時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

サン・ジャン大司教座聖堂

2008-05-09 | 仏蘭西探訪(郊外/地方)


聖ポタンと聖イレネにより築かれ
ローマ・ガリア人の最初の殉教者達の血によって
聖なる教会とされる
5世紀ころから
リヨンのキリスト教団体は
ソーヌ川沿いにいくつかの教会を建てはじめ
現在の聖堂の建築は
12世紀に着手される

聖堂の全長    80,00m
聖歌隊席の長さ  20,00m 24,30m
身廊の幅     19,30m
身廊の全長    26,00m
身廊の高さ    32,50m
正面鐘塔の高さ  44,00m


               サファード

1480年完成
透かし彫りの入った2つの欄干によって
上下二部に区切られている
1756年に取り付けられた
木造の三枚の扉の周りには
280の小さな四つ葉飾りが施されている
中央左に法王ピオ7世の紋章
右にルイ11世の紋章がある

上方部中心にある第三角形底辺部の
各サイドに
マリア像(右)
天の父なる神像(中央)
大天使ガブリエル像(左)
がある

その下部に
1392年に完成された
フランボワイヤン様式の
大きなバラ窓がある


                         二人のアダム物語
袖廊のバラ窓は
二人のアダム物語
天使に囲まれたキリスト
洗者聖ヨハネの生涯
聖エティエンヌの生涯
と幾つかある


               天文時計

14世紀に造られ1572年と1660年に改装される
毎日正午、14時、15時、16時に
からくり人形の動きと共に
音楽を聴くことが出来る

高さ 9.35m
幅  2.20m

 

1841年に制作された大オルガン
以前は
他の場所にあったが
1935年現在の位置に移動
1928年にエドワード・コメットが
世界初のオルガン演奏の録音をここで行う

オルガンの下にあるのは
ベローニ作「幼きイエズスの聖テレジア像」
黄金色の祭壇は16世紀のもの

 

聖母像は
カノバの弟子、マキシリミアン作(19世紀)
後ろのステンドグラスは
聖堂最古のもの


                                       内陣

円天井の元までが
ロマネスク様式の造り
天井は
ゴシック建築特有の対角線リブとなっている
上下各7つの窓に
13世紀のステンドグラスがはめられている

解説は
「見学の手引き」より引用しました
この手引き
無料ではございません
0.50€です

ノートルダム・ド・フルヴィエールバジリカ聖堂
を見た後では
どうしてもその絢爛豪華さでは
見劣りしてしまいますが
1986年10月5日には
法王ヨハネ・パウロ2世の訪問された
由緒ある聖堂であることには
違いございません

内部では
写真付きの解説プレートがあり
それを読みながら
ステンドグラスを見ることが出来るようになっています
(フランス語ですけど…)



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