時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 上 13

2012-04-03 | 読書
宿敵ザラこと
アレクサンデル・ザラチェンコと対決した
リスベット・サランデルは
相手に重傷を負わせたものの
自らも腰と肩
そして致命傷とも言うべき頭部を撃たれ
瀕死の状態に陥ってしまった

修羅場と化した現場に駆けつけた
ミカエル・ブルムクヴィストの手配で
リスベットとザラチェンコは
サールグレンスカ大学病院に搬送される
リズベットは
外科医アンデルス・ヨナソンと
脳研究の権威であるアメリカ人医師
フランク・エリスによって一命を取りとめる

だが
彼女を拉致した金髪の巨人
ロナルド・ニーダーマンは逃走
この事件は
公安警察特別分析班の元班長
エーヴェルト・グルベリに衝撃を与えた

特別分析班は
政府でも知る人の少ない秘密の組織で
ソ連のスパイだったザラチェンコの亡命を
極秘裡に受け入れ
彼を匿ってきた
今回の事件がきっかけで
それが明るみに出れば
特別分析班は糾弾されることになるからだ

グルベリは
班のメンバーを集め
秘密を守るための計画を立案する
その中には
リスベットの口を封じる
卑劣な方策も含まれていた


前作の最後で
頭に銃弾を打ち込まれながら
後遺症もなく
驚異的な生命力で回復しつつあるリスベット…
ミカエルの登場により
一命を取り留めたとは言え
身動きの取れないリズベットと違い
ザラが
歩いてリズベットの病室までこれると言うのは
かなり怖かったです
とは言え
以外にも早々と
ストーリーから消えました
そのあっけなさときたら…

今回は
公安警察内部に潜む闇の組織との対決!
ミカエルの妹であり
弁護士でもあるアニカ
警備会社社長アルマンスキー
リスベットの元後見人パルムグレン
雑誌ミレニアムのスタッフ達を加えた「狂卓の騎士」が
リスベットを救おうと立ち上がります
ヨナソン医師も心強い味方です

勿論
リズベットも本領発揮!?
ただおとなしく病室のベットで寝ておりません!
公安とミカエルの
二重三重のスパイ工作もさることながら
リスベットのPC仲間
ハッカー共和国のメンバーも登場し
いよいよ
クライマックス
下巻へと話が進みます

しかし…
ミカエルは
雑誌「ミレニアム」は
この事件をどう発表するんのでしょう
いやむしろ
著者であるスティーグ・ラーソン氏は
どうまとめたのでしょう

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