〇黒沢駅付近を走る車両。有名撮影地なのですが、木の枝が伸びてきてフレーミングが難しくなっています。
再び秋田の話題に戻ります。
秋田での乗り鉄は由利高原鉄道です。
由利高原鉄道は羽越本線の羽後本荘駅から矢島駅までを結ぶ23㎞の路線です。路線名は鳥海山ろく線といい、その名の通り天気が良ければ鳥海山を車窓に見ることができます。国鉄時代は矢島線と呼ばれていました。
今回は1カ所だけ撮影する時間を取り、いろいろ考えた末わりと有名な撮影地の黒沢駅で降りてみました。
〇黒沢駅駅舎。
黒沢駅には庭園風のスペースがあり、改築はされているもののいい雰囲気の木造駅舎があります。駅付近はちょうどいいカーブになっていてどこからでも写真が撮れてしまいます。
〇黒沢駅ホームより。周囲の風景を入れて撮ってみました。
駅から少し山を登っていったところにグラウンドがありそこの展望台から写真が撮れます。が、木の枝が伸びすぎてちょっと苦しいです。300㎜使って縦フレームにしてなんとかという感じです。(トップの写真です)
黒沢駅を出た後は2駅先の前郷駅に行きました。
ここは路線で唯一列車交換が可能で、今では珍しくなったタブレット交換も行われています。
〇黒沢駅でのタブレット交換の様子。列車は矢島行です。
前郷駅を出た後は終着駅の矢島駅へ向かいます。
矢島駅の駅舎は平成12年に新築されたもので、近代的な木造駅舎を有するとして東北の駅百選に選定されました。
旧駅舎が隣にあるという情報だったのですが、行ったときにはすでに解体された後でした。残念。
〇矢島駅の現駅舎。けっこう大きな駅で待合いスペースも広いです。
この矢島駅に由利高原鉄道の本社と車両基地が併設されています。
あと、駅には旅行センター?と売店があり売店には名物おばちゃんがいらっしゃいます。あまりお話しできなかったのが残念でした。駅を出るときにはお見送りをしていただいて恐縮しました。
〇子吉駅の駅舎。郵便局マークが見えます。
そして最後に立ち寄ったのが子吉駅です。
この駅の最大の特徴は駅舎を利用して簡易郵便局が設置されていることです。(玉ノ池簡易郵便局といいます)
駅の出札窓口をカウンターとして利用しています。また唯一となった国鉄時代からある駅舎です。
しかしこの駅舎も隣で工事中の新駅舎に変わる予定です。(10月くらいと耳にしましたが定かではないです)
だいぶがたついているような感じもあるので「お疲れ様。今までありがとう。」とという気持ちで駅を後にしました。
由利高原鉄道は線路周辺にあまり障害物がなく車窓が楽しめることが美点です。写真も撮りやすい方です。
あとやっぱり矢島駅の売店のおばちゃんが魅力です。ぜひ会いに行ってください。