かなぶん写真工房

私の撮った写真と撮影記を掲載します。
鉄道・駅舎がメインですが、楽天イーグルスの観戦記もたまに書きます。

肥薩線その3(くま川鉄道+人吉-八代)

2006-05-29 21:06:20 | 撮影記
人吉からくま川鉄道に乗車します。
相良藩願成寺付近までは肥薩線と同じところを走ります。相良藩願成寺を過ぎ木立の間を
抜けるとぱっと視界が広がります。川村駅を過ぎ球磨川の鉄橋を渡った後は、田園地帯を
ひたすらまっすぐ走ります。
途中のおかどめ幸福駅で下車します。この駅は地元の要望で平成元年に開設された駅で、
日本で唯一幸福のつく駅として観光名所になっています。徒歩5分ほどのところに幸福を
もたらす社といわれる岡留熊野座神社があります。駅前には須永博士氏作のかわいらしい
イラストの巨大絵馬があり(くま川鉄道HPに掲載されています)幸福グッズなどを販売
する店もあります。観光地とはいっても平日は静かで、神社付近は公園になっているので
下車して散策するのもいいかもしれません。


〇岡留熊野座神社。思ったより小さな神社です。

おかどめ幸福駅を出て湯前に向かいます。引き続き田園地帯をまっすぐ走ります。
湯前駅は沿線唯一の古い木造駅でいい味出してます。中心部は国道沿いにあるため
駅前は静かです。
今回立ち寄れませんでしたが近くに湯前マンガ美術館があります。


〇湯前駅。駅前は静かです。駅隣に観光物産店?があります。

人吉に戻って肥薩線で八代・熊本へ向かいます。
渡までは川とは無縁ですが、渡駅を過ぎ鉄橋を渡るところから八代近くまでずっと球磨川
に沿って走ります。人吉から川下りもあり球泉洞までは渓流を楽しめます。
ここを過ぎると川がダム湖になり八代付近までだいたいこの車窓が続きます。
(夕方で時間がなかったので写真がありません。すみません。)
日が暮れた頃八代に着き熊本から「なは」で大阪に帰りました。
肥薩線はループ線だけでなく全体に見所が多く楽しく乗れました。人吉-八代はほんとに
乗っただけなので、また機会を作ってゆっくり乗ってみたいです。
(肥薩線終了)

肥薩線その2(吉松~人吉)

2006-05-16 20:23:45 | 撮影記
朝起きたら雨音が。雨予報だとはいえ予想よりも早い降りだしです。
今日は吉松から待望の肥薩線の山線部分(吉松-人吉)に乗車です。
まず吉松からの肥薩線の始発に乗るため京町温泉からタクシーで移動。1520円也。
吉松からはキハ31単行。転換クロスシートの車両で乗客は私一人です。
吉松駅を出発し上り勾配を登って一旦登りきったところが真幸駅。ここでスイッチバックし
真幸駅を見下ろして再び登っていきます。
いくつかトンネルを通過して矢岳トンネルに入る前が日本三大車窓のポイントです。案内板が
あるのですがこの列車は知らんぷりして通過。車窓は雨のためよく見えず。

矢岳トンネルを越えるとすぐに矢岳駅に到着です。ここで下車します。矢岳駅は木造の古い駅舎
で駅前にSLの展示館がありD51が展示されています。人家は10軒ほどありますが、鳥の声
とカエルの鳴き声しか聞こえない静かなところです。駅ノートがあったので記入しました。

矢岳から真幸へ引き返します。車窓は山が雲にかかってましたがさっきより見えました。
真幸駅で下車。駅前に八重桜があります。ピークは越えていて半分くらい散っていました。
ここにも駅ノートがあったので記入しました。ノートには4月12日に花見に来たという記載も
ありました。


〇真幸駅と八重桜。奥に見える建物が駅舎です


ホームには名物?「幸せの鐘」があり、
ちょっと幸せの方は1回
もっと幸せを願う方は2回
いっぱい幸せな方は3回鳴らしてください
という案内があります。当然のように2回鳴らしてしまいました。
真幸駅出発近くになり雨が上がり日がさしてきました。早くも幸せの鐘効果?が出てきました。
真幸駅を出発。この列車は車窓ポイントで減速してくれました。雲は多めでしたが車窓もよく
見えました。


〇日本三大車窓の風景。見えるのはえびの市街。ちょっと暗いかな。


矢岳を過ぎて大畑へ向かいます。途中のループ線は減速せずにそのまま通過。大畑駅は一瞬見え
ましたがちょっと物足りない感じです。

大畑駅で下車です。空には晴れ間も見えてきました。早速ループ線俯瞰の撮影ポイントに向かい
ます。ところがそのポイントが見つかりません。周辺をかなり歩き回り人にも聞いてみたのです
が結局わかりませんでした。代わりに撮影できるところもなく撮影は断念しました。
おそらく途中の農道を入っていくのが正解なのでしょうが、そこには有刺鉄線と立入禁止の札が
あったため突破は断念しました。(涙)
大畑駅に戻り駅ノートに記入をして次の列車で大畑駅を後にしました。
この区間初めて来る人は、乗客は多いですがビューポイントでの減速サービスのある
「いさぶろう・しんぺい」号に乗った方が楽しめそうです。次の機会があれば乗ってみようと
思います。(その3へ続く)