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時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

わたし、眺めるひと

2007-05-13 | 仏蘭西探訪(20区内)


以前にも登場した10区のサン・マルタン運河に行ってきた
なんとなんと
2時間30分(14ユーロ)にも及ぶ運河の遊覧船ツアーがあるらしい



でもだね・・・
広々とした運河の遊覧だけならいいけど
写真にアップしたみたいに
一部地下にもぐるみたいなのだよ
この地下水路を通るために
運河の水位を3段階にわかて下げて・・・



正直
汚いんだこれが!
それにトンネルの中
臭そう・・・



運河沿いを散歩した方が無難
と小生は判断致しました
映画『アメリー』の主人公アメリが水切りした鉄橋があるそうな・・・
どれだか判らなかったけど…



ランチをしたあのcaféは
オープンテラスに変身して
地元のパリっ子達で賑わってました


鉄コン筋クリート

2007-05-12 | 映画


見てきました
フランス語のタイトルは「AMER BÉTON」

義理と人情とヤクザの“地獄”の町≪宝町≫
自由に飛び回る≪ネコ≫=2人の少年
クロとシロのたった1つの住処

しかしそこへ
開発という名の地上げ、ヤクザ、暴力
実態の分からぬ“子供の城”建設プロジェクト
不気味な3人組の殺し屋の影
そして
≪ヘビ≫と呼ばれる男が現れ
町は不穏な空気に包まれる



宝町が大きく動く時
2人の運命も大きく揺り動かされ…

何かが起こっている?
大人はなんでも踏みにじる
大人はなんでも取り上げる
大人はいつも本当に必要なものを間違える──
なぁ、何を信じる?

人間の心に潜む
シロとクロ
光りと影
善と悪

アニメとは言え深い



「心配ないよ。シロは俺が守るから。俺たちの、この街もな」
「クロのたりないネジ、シロが全部持ってる」

二人でひとり
二人で一つ
離れていてもシンクロするシロとクロ

子供がまぁ~なんと軽々と空を飛ぶことか!
子供の背中には
羽が生えているのか?
心が縛られていないから
地に足が縛られないのか?

あの跳躍力
自由な生き方
破天荒で非常識で
大人には理解できない

でも
純粋に生きている
二人の姿は
心に響く



純粋だからそこ
必要以上に悩み傷つき打ちのめされる

・・・

斜め前で
かったるそうに見ていたムッシュが
段々姿勢を正し
映像に見入っていく様子が興味深かった

エンディングが始まると席を立って帰っていくフランス人も
最後の最後まで誰一人席を立たず
見入っておりました



来週は
オダギリジョー&仲間由紀恵の「SHINOBI」
再来週は
ジョニー・デップの「パイレーツ・オブ・カリビアン3」
見に行きます

フランスにいるのに
フランス映画全然見てない・・・



画像 goo映画より引用

スパイダーマン3

2007-05-06 | 映画


スパイダーマン3見てきました
2は見てないんだけど結構面白かったよ
映画館は
朝一だったから結構空いていたし…
でも
次の回も
人あんまり並んでなかった

日本では
満員御礼なのかな?



順風満帆の生活をこのまま続けられるのかと思ったら
宇宙からの?謎の生命体に取り憑かれちゃうピーター
この謎の生命体と言うのが
人間のダークな部分を増長させるらしく
ピーターが復讐と憎しみの感情に支配されたブラック・スパイダーマンになってしまうのです



隕石らしきモノに付着していた?
謎の生命体によるとは言え
きっかけはどうあれ

人の心に潜む善と悪が描かれてて
正義のヒーローが
悩めるヒーローになるってところも興味深かったなぁ~
ただ
親友ハリーとの確執
恋人MJとのすれ違い
伯父さんを殺したという真犯人が
遺伝子操作?でミュータントになっちゃたり
フリーカメラマンとのいさかいetc...

かなりテンコ盛りの内容で
詰め込みすぎ?って感じもしたけどね



宇宙から来たらしい謎の生命体って
神様には弱いらしいよ
この発想は笑えた


映画見ればわかります



スパイダーマンでは
全編を通して
年長者の言葉がとても深い意味を持っている

亡き伯父さん
伯母さんしかり
執事さんひかり

執事が
ハリーに父親の真実を伝えるのがちょっとぉ~
もっと早く教えてあげてよ


ハリー可哀相だよ…あれじゃ




それと
ピーターが
ブラックスパイダーマンになってる間
彼の行動はかなり変な人でした
ちょっと…危ない人だった
ネジが外れたというか
自意識過剰で
踊りながら街中闊歩するところなんて…
危ない人だよあれは・・・



最終的には
落ち着くところに落ち着いて
ハッピーエンドでエンディングというのは
ハリウッド映画だね



5月23日から
パイレーツオブカリビアが公開されます
こちらも楽しみです
それまでは
日本の友人が送ってくれた
今年の1月から放送されてたテレビドラマに
ハマるとしよう



Printempsの屋上から

2007-05-05 | 仏蘭西探訪(20区内)


オペラ座の後方にある
プランタンの屋上に行ってみた
VERNON行きの列車に乗るまでちょ~と時間があったんで


日本のデパートだと
子供さん達エリアですが
プランタンの屋上はちょいと違う



以外に小奇麗なカフェテリアがあって
ランチメニューもなかなかよさそうでした

カフェで何も買わなくても勿論OK
テラスにも出れますからご心配なく(って何の心配)

ちなみに
小生は
コーヒー片手に外のテラスで一休み



ギャラリー・ラファイエットの屋上も
なかなかよい展望らしいが
どうです? ここ
なかなかど~して


捨てたもんじゃない(って誰も捨てない)




凱旋門
エッフェル塔
オペラ座
ポンピドーセンター
そしてモンマルトルの丘に見えるは
サクレクール寺院


お金をかけなくても
こうしてパリを一望することが出来るんですね~


テーブルに地図広げて
結構真剣にチェックしてしまいました



とは言っても
我がステュディオ近くにある
アンドレ・シトロエン公園の‘気球’
これには
いつか そう いつか
乗らにゃ~

心に誓ったσ(^^;) です

いつも下から見上げるばかりじゃ
つまりませんからね



クロード・モネの町へ

2007-05-03 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


パリ・サン・ラザール駅からSNCFに乗ってVERNON
そこからバスに乗ってGIVERNYまで足をのばした
片道1時間あまりの小旅行
恥ずかしながら
SNCFの窓口でチケット買ったのもこの列車に乗ったのも初めて…

改札もある様でないし
車内でのチケット拝見もなく
後から考えれば
無賃乗車が可能だったかも



小心者のσ(^^;)
キチンとチケットを購入して乗車致しました

 

VERNONの駅周辺は
とてもコジンマリした小さい駅でした
そこに周遊バスが2台
列車の到着時刻に合わせて駅前の広場でお出迎え
駅から15分程でGIVERNYに到着



ここは
印象派を代表する画家クロード・モネが晩年を過ごした町
モネが無名だった40代から86歳の人生の最期の時まで過ごした
家と庭園がある町



私が訪れた日は
週末とあって観光客も多かったけれど
空は限りなく高くそして青く
木陰では心地よい風が体を包んでくれた



モネもこうして
窓からこの庭を眺めていたのだろか
眩しいくらいの太陽の光と
その光りをうけて輝く花々

都会の喧騒から隔絶されたこの空間に
モネは身を置いて
日々作品制作に没頭したんですね



四季折々の花が咲く庭園は
モネ自身が
自ら作り上げたものらしい
一人で


結構広いですよ
手入れもさぞ大変だったことでしょうね



名作『睡蓮』を生んだと言われる庭は
花の咲く4月から10月のみ一般公開されているみたいです
でも
寒い冬
この庭が雪の白一色で覆われた景色も
さぞ美しかろう
と思った次第です



蓮の花が咲く時季は
5月から9月にかけてらしいのですが
残念ながら
池には睡蓮の葉しか浮いてませんでした
でも
オランジェリー美術館でみた
『睡蓮』を思い浮かべながら散策させて頂きました



ところで
睡蓮(すいれん)と蓮(はす)って
なかなか区別がつかないけど
わかります?

仏教では釈尊が蓮の上で瞑想する絵が描かれますよね
ヒンドゥー教の神話やヴェーダやプラーナ聖典なんかでも
蓮は特徴的なシンボルとして登場してる

でも
『睡蓮』より『蓮』の方が親近感があるかな?

太陽と月に背いて

2007-05-01 | 仏蘭西探訪(20区内)
 

左岸6区
19世紀後半のフランスの詩人ポール・ヴェルレーヌの家
フランスの象徴派詩人ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボーと共に
結婚してまもないのに
妻を置いて美少年ランボーと
イギリス・ベルギー・北仏などを放浪してしまったのです彼は・・・




映画「太陽と月に背いて」では
このお二人の禁断の愛を描いております
ちなみに
レオナルド・ディカプリオがランボーを演じてました



後にヘミングウェイが仕事部屋として借りた場所でもあるそうです
室内は見学できないのですが
思うに現在もアパルトマンとして
どなたか借りているのでしょうか…
サンテティエンヌ・デュ・モン教会そばにあります



こちらが
パンテオンの裏にある
サンテティエンヌ・デュ・モン教会です
ポール・ヴェルレーヌの葬儀が行われた教会でもあります

この外観に落ち着いたのは17世紀
物見櫓のような後方の塔がユニーク



地球の歩き方によりますと
ジュヌヴィエーヴとは
時代は5世紀…蛮族のパリ侵入に際してこの地を守って活躍した女性で
パリの守護聖女(パトローヌ)とあがめられた聖人のお名前だそうです


この聖女が永遠の眠りについているのが
この‘サンテティエンヌ・デュ・モン教会’なのであります