忍
2007-05-19 | 映画
日本では
すでに2005年に公開され
DVDも発売になっていると思われる映画「忍」を見てきました
(このあと、「ZODIAC」も・・・)
この作品がパリで上映されたってことは
オダギリジョーさんの「蟲師」も上映される可能性大かも
ちょっと期待してたりして
相変わらず
フランス映画を見ようとしない私
*あらすじ
天下分け目の関ヶ原の決戦で勝利を収め
江戸に幕府を開いた将軍・徳川家康
長い戦乱を治め、泰平の世作りを始めた家康は
将軍職を嫡子・秀忠へ譲り駿府へ退いた後も政権を握り
天下統一を目指して争いの芽を摘み続けていた
そして誰もが平和を感じはじめた1614年
人里離れた二つの里に、家康の影が迫り寄る
伊賀・鍔隠(つばがく)れと甲賀・卍谷(まんじだに)
400年の昔より
人智を超えた不思議な術を持つ忍者を作り出してきた二つの里
もともと犬猿の仲であった伊賀と甲賀は
初代・服部半蔵との約定により
術を交わすことを禁じられていた
両里は接触を避け
長きに渡り平穏が続いていたが
家康のブレーン南光坊天海の策略が余りにも皮肉な形で二つの忍を引き合わせる
伊賀・鍔隠れの党首・お幻の孫である朧
甲賀・卍谷の党首・弾正の跡継ぎ・弦之介
互いの身分を知ることなく出会い
運命的な恋に落ちる
が
宿命とも言うべき悲劇が二人を引き裂こうとしていた
天下人・家康からの指令
伊賀と甲賀、それぞれ兵(つわもの)5を選び
5対5の戦いをすべし
勝ち残った一人の忍が駿府に登城せよ
伊賀者が勝者となったなら竹千代を次期将軍に
甲賀者が勝者となったなら▲◎□×(忘れた)を次期将軍にすると・・・
<伊賀者>
朧
蓑念鬼(みのねんき)
夜叉丸
蛍火
薬師寺天膳(やくしじてんぜん)
<甲賀者>
弦之介
室賀豹馬(むろがひょうま)
筑摩小四郎(ちくまこしろう)
如月左衛門(きさらぎさえもん)
陽炎(かげろう)
この指令の真意を疑うは弦之介のみ
が
伊賀vs甲賀の戦いが始まる争忍の禁は解かれ
計10名の精鋭たちの壮絶な戦いが始まった
南光坊天海の真の策略とは
超人的な秘術を駆使した戦いが繰り広げられる中
敵同士となって再会する朧と弦之介
二人の愛の行方は
そして双方の忍達の未来は
原作 山田風太郎「伊賀忍法帖」
1982年に、真田広之主演で映画化されております
真田氏ファンの私は、当然拝見させて頂いております
「忍」は、「伊賀忍法帖」を原作にはしておりますが
かなり・・・
はっきり申しまして
原作とはかけ離れた感じです
山田風太郎氏の作品も
一応読破している小生には
かなり・・・いえ
相当ギャップがございました
けど・・・
これはこれで面白かった
所詮
夢の中でしか共に生きることの出来ぬ我ら
そう呟く朧に
朧・・・諦めるな
共に現世で生きることを
泰平の世ならばこそ
無用な戦いは避け双方が生きる道を模索しようとする弦之介
最後の戦い
朧VS弦之介
弦之介に対し唯一の秘技が使えない
「来い!」
弦之介の叫びに、短剣のみで弦之介に切りかかる朧
朧の刃をかわすことなく
無常にも朧の短剣の切っ先は
愛する弦之介の胸に突き刺さる
残された伊賀と甲賀の民の未来を託し死する男
残された伊賀と甲賀の生きる道を切り開かんと駿府城へ登城する女
男は死して女への愛を貫き
女は生きて愛を貫く
なんだか
この展開って映画「あずみ」の‘なち’と‘あずみ’っぽい・・・
朧役の仲間由紀恵さん美しゅうございました
弦之介役のオダギリジョーさん悩める若き党首・・・かっこよかったっす
南光坊天海の真の策略も見抜き
伊賀・甲賀の未来をも予測し
自らの死に場所を求める冷徹な
策士 薬師寺天膳が語る
この世の無常も深かった
双方の兵たちの戦いや
朧と弦之介の絡むシーンがもう少し欲しかったかな
あらすじは
CINEMA topicsonline
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3896
を参考にしてます