かなぶん写真工房

私の撮った写真と撮影記を掲載します。
鉄道・駅舎がメインですが、楽天イーグルスの観戦記もたまに書きます。

日田彦山線駅めぐり

2008-10-05 23:08:05 | 撮影記
ちょっと間があきましたがもう1回九州の話を。

今回の九州旅行で日田彦山線に初めて乗りました。
日田彦山線は日豊本線の城野駅から久大本線の夜明駅までを結ぶ68.7キロの路線で
全線非電化単線です。実際の運行では城野駅・夜明駅とも始発終着の列車はなく、城野
駅側は小倉駅、夜明駅側は日田駅が始発終着となっています。

今回は夜明から小倉まで乗車しました。この線はわりと趣のある木造駅が多いのでその
中から3駅を紹介します。


〇夜明駅。築堤の上にあります。駅には桜の木もあるそうです。


まず1つめは夜明駅です。厳密には久大本線の駅なのですが終点駅なのでご勘弁を。
「夜明」というこのネーミングだけで訪問してみたくなる駅です。
1932年(昭和7年)開業時からの木造駅舎です。無人駅ですが切符は駅前の商店で
販売しています。
まあ車は通りますが静かなところで蝉の声なども聞こえて落ち着きました。
乗り継ぎの関係で10分ほどしか滞在できなかったのが残念でした。
降りてみて損のない駅だと思います。


〇彦山駅。赤い屋根が特徴です。写っていないのですが昔の郵便ポストもあります。


2つめは彦山駅です。
この駅も1942年(昭和17年)開業時からの木造駅舎です。
英彦山神宮への最寄り駅で、駅もそれを模して建てられています。観光駅らしく駅前には
土産物屋や食堂が並んでいます。旧駅事務所を利用した喫茶店もあるのですが訪問日は
営業していませんでした。列車よりも車での訪問者が多い駅です。


〇採銅所駅。ここも興味を引くネーミングです。


最後の3つめは採銅所駅です。
ここも1915年(大正4年)開業時からの木造駅舎で、構内はやや広く貨物ヤードも
残っています。
駅名の由来はかつて近くの香春岳から銅を産出したことによるものです。
この「採銅所」は地名でかつては採銅所村という自治体でした。採銅所小学校もあります。
駅周辺は大きな道路からも離れていて、静かでゆったりした時間を過ごせました。

3駅ともいい駅なのでまた機会があれば訪れてみたいです。筑豊地方にはこれらの他にも
立派な駅が多いのであわせて訪問してみたいと思います。