時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

我が至上の愛~アストレとセラドン~

2009-02-24 | 映画
5世紀
ローマ時代

純粋な愛を育んでいた
羊飼いの少女アストレと青年セラドン

お互いの両親が不仲であるため
両親も参加する祭の日は
別の女性と踊って欲しいと
アストレは
セラドンに頼むのです

祭の当日
約束通り
別の女性と踊っているセラドンを見かけたアストレは
セラドンが
演技ではなく本気(マジ)で
他の女性に本気になってしまったと
勝手に思い込み
彼を非難します

セラドンは
当然の事ながら
アストレの誤解を解こうと試みますが
アストレはあろう事か
「私の前にもう二度と現れないで欲しい」
とセラドンに言ってしまいます

アストレへの深き愛ゆえに
絶望したセラドンは
「アストレに会えないのであればいっそ死んでしまおう」
と川に身を投げてしまうのです

精霊とドルイド僧が住む下流の森では
僧侶の予言の鏡に
溺れて横たわるセラドンの姿を見つけたニンフたちが
セラドンを助けに行き向かっていました

セラドンは一命を取り留め
彼女たちの城へと連れて行かれます

その端麗なる容姿から
マダムに気に入られ
城で暮すよう命令されるセラドン…
鬱々とした日々を
城で過ごしていましたが
彼を兄のように慕う
レオニードの計らいで城から脱出します

しかし
アストレの
「私の前にもう二度と現れないで欲しい」
という言葉を忠実に守るセラドンは
彼女のいる村には戻らず
森で暮らし始めます



一方村では
セラドンが死んでしまったと
思い込んだアストレが悲しみに暮れています

そんな彼女を友人たちは励まし
僧侶が主催する祭に一緒に出かけます

祭へ向かう途中
セラドンが描いたと思われる
自分をモチーフにした絵を見つけます

セラドンは生きている?

その後
道に迷ってしまったアストレたちは
森で一夜を過ごします

翌朝
偶然にも森の中で
アストレたちに出くわしたセラドンは
眠る彼女に
思わず口付けしようとします

しかし
セラドンは
目を覚ましかけたアストレに動揺し
すぐにその場から逃げ出してしまうのでありました

そんなセラドンを
不憫に思ったレオニードと僧侶は
アストレに会う機会を
彼に与えようとします

「私の前にもう二度と現れないで欲しい」

というアストレの言葉を忠実に守ろうとする想いと
彼女にどうしても会いたい
という想いが交錯する中
セラドンは
ある方法でアストレに近づくのです



フランスに戻る前日
銀座テアトルシネマで見たんですよ…
途中退場したカップル数組(笑)

その気持ち
解かるよ~うんうん

自分から
他の女と踊れって言ったくせに
逆切れする女と

それな死んでしまおう
と身投げする男…

おいおい

セラドンを演じているアンディー・ジレは
モデル出身の美形若手俳優さんらしいんですけどね
めちゃデカイんです
それに結構ごっつい
なのに
劇中
ななんとぉ~
女に化けてアストレに近づくんですね~
無理があります

僧侶の館が
招待客で一杯になり
僧侶の娘に化けたセラドンと
アストレとその女友達
そしてレオニードが
同じ部屋で休むんですけど

翌日
何を血迷ったか
セラドンは
アストレの服を着るんですよ
彼女の香りが
無性に恋しいんでしょうね~

その上
セラドン…
女装してるって事忘れてるのか
本能むき出し(笑)
レオニードは
事情を知っているから良いとして
もうひとりの友人の目には
完全にレズビアンの世界


突拍子もないストーリー展開に
唖然とするしかない!

なんか笑える

この映画上映するなら
ギャスパー・ウリエルの
ジャクー・ル・クロカン上映してよぉ~



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