かなぶん写真工房

私の撮った写真と撮影記を掲載します。
鉄道・駅舎がメインですが、楽天イーグルスの観戦記もたまに書きます。

阪急6300系

2010-02-27 22:46:18 | 撮影記

〇阪急6300系河原町行の通勤特急。崇禅寺付近で撮影。


阪急6300系といわれても「?」と思われる方も多いと思いますが、京都線の特急用車両
と説明すると「ああ、あれか」とおわかりになると思います。
この車両は昭和50年にデビューし、翌年の昭和51年に鉄道友の会のブルーリボン賞を受
賞しています。私自身も京都へ行くときはよく乗った車両です。
しかし残念ながら明日2月28日で京都線の特急運用から引退することになりました。
2月24日からは引退記念ヘッドマークをつけて運行しています。


〇引退記念のヘッドマーク。


〇梅田駅に停車中の6300系。


〇6300系の車内。2ドア車なので落ち着いてゆっくり座れるのが長所です。


特急としては最後なのでお別れ撮影と乗車をしてきました。行った日が平日ということもあ
り、撮影はそんなに苦労することもなく撮れ乗車も特に問題なくできました。そうはいって
も沿線のいたるところで撮っている人がいました。


〇これは嵐山線の6300系。座席を少し変え4両で走っています。


28日は新幹線500系も「のぞみ」運用から引退し、半分の8両編成で「こだま」として
走ります。この阪急6300系も同じく半分の4両で嵐山線で走ります。両者とも完全にな
くなるわけではないのですが寂しくなり残念です。
とにかく安全に走りきってくれればと思います。


〇梅田駅を出発した6300系。今回8両で撮れた唯一の写真です。

天空バレンタインツアー

2010-02-18 22:58:01 | 撮影記

〇極楽橋駅に停車中の「天空」バレンタインヘッドマーク付です。


2月14日に斉藤雪乃さんと行く天空バレンタインツアーに参加してきました。
斉藤雪乃さんは大阪をベースに活動されているタレントさんで鉄道旅行好きとして
知られています。TVのレギュラーもいくつか担当されています。
私は鉄道関係で彼女を知りブログをちょこちょこ読んでいます。
実物は結構きれいな人で思ったよりも小柄な人でした。関西弁をしゃべるのがお茶
目に聞こえ、撮影のポーズなども気持ちよく対応してくれてとてもよかったです。
今回の主役はもちろん彼女なのですが、肖像権などのからみで写真は掲載できませ
んのでご了承ください。m(_ _)m

斉藤雪乃さんのブログアドレスです。ぜひ見てください。
http://ameblo.jp/yukino-maimu/

さて、今回のツアーを簡単に紹介すると
難波-こうや号-極楽橋-高野山-根本大塔(見学)-遍照光院(昼食・ゲーム大会)
-高野山(ケーブル巻き上げ室見学)-極楽橋-「天空」乗車-橋本/解散
です。



内部見学をした根本大塔です。この建物は火災などで過去5度は焼失したといわれ
現在の建物は昭和12年に完成しています。木造のようですが実は鉄筋コンクリー
ト造りで外装のみ木材朱塗りの建物です。


続いて今回の目玉。ケーブル巻き上げ室見学です。
これは当初の案内にはなかったもので見学できてよかったです。動いているとこ
ろは圧巻でした。


〇巻き上げ室の内部。手前のものが従索輪。奥が主索輪。


〇続いて作動中の主索輪。こんな近くで見学でき圧倒されました。


そしてお待ちかねの「天空」です。乗りたかったのですが機会を得られずやっと
今回乗車できました。すわってのんびり景色を堪能していました。モーター音も
以前のままで懐かしく聞いていました。(登りならなおよかったですが)


〇「天空」のバレンタインヘッドマーク。2/11,13,14の期間限定でした。


〇「天空」の車内。景観を配慮し座席が左の窓に向いています。


こんな感じでツアーは終了しました。南海らしくいいプランだったと思います。
ツアーを盛り上げてくれた斉藤さんをはじめスタッフの皆さんありがとうござい
ました。また機会があれば参加したいと思います。

美佐島駅

2010-02-11 20:46:21 | 撮影記

〇美佐島駅駅舎。駅舎というより待合室の方が表現として正しいかも。


前回の土合駅に続きトンネル駅つながりということで美佐島駅に行ってきました。
美佐島駅と聞いてもピンとくる方は少ないと思いますので簡単に説明を。
美佐島駅は「はくたか」の走る北越急行の駅で、上越線の越後湯沢から普通列車でおよそ
30分くらいのところにあります。この駅も赤倉トンネルの中にあるトンネル駅です。
平成9年北越急行の開業と同時に開業しました。


〇出発する列車。ぶれているのは被写体ぶれのせいです。シャッタースピードが遅い。


〇これがホーム。点字ブロックのあたりに自動ドアがあります。


列車を降りてホームに立つとトンネル内の駅なのでちょっと狭いです。ホームと出入口の
間に自動ドアがありそれを開けて待合室に入ります。ちなみにホームに2分以上滞在する
と放送で退出を促されるらしいです。地下の待合室にはベンチがありそこで列車待ちがで
きます。


〇駅舎からの階段。こちらも狭めです。これだけ見ると普通の駅です。


駅舎は地上にある立派なもので、トイレ・自販機はもちろん畳敷きの休憩室まであります。
ホームは中の階段を降りていったところにあります。階段数は地下鉄よりも少ない感じで
土合駅に比べるとはるかに楽です。

この駅の名物?は、特急はくたかの通過体験です。マニアックな代物ではあるのですが、
駅ノートを見てみるとそれ目当てに来た人も多く「すごかった」というコメントが多いで
す。もちろん私もそれを楽しみにここに来ました。


〇これがホームへの扉。はくたか通過中で白い車体が見えます。すごい音がしています。

列車がトンネルに入ると「ピュー」という高めの音がなります。駅に近づいてくるにつれ
その音が大きくなっていき列車が駅を通過する時には「ゴー」という低めの音もあわせた
すごい音が響きます。通過した後は「ピュー」という音がだんだん小さくなっていき、列
車がトンネルを抜けると静寂に戻ります。

トンネルが単線で狭いこともありこんな体験は他の駅では味わえません。また北陸新幹線
が開業すれば特急はくたかが走らなくなる可能性が高いので、それまでに体験しておくこ
とをおすすめします。(北陸新幹線は平成26年度に開業予定)
私も北越急行はまだ全部乗っていないのでまた機会を作って乗りに行こうと思います。

土合駅

2010-02-05 20:52:06 | 撮影記

〇土合駅の階段部分。左端に階段の案内があります。上の明るいの部分までで462段です。


前回渋谷駅の次の日に土合駅に行ってきました。
土合駅とは上越線の途中にある駅で群馬県の最北端の駅になります。
そのことよりも、下り新潟方面行きのホームが新清水トンネルの途中にある駅として有名で
地上にある駅舎まで462+24の階段を登らねばならず10分程度かかります。
「日本一のモグラ駅」の異名があり「関東の駅百選」にも選ばれています。
いろいろな雑誌やマンガで紹介もされていて一度訪問したいと思っていましたが、今回よう
やく念願かなって訪問できました。


〇土合駅の駅名盤とホーム。奥に見えるのがかつてのホームで待合室もあります。


トンネル内の駅なのでもっと狭いと想像していたのですが、ホームに降りると思ったよりも
広いのに驚きました。そして地上に向かう階段がドーンとあり、話通りのすごい駅だと実感
しました。

そしてがんばって階段を登り始めました。5段上がって少し広いところがあってまた5段上
がっての繰り返しで登っていきます。途中には休憩用のベンチもあります。そうして約10
分、ようやく462段を登り終えました。しかし駅舎にはまだ着きません。ここからまた通
路を歩き、さらに24段の階段を上がってようやく駅舎に着きます。


〇土合駅の駅舎。大きくておしゃれな駅舎です。待合室も広いです。残念ながら無人駅です。


〇駅舎にはこんな看板がかかっています。


駅舎は三角屋根の山小屋風で、谷川岳の玄関口であることからこのような駅舎になったよう
です。写真を撮ったポイントから左を見るとさっき通った通路があり、トンネル内のホーム
は反対の山の中にあります。


〇こちらは上り東京方面行きホーム。こちらもかつては追い越しができました。


どうしてこんなに離れたところに駅舎があるのかというと、この駅舎の裏側、つまり地上に
もホームがあります。こちらは現在上り東京・高崎方面行きのホームとして使用されていま
す。かつて上越線は単線で、土合駅も地上にしかホームがありませんでした。昭和42年に
複線にする際下り新潟方面行きに新清水トンネルを掘削し、この時にトンネル内のホームが
できたわけです。駅の部分のトンネルが広くなっているのは、この駅で追い越しができるよ
うになっていたためです。今はかつての追い越し線にあわせてホームが作られています。
ちなみにこのトンネル内のホームでドコモの携帯のアンテナが3本立ちます。これも驚きで
す。

いろいろ書いてきましたがこの駅のすごさはやはり行ってみて体験しなければわかりません。
列車の本数がかなり少ないのが難点ですが、一度訪問されてみることをおすすめします。