時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

吉原裏同心39 ~蘇れ、吉原~

2023-12-19 | 読書
寛政五年十一月
江戸を見舞った大火事の後
吉原に大勢の客が押し寄せる
その正体を巡り
会所八代目頭取四郎兵衛と
一人二役の裏同心神守幹次郎は苦悩する
さらに
困窮する切見世女郎らを救うため
幹次郎の密命を帯びた澄乃を
これまでにない危機が襲う!
新たな敵が触手を伸ばす中
吉原を苦境から救い出そうとする廓の人々
それぞれの祈りが交差する



上手く利用すれば
莫大なお金(財源)を
確保できる吉原を
大奥や幕閣が
何としても
手中に治めたい
意のままに動かしたい
と思うのはわかる
となれば
神守幹次郎こと
吉原遊郭八代目四郎兵衛と
対立する展開が
必然的に
描かれることになる訳です
ですが
今回の
慶長小判騒ぎは
ちょっと
あんちょく過ぎませんか?

役人のくず代表
南町奉行所隠密廻り同心
村埼季光も
毎回
不快な気分になるので
消えて欲しい~~

神守幹次郎が
吉原遊郭八代目四郎兵衛を兼ねる
一人二役
これが
神守幹次郎の
躍動感ある活躍と言うか
活躍が
抑圧されている?
年齢を重ね
神守幹次郎の行動パターンが
落ち着いてきた
と言うのもあるんだろうけど…

加門麻さんも
柘榴の家で
幸せに
暮らしているのは良いことだけれど
ストーリーに
絡んでこなくなってるのも
気になる

今回
吉原会所が中心になり
炊き出しをするために
女裏同心・嶋村澄乃が
非人溜の元で
暮らすと言う展開とか
必要?
何故
澄乃さんなの?
そろそろ
終わりにした方が
良い気がします
長く
続ければ
良いと言うものでは
ないのです

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