人間誰しも所詮は人の子。
決してカピバラの子ではない。
だから良し悪しで感情が揺れ動いたり
正しい事をすれば間違いもおかすだろう。
それが人間らしさであったりもする。
この世に“完璧”な人間などいないし
“絶対”などという事もない。
でも、自分で自らを「完璧」と賞し
自分の作り上げた小さな世界の中では
「絶対」のルールが成り立つのだ!という人間がいるのだとしたら
僕はその“御方”に
「完璧な絶対」を求めてしまう。
それは自然な事だ。
たとえその“御方”が
自らの“ご都合”で勝手に生きているものだとしても。
一昨日の事
営業先から仕事終了の電話を会社へした際に
僕の電話を最初に受けた当社社長が狂った様に唐突に喋りだした。
こちら側からかけた電話なのだから
当然用件はこちらにある訳だが
そんなもんは構わしねーといった機関銃トークだ。
彼女は喋る。
もう忙しい忙しい
布地を裁断して材料を手配して
そしたらあれが足りないこれが足りない
仕方なしあちこち問い合わせて発注して
電話取ったら取引先がやれあれ欲しいこれ欲しい
慌てて準備して忙しい忙しい
そしたら以前にメールで問い合わせ頂いたお客から
やっぱりあの商品どうしても欲しいからお願い
って粘られちゃって無いものは無いから仕方ない
そのお客の住んでる街の取引先にも無いらしいの
もうどうしても欲しいのね
あの勢いはまるでストーカーだわ
まぁありがたい事だけどね
あぁもう私1人であれやってこれやって忙しいのよ
もう!
息継ぎするのを忘れているのか
“、”や“。”がまるで無いマシンガントーク。
一体どうしたのか?
何らかしらで舞い上がってテンション高いのか
何かに怒り狂って頭がショートしているのか
そこらへん状況は全く掴めず
ついでに語ってる事があまりに唐突でとりとめがなくて
全く意味が分からず意図も伝わって来ずひっちゃかめっちゃかだ。
正直僕は引いていた。
電車内の隣の座席でいきなりキチガイが騒ぎだし
こちらに迫って来た時の対処のしようの無さに似ていた。
僕が用件を話そうとしても何故だか彼女はそれを許さず
僕の言葉を遮りベラベラ独り言の様に喋る。
僕は途中で相づちうつのを止めたのだが
反応あるなしなどお構い無しだ。
昔何かで観た映像が僕の頭ん中を過る。
頭イッちゃった婆さんが
パイの焼き方を1人ペラペラ語っている映像だ。
ついでに機動戦士ガンダムのアムロの親父も過った。
こいつは凄いぞ!数段パワーアップする!
画期的なパーツだから直ぐガンダムに取り付けろと
ガラクタにすらならない様なへなちょこ機械をアムロに手渡し
狂った目付きでベラベラ語るアムロの親父。
そんなこんなを思いながら受話器を耳に押しあてていた。
耳が痛い。
都内から都内への通話でテレフォンカードが10度数以上減った。
正直くたびれてきた頃合いで社長が僕にこう言った。
「ところであなた何で会社に電話してきてんのよ!
忙しいから切るわよ!」
オイオイ…。
そりゃないぜ婆さん。
遊びな訳じゃあるまいに。
仕事の報告と受けて来た注文の伝達の為だろうが。
呆れてモノも言えん。
そもそもモノは言えてないのだが。
僕がその旨を言おうとした瞬間
電話は“プツッ”と切れた。
僕は無言の受話器を見つめ立ち呆けたのだった。
何故社長が狂っていたのか
それから一夜明けた昨日全て分かった。
出勤のハズの社員とスタッフが数名
私用とやらで休んだらしい。
成る程と僕は思う。
当社社長は有給だろうが病欠だろうが
とにかく休みが気に食わないのだ。
休みを取ると必ず社長のいじめにあう。
制裁を加えられ精神的苦痛を味わう羽目になる。
僕は今んトコ休んだ事が無いからアレだけど
以前に1度有給をいただこうとして殺されそうになった事があるくらいだ。
えらい恐ろしいのだ。
要するにイライラしていたのだ。
それとここ最近の忙しさと売り上げの良さが重なりあって
社長の中に有頂天で妙なテンションが生み出され
機嫌が良いやら悪いやらの狭間っぽく気狂いしていたのだ。
忙しいのに休みやがって!私がもっと忙しくなったじゃねぇか!
そのとばっちりを僕が受けた訳だ。
昨日の朝から僕は早速攻撃を受けた。
報告済みの事柄を未報告だと騒ぎ
ついでに人のあげ足とって絶叫だ。
僕は反論した。
しかしそれは軽く返された。
社長は日暮れまで理不尽この上無く騒いだ。
ものすげー機嫌悪かった。
ただ僕もそのままでは収まりが悪い。
間違いは間違いで正さないと僕のミスにされたまま流れてしまうし
勝ち負けじゃないがこちらの意見もしっかり社長に伝えなければいかん。
夕方僕は社長に意見した。
そしたら
「私は全てを完璧に記憶しているんだから!
白いモノも私が黒と言ったら黒なのよ!
ここでは私が絶対なの!
あなたは従っていれば良いの!」
と普段からこれくらいの事を言いまくっている社長が
「私だって完璧じゃないんだから!
絶対じゃないんだから!
どうせ私はボケてるわよ!
だからボケたついでに言わせてもらうけど
私は完璧だとか、私が絶対だとか
私は言った事など1度も無くってよ!」
などとおかしな事を言い出し
「そうね!
完璧や絶対もみんな私の都合で成り立つの!」
って開き直っちまった。
オイオイ…。
何だか人間味溢れ過ぎちゃいないか?
今更そりゃ仕方ないと10年間の横暴な蓄積を
ご都合良く帳消しにしようって塩梅か?
まぁ社長だって人間だもの仕方ない事だけどね。
なんだか笑っちゃうな。
でもやっぱり心のどこかでは「完璧な絶対」を求めてしまう。
それはしゃーない事だろう。
たとえ社長が
自らのご都合で勝手に生きているものだとしても。
そして今日の社長は
一昨日、昨日とはうってかわってちょーご機嫌。
僕の本日の売り上げを見たらしく
電話の声はホクホクだった。
現金なもんだ。
まぁ、そんなもんか。
僕は本日の営業先の静岡県伊豆の地で
カピバラがゆず湯に浸かるポスターを眺めながら
疲れた心ん中で人間とカピバラを天秤にかけつつ思うわけ。
あぁカピバラって良いなぁ、でも
人間てのも何だかんだ言っても
良いものだったりするんだよねぇと。
っつう訳で
本日多少愚痴入り失礼!
めけめけ~。
写真。伊豆シャボテン公園カピバラポスター。
決してカピバラの子ではない。
だから良し悪しで感情が揺れ動いたり
正しい事をすれば間違いもおかすだろう。
それが人間らしさであったりもする。
この世に“完璧”な人間などいないし
“絶対”などという事もない。
でも、自分で自らを「完璧」と賞し
自分の作り上げた小さな世界の中では
「絶対」のルールが成り立つのだ!という人間がいるのだとしたら
僕はその“御方”に
「完璧な絶対」を求めてしまう。
それは自然な事だ。
たとえその“御方”が
自らの“ご都合”で勝手に生きているものだとしても。
一昨日の事
営業先から仕事終了の電話を会社へした際に
僕の電話を最初に受けた当社社長が狂った様に唐突に喋りだした。
こちら側からかけた電話なのだから
当然用件はこちらにある訳だが
そんなもんは構わしねーといった機関銃トークだ。
彼女は喋る。
もう忙しい忙しい
布地を裁断して材料を手配して
そしたらあれが足りないこれが足りない
仕方なしあちこち問い合わせて発注して
電話取ったら取引先がやれあれ欲しいこれ欲しい
慌てて準備して忙しい忙しい
そしたら以前にメールで問い合わせ頂いたお客から
やっぱりあの商品どうしても欲しいからお願い
って粘られちゃって無いものは無いから仕方ない
そのお客の住んでる街の取引先にも無いらしいの
もうどうしても欲しいのね
あの勢いはまるでストーカーだわ
まぁありがたい事だけどね
あぁもう私1人であれやってこれやって忙しいのよ
もう!
息継ぎするのを忘れているのか
“、”や“。”がまるで無いマシンガントーク。
一体どうしたのか?
何らかしらで舞い上がってテンション高いのか
何かに怒り狂って頭がショートしているのか
そこらへん状況は全く掴めず
ついでに語ってる事があまりに唐突でとりとめがなくて
全く意味が分からず意図も伝わって来ずひっちゃかめっちゃかだ。
正直僕は引いていた。
電車内の隣の座席でいきなりキチガイが騒ぎだし
こちらに迫って来た時の対処のしようの無さに似ていた。
僕が用件を話そうとしても何故だか彼女はそれを許さず
僕の言葉を遮りベラベラ独り言の様に喋る。
僕は途中で相づちうつのを止めたのだが
反応あるなしなどお構い無しだ。
昔何かで観た映像が僕の頭ん中を過る。
頭イッちゃった婆さんが
パイの焼き方を1人ペラペラ語っている映像だ。
ついでに機動戦士ガンダムのアムロの親父も過った。
こいつは凄いぞ!数段パワーアップする!
画期的なパーツだから直ぐガンダムに取り付けろと
ガラクタにすらならない様なへなちょこ機械をアムロに手渡し
狂った目付きでベラベラ語るアムロの親父。
そんなこんなを思いながら受話器を耳に押しあてていた。
耳が痛い。
都内から都内への通話でテレフォンカードが10度数以上減った。
正直くたびれてきた頃合いで社長が僕にこう言った。
「ところであなた何で会社に電話してきてんのよ!
忙しいから切るわよ!」
オイオイ…。
そりゃないぜ婆さん。
遊びな訳じゃあるまいに。
仕事の報告と受けて来た注文の伝達の為だろうが。
呆れてモノも言えん。
そもそもモノは言えてないのだが。
僕がその旨を言おうとした瞬間
電話は“プツッ”と切れた。
僕は無言の受話器を見つめ立ち呆けたのだった。
何故社長が狂っていたのか
それから一夜明けた昨日全て分かった。
出勤のハズの社員とスタッフが数名
私用とやらで休んだらしい。
成る程と僕は思う。
当社社長は有給だろうが病欠だろうが
とにかく休みが気に食わないのだ。
休みを取ると必ず社長のいじめにあう。
制裁を加えられ精神的苦痛を味わう羽目になる。
僕は今んトコ休んだ事が無いからアレだけど
以前に1度有給をいただこうとして殺されそうになった事があるくらいだ。
えらい恐ろしいのだ。
要するにイライラしていたのだ。
それとここ最近の忙しさと売り上げの良さが重なりあって
社長の中に有頂天で妙なテンションが生み出され
機嫌が良いやら悪いやらの狭間っぽく気狂いしていたのだ。
忙しいのに休みやがって!私がもっと忙しくなったじゃねぇか!
そのとばっちりを僕が受けた訳だ。
昨日の朝から僕は早速攻撃を受けた。
報告済みの事柄を未報告だと騒ぎ
ついでに人のあげ足とって絶叫だ。
僕は反論した。
しかしそれは軽く返された。
社長は日暮れまで理不尽この上無く騒いだ。
ものすげー機嫌悪かった。
ただ僕もそのままでは収まりが悪い。
間違いは間違いで正さないと僕のミスにされたまま流れてしまうし
勝ち負けじゃないがこちらの意見もしっかり社長に伝えなければいかん。
夕方僕は社長に意見した。
そしたら
「私は全てを完璧に記憶しているんだから!
白いモノも私が黒と言ったら黒なのよ!
ここでは私が絶対なの!
あなたは従っていれば良いの!」
と普段からこれくらいの事を言いまくっている社長が
「私だって完璧じゃないんだから!
絶対じゃないんだから!
どうせ私はボケてるわよ!
だからボケたついでに言わせてもらうけど
私は完璧だとか、私が絶対だとか
私は言った事など1度も無くってよ!」
などとおかしな事を言い出し
「そうね!
完璧や絶対もみんな私の都合で成り立つの!」
って開き直っちまった。
オイオイ…。
何だか人間味溢れ過ぎちゃいないか?
今更そりゃ仕方ないと10年間の横暴な蓄積を
ご都合良く帳消しにしようって塩梅か?
まぁ社長だって人間だもの仕方ない事だけどね。
なんだか笑っちゃうな。
でもやっぱり心のどこかでは「完璧な絶対」を求めてしまう。
それはしゃーない事だろう。
たとえ社長が
自らのご都合で勝手に生きているものだとしても。
そして今日の社長は
一昨日、昨日とはうってかわってちょーご機嫌。
僕の本日の売り上げを見たらしく
電話の声はホクホクだった。
現金なもんだ。
まぁ、そんなもんか。
僕は本日の営業先の静岡県伊豆の地で
カピバラがゆず湯に浸かるポスターを眺めながら
疲れた心ん中で人間とカピバラを天秤にかけつつ思うわけ。
あぁカピバラって良いなぁ、でも
人間てのも何だかんだ言っても
良いものだったりするんだよねぇと。
っつう訳で
本日多少愚痴入り失礼!
めけめけ~。
写真。伊豆シャボテン公園カピバラポスター。
清濁併せ持って魅力とするのが人間なれど、
それもやっぱりほどほどということがあるわけで…。
お疲れ様っす。
上野のカピバラは一緒にいるバクに
すげえ勢いでいじめられてた
たまに電車の中で空気相手に
聞こえる独り言言っている人がいるが
社長は大丈夫か????
緩く過ごしてそうなカピパラさんも、バクに。
しかも凄い勢いで。(笑)
あ~ぁ。
ここへ来て爆発(笑)
で、また昨日は落ち着きを見せ
ちょーご機嫌でペラペラでした。
振り回されないように
しっかりしなくちゃ!
と思いつつ
でもやっぱり現実は
振り回されちゃうのよね~(笑)
俺は極楽を見たけども
まぁ言ってしまえば
どの種も大変だ(笑)
良い時もありゃ悪い時もあり。
独り言…
社長よく言ってるなぁ(笑)
ちなみに
誰かに話しかけてるんだけど
うざったがって誰も答えないから
結果独り言になってしまっている時も多々あり。
それはそれでどうかと思うが(笑)
僕が凄い勢いで社長に!
店長さんが凄い勢いで女性スタッフ陣に!
(爆)
やるせない図を想像してしまいました(笑)
上手く生きてゆきたいものでやんす!