が焼失以前の668―669年ごろに伐採されたものであることが判明するなど、およそ100年間続いているこの論争は未だ決着をみていない。
このトルコライスも論争の火種になりうる要素をはらんでいる。画像を御覧いただきたい。この一皿を表現するならば「オムライスとポークカツ、それにナポリタンとサラダ」ということにならざるを得ないだろう。
つまり「構成要素が限りなく隣接してはいるが重なり合ってはいない」のだ。
オムライスはケチャップとデミグラスのダブルソースで深い味わいだし、ナポリタンもアルデンテの本格的なものである。カツもさっくり揚がっている。しかしそれらは白い皿の上で交わることなく存在している。
これまで食べてきたトルコライスは、カツのせオムライスといった風情の関西型はもちろん、本来の長崎型であっても構成要素が重なっていたものばかりだった。一緒に口に入れたカツと卵とケチャップライスのハーモニーがあり、デミグラスソースがナポリタンの味を引き立てるコンビプレーがあったのだ。
果たしてこれはトルコライスなのか?「オムライスとトンカツ定食(付け合わせはナポリタンとサラダ)」と言われても仕方ないのではないか?そもそもトルコライスの定義とは何ぞや?
トルコライス愛好家による熱い論争必至の一品だと思う。
ま、これはこれで美味しかったのでどっちでもいいです。
トルコライス1000円(ピュアジュース・コーヒー付)
奈良県大和郡山市小泉町671-137 ドエルカズキ1F (地図)
0743-54-1390
営業:11:00~14:00、17:00~22:00
水曜休